ビジネス法務2026年2月号
定価（紙 版）：1,850円（税込）
発行日：2025/12/19
- 本の紹介
- 【特集１】
株式会社の「機関設計・運営」実務トレンド
企業経営の根幹をなす会社法上の機関設計や運営。その論点は，今般の改正議論や投資環境の変化等で浮上してきたテーマや，あるいは，従前から引き続き重要であり続けるテーマなどさまざま挙げられます。
そこで，本特集では，株式会社の「機関設計・運営」に関する論点のうち，特に近日に話題となっている実務のトレンドを中心に取り上げ，解説します。
・機関設計をめぐる近時の議論と選択の視点
三笘 裕／壱岐祐哉
・社外取締役増加をふまえた取締役会の運営
奥山健志
・社外取締役のサクセッションプランと取締役会の実効性向上
本村 健／坂東大聖
・利益相反・関連当事者取引に関する実務上の留意点
松本真輔
・海外グループ会社管理における留意点
吉田武史／富本聖仁
・株主総会実務に関する最新動向
生方紀裕／野村賢太郎
・IR/SRに関連する機関運営上の論点
小川周哉
【特集２】
法務とプレスリリース
新商品開発やM&Aの際など企業がプレスリリースを行う機会は多岐にわたり，その際，景品表示法やインサイダー取引規制など各種法規制への対応が求められます。さらにはプレスリリースにおいては表現の仕方が企業価値に直結することもあるところ，開示のタイミングや伝え方への配慮も不可欠です。そこで本企画では，プレスリリースの類型別に法務部門が押さえるべき実務対応を，主に表現の問題を主題としつつ解説します。
・プレスリリースと企業価値
――株主対話・人権問題への対応
浅見隆行
・プレスリリースと危機管理
――不祥事の際の開示判断と伝え方
原 正雄
・プレスリリースと広告規制
――景表法・薬機法を中心に
渡辺大祐
・プレスリリースと訴訟リスク
――裁判例に学ぶ法的責任と判断基準
佐藤安紘
・プレスリリースとM&A開示
――外部要因への対応
早川明伸／石崎仁紘
【座談会】
法務パーソンの読書術
──AI時代の「選ぶ」「読む」「活かす」
石井隼平／上野陽子／松尾剛行／幅野直人／はるか
【地平線】
記者が見たM&A仲介ビジネスの死角
藤田知也
【TrendEye】
「科学とビジネスの近接化」時代の研究開発税制
堀田善之
【時事を斬る】
子どものSNS規制
──世界の潮流からみるわが国の方向性
八代英輝
【実務解説】
・改正下請法（取適法）関連規則・運用基準の要点
柿元將希
・スタートアップへの成長資金の供給促進に向けた政策的な取組み
有吉尚哉
・公正証書作成手続のデジタル化
吉賀朝哉／三浦 武
【特別収録】
・ビジネス実務法務検定試験Ⓡ３級演習問題