緊急時のビジネス実務―事業別、担当業務別のリスク対応
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株式会社ワールド・ヒューマン・リソーシス 編著
平本 正則 編著
高田 享 編著
松浦 宗史 編著
発行日:2013/02/22
A5判 / 284頁
ISBN:978-4-502-06620-7
- 本の紹介
- 危機的状況下で企業はいかに「適法」かつ「臨機応変」に対応するか。大震災の反省をもとに、法務を中核とした新しいリスク対応策を、担当者の挙措動作に至るまで具体的に提示。
目次
緊急時のビジネス実務
事業別、担当業務別のリスク対応
目次
第1章 緊急時のビジネス実務とは
Ⅰ 緊急時の実務対応における適法性の確保1
─臨機応変と無秩序は違う
1 緊急時における臨機応変の実務対応
2 臨機応変と無秩序は違う
3 臨機応変の対応を可能とする『組織力(ちから)』の醸成・強化
Ⅱ 危機的状況への対処における法務知識の重要性3
─法的リスクに対する想定力と対応力
1 「法務」の機能
2 現場担当者にこそ要求される法務的リスクに対する想定力
3 実務的対応力のある法務とは
Ⅲ 緊急時のビジネス実務についての基本的な考え方
1 法的根拠に裏付けられた企業の危機管理
2 企業の危機管理のあり方
3 リスクマネジメント(危機管理の前対策)とは
4 危機管理の後対策とは
Ⅳ リスクマネジメントの実践
1 リスクマネジメントのプロセス
2 リスクの洗出し
3 リスクの分析と処理
4 結果の検証
Ⅴ 危機管理の後対策の実践
1 危機管理の後対策のポイント①―組織力(ちから)の醸成・強化―
2 危機管理の後対策のポイント②―責任者の育成と配置―
Ⅵ 危機管理対策の運営
1 危機管理の前対策と後対策の実施スケジュール
2 危機管理の後対策の必要性
3 危機管理の後対策実施の効用
Ⅶ 企業のクライシスコミュニケーション
1 企業を取り巻く利害関係者(ステークホルダー)
2 適時・適切な情報の伝達
第2章 緊急時のビジネス実務の実践
Ⅰ 緊急時の法務対策(ELP:Emergency Legal Plan)
1 企業規模を問わずに導入できるリスクへの備え
2 緊急時における現場の担当者の挙措動作を想定
3 研修等を通じた周知徹底
4 ELP の実践例
Ⅱ 企業の事業継続に対するリスクの洗出し
1 企業を取り巻く様々なリスク原因
2 企業が想定すべきリスク原因
第3章 事業別のリスク要因再点検(複合リスクにどう備えるか)
Ⅰ 製造業
1 調達不能にかかわるリスク
2 製品の品質等にかかわるリスク
3 工場等の操業不能にかかわるリスク
4 緊急時対応チェックリスト
Ⅱ 小売業
1 営業に支障が生じるリスク
2 商品の不具合にかかわるリスク
3 緊急時対応チェックリスト
Ⅲ 金融業
1 貸付金の回収不能にかかわるリスク
2 説明義務違反・不適切な勧誘等にかかわるリスク
3 緊急時対応チェックリスト
Ⅳ 建設・不動産業
1 工期の遅れ・完成不能にかかわるリスク
2 環境問題にかかわるリスク
3 業務の下請にかかわるリスク
4 談合にかかわるリスク
5 緊急時対応チェックリスト
Ⅴ 情報通信業
1 設備の損傷にかかわるリスク
2 情報セキュリティにかかわるリスク
3 緊急時対応チェックリスト
Ⅵ 物流業
1 営業に支障を来すリスク
2 貨物に関するリスク
3 事件・事故にかかわるリスク
4 緊急時対応チェックリスト
第4章 担当業務別のリスク要因再点検
Ⅰ 総務・広報
1 緊急時の対応
2 不祥事発覚時のマスコミ対応等
3 反社会的勢力への対応
4 緊急時対応チェックリスト
Ⅱ 営業・販売
1 顧客への納品の遅延または不能
2 顧客の信用低下
3 営業情報の漏えい・営業秘密侵害行為
4 贈収賄
5 緊急時対応チェックリスト
Ⅲ 人事・労務
1 自然災害による負傷等に対する労災保険適用の有無
2 停電や電力削減等への対応のための従業員の労働時間変更
(所定休日の変更・休日の振替)
3 労働時間の弾力的運用(変形労働時間制)
4 操業不能の状況下で労働者を休業させる場合の賃金支払いの
要否
5 事業規模縮小時の解雇
6 緊急時対応チェックリスト
Ⅳ 財務・経理
1 社内不正
2 従業員による業務上横領,使い込み
3 緊急時対応チェックリスト
Ⅴ 調達
1 調達遅延・不能
2 下請業者関係
3 緊急時対応チェックリスト
Ⅵ 研究開発
1 研究施設における事故・災害
2 他社の知的財産権侵害
3 緊急時対応チェックリスト
著者プロフィール
[編著者紹介]
株式会社ワールド・ヒューマン・リソーシス
(THE WORLD HUMAN RESOURCES CO.,LTD.)
株式会社ワールド・ヒューマン・リソーシス(WHR)は,専門性の高いプロフェッショナルを組織化し,企業の幅広いニーズに応えるシンクタンクである。
WHRは,高度な知識と資格を有する専門家に加え,あらゆる分野での豊富な実務キャリアのあるエキスパートがプロジェクトベースでコンサルティング・アドバイスなどを行っている。
WHRのコンサルティングは,企業経営の観点から採るべき「最適な解(ベストプラクティス)」を提案することにある。
- 担当編集者コメント
- お詫びと訂正はこちらから☞http://www.biz-book.jp/amendments/link_file/217