解雇改革―日本型雇用の未来を考える

  • 書籍品切れ中

大内 伸哉

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2013/11/22
四六判 / 236頁
ISBN:978-4-502-07690-9

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
解雇論議が再燃を見せる今、気鋭の労働法学者である著者が、日本の解雇法制の現状と問題点を丁寧に解説し、ビジネスの現場の論理を踏まえた実践的な提言を行います。

目次


解雇改革
日本型雇用の未来を考える

目次

 プロローグ

第1章 ここが問題,解雇ルール!
 1 問題提起
 2 本書の構成

第2章 いまのルールは,どうなってる?
 1 解雇とは何か?
 2 民法における解雇ルール―解雇自由の世界―
 3 解雇制限の幕開け
 4 法律で禁止される解雇とは?
 5 判例から法律へ!
 6 解雇制限はなぜ必要か?
 7 解雇は就業規則によっても制限されている
 8 小  括

第3章 企業も解雇はしたくない!
 1 合理的な解雇とは?―経済学の観点から―
 2 合理的な解雇とは?―法学の観点から―
 3 企業はなぜ解雇をしたがらないのか?
 4 企業が解雇に踏み切るのはどんなときか?
 5 退職強要はなぜ起こる?―解雇規制の副産物― 
 6 小  括

第4章 いま,岐路に立つ解雇ルール
 1 解雇ルールを支えてきた諸制度の変化
 2 格差問題
 3 経済環境の変化
 4 小  括

第5章 司法も解雇には厳しい!
 1 解雇ルールが厳格であるとは,どういうことか?
 2 人的理由による解雇
 3 経済的理由による解雇
 4 小  括

第6章 こんなに違う,他国の解雇ルール
 1 国際比較によると,日本は…
 2 世界的にも特殊なアメリカ
 3 ヨーロッパは日本と近い?
 4 小  括

第7章 新しい解雇ルールの提言
 1 解雇規制はどのような理由で正当化できるか?
 2 解雇を困難にしてきた事情
 3 日本の解雇規制に足りないもの
 4 適用除外とすべき対象
 5 金銭解決を導入すべきか?
 6 新たな解雇法制のグランドデザイン

終 章 改革実現に向けての課題は…
 1 解雇制限はなぜ必要か?
 2 分権的な規制モデル
 3 不明確性,厳格性,単線性をどう乗り越えるか?
 4 これからの課題

 エピローグ

 参考文献

 事項索引

 判例索引




著者プロフィール 大内伸哉(おおうち しんや)
1963年生まれ
1995年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了
現 在 神戸大学大学院法学研究科 教授
<主な著書>
『雇用社会の25の疑問(第2版)』(2010年,弘文堂)
『君は雇用社会を生き延びられるか』(2011年,明石書店)
『法と経済で読みとく雇用の世界』(共著:2012年,有斐閣)
『労働の正義を考えよう』(2012年,有斐閣)
『経営者のための労働組合法教室』(2013年,経団連出版)
『人事と法の対話』(共著:2013年,有斐閣)等






















著者紹介

大内 伸哉(おおうち しんや)

担当編集者コメント
日本の解雇法制は何が問題なのか、どう変わっていけば良いのか。
感情論で語られがちな「解雇」というテーマについて、解雇法制の沿革やビジネスの現場の実情などを踏まえ、正面から向き合った著者渾身の作です。
解雇法制のこれから、のみならず、雇用法制全体のこれからを考えるにあたって、本書の内容を知らずには始まらない、といっても過言ではないでしょう。