法人税の実務Q&Aシリーズ同族会社
- 書籍品切れ中
- 本の紹介
- 中小企業の大半を占める同族会社をめぐり、その判定や取引上の注意点はもとより役員や株主との関係、グループ法人税制、事業承継、株式評価の問題まで具体的な事例によるQ&Aで解説。
目次
法人税の実務Q&Aシリーズ
同族会社
目次
第1章 同族会社とは
Ⅰ 同族会社とは
Q1 同族会社の定義
Ⅱ 同族関係者について
Q2 同族関係者となる個人の範囲
Q3 同族関係者となる法人の範囲
Ⅲ 同族会社判定の具体例
Q4 株式の所有割合による判定(個人のみのケース)
Q5 株式の所有割合による判定(法人のケース)
Q6 議決権割合による判定
Q7 同一の内容の議決権を行使することに同意している者がある
場合
Ⅳ 同族会社におけるみなし役員について
Q8 使用人であっても役員とみなされる場合
Q9 株主グループの所有割合によりみなし役員に該当する場合
Ⅴ 特定同族会社の概要
Q10 特定同族会社の概要
第2章 同族会社における役員給与
Ⅰ 役員給与の支給方法
Q11 役員給与の支給方法
Q12 利益連動給与
Ⅱ 親族に支給する賞与の取扱い
Q13 役員の範囲
Q14 使用人兼務役員
Ⅲ 役員給与に係る特別な取扱い
Q15 過大役員給与
Q16 経済的利益
Q17 課税されない経済的利益
第3章 特定同族会社の特別税率
Ⅰ 特定同族会社の概要
Q18 特定同族会社とは
Q19 被支配会社とは
Q20 被支配会社でない法人株主による支配
Ⅱ 留保金課税の計算
Q21 留保金課税の計算方法
Q22 当期留保金額とは
Q23 留保控除額と計算例
第4章 同族会社等の行為又は計算の否認
Ⅰ 同族会社等の行為又は計算の否認の概要
Q24 規定の内容
Q25 同族会社にだけ適用がある理由
Q26 不当に減少させる場合
Ⅱ 具体的な判断等
Q27 同族会社に該当するかどうかの判定の時期
Q28 判例の検討
第5章 勘定科目別に見た同族会社の実務上の注意点
Ⅰ 保険料
Q29 養老保険・定期保険
Q30 定期付養老保険
Q31 長期平準定期保険,逓増定期保険
Ⅱ 福利厚生費
Q32 社葬費用の取扱い
Q33 レクリエーション費用の取扱い
Ⅲ 交際費
Q34 渡切交際費
Q35 ゴルフ会員権の購入
Ⅳ 寄附金
Q36 社長の出身校に対する寄附金
Q37 債務免除
Q38 子会社の整理
Q39 子会社に対する無利息貸付け
Ⅴ 受取家賃
Q40 役員社宅の家賃の設定
Q41 役員社宅に業務上使用する部分がある場合
Ⅵ 罰科金等
Q42 役員に課された交通反則金
Q43 役員がおこした事故にかかる損害賠償金
Ⅶ 海外渡航費
Q44 海外渡航費の取扱い
Q45 同伴者がいる場合の海外渡航費
Q46 業務遂行以外の海外渡航費が含まれる場合
第6章 会社と役員間の取引上の注意点
Ⅰ 会社法上の注意点
Q47 利益相反取引
Q48 利益相反取引を行う場合の手続
Ⅱ 同族会社と役員との間の不動産取引
Q49 土地の譲渡に関する注意点
(会社から役員への土地の低額譲渡)
Q50 土地の譲渡に関する注意点
(役員から会社への土地の低額譲渡)
Q51 建物の賃貸借に関する注意点
Ⅲ 同族会社の役員との間の土地賃貸借取引
Q52 権利金の授受がない場合
Q53 相当の地代
Q54 無償返還の届出がある場合(法人地主)
Q55 無償返還の届出がある場合(個人地主)
Ⅳ 同族会社と役員との間の債権債務等
Q56 金銭の貸借取引等に関する注意点
Q57 会社が役員から金銭を借りる場合の利率設定
Q58 役員が会社から金銭を借りる場合の利率設定
Q59 会社が代表者から受けた債務免除
Q60 会社に対する保証債務を履行した場合
第7章 同族会社の株主としての課税関係
Ⅰ 同族会社の株主としての課税関係
Q61 みなし配当課税を受けるケース
Ⅱ 現物出資
Q62 土地の現物出資
Q63 債権の現物出資
Ⅲ 同族会社と株式
Q64 株式の有利発行による増資
Q65 相続人への株式の売渡し請求
Q66 譲渡制限株式の譲渡に係る会社法の手続
第8章 グループ法人課税の概要
Q67 グループ法人課税の対象となる法人
Q68 グループ法人間の資産の譲渡取引
Q69 グループ法人間の寄附金・受贈益
Q70 グループ法人間の受取配当金
Q71 大法人の100%子会社における中小企業特例措置の不適用
第9章 同族会社の株式の評価
Q72 株式評価が必要になる場面
Q73 原則的評価方式と特例的評価方式の区分
Q74 会社の規模による評価方式の判定
Q75 純資産価額方式における留意点
Q76 類似業種比準価額方式における留意点
Q77 所得税・法人税における評価額
第10章 事業承継に係る制度の概要
Ⅰ 経営承継円滑化法の概要
Q78 円滑化法の概要
Q79 遺留分特例としての円滑化法
Ⅱ 事業承継税制の概要
Q80 事業承継税制の概要
Q81 相続税の納税猶予手続要件
Q82 相続税の納税猶予額の免除等
Q83 贈与税の納税猶予手続要件
Q84 贈与税の納税猶予額の免除等
Q85 贈与税の納税猶予から相続税の納税猶予へ
著者プロフィール
【編者紹介】
税理士法人 熊谷事務所
代表社員 熊谷安弘
社 員 吉岡幸治
昭和51年1月 熊谷安弘税理士事務所として事務所開設
平成15年1月 税理士法人に改組
【主な著書】
『実例 不動産の税金対策』(日本経済新聞社)
『暮らしの税金辞典』(ぎょうせい)
『法人税の手ほどき』(日本経済新聞社)
『株式の評価』(中央経済社)
『外形標準課税の知識』(日本経済新聞社)
『自分でできる消費税の申告』(日本経済新聞社) ほか