- 本の紹介
- 長期・安定投資による老後資金の作り方を解説。投資の基本的な考え方から、株・債券など投資対象ごとの投資方法、さらに運用資金の額毎に投資のやり方を具体的に説明します。
目次
内50歳からの「自分年金」づくり
目次
はじめに
第Ⅰ章 景気が良くなっても老後が安泰とは限らない!
1 預金をコツコツ貯めても目減りする
インフレの時代がやってくる
資産運用のやり方が180度変わる ……ほか
2 運用することで老後の生活は劇的に変わる!
2,000万円を3%で運用できれば毎年60万円のプラス収入
自分の生活は自分で守れ―国も企業もあてにならない
3 定年後にかかるお金を計算してみよう
生涯収入と生涯費用はどのくらい?
定年後の生活費はどのくらい必要か? ……ほか
4 多くのシニアが投資に失敗している
デフレの時代には投資で損をした人が多かった
これからはリスクをとらないことがリスクになる ……ほか
5 プライベート・バンキングは金持ちしか利用できない?
富裕層向けの特別なサービス
日本でも利用できるプライベート・バンキング
6 投資を始める前に…「投資環境」をよくみよう
今も世界経済はまだら模様
日本の投資環境はよくなりつつある ……ほか
7 どこにどんな投資をすればよいのか?
海外に目を向けるべし
分散投資のススメ:「ポートフォリオ」を組むことが重要 ……ほか
8 何から始めればいいのか?
まずパソコンが1台あればOK
インターネットで取引口座をつくる ……ほか
Column 年金の支給額はなぜ減少するのか?
第Ⅱ章 長期投資で「自分年金」をつくろう
1 「年金」は「自分」でつくろう
時間をかけてじっくりお金を増やす
投資を楽しもう ……ほか
2 投資に成功するためには?
銀行や証券会社から薦められても,必ず自分で内容を理解して
投資する
投資信託を薦められたときの注意 ……ほか
3 プロの投資家はこんなことをやっている
常に投資に専念できる環境にいる
プロはヘッジ方法を知っている ……ほか
4 成功のキーワードは「長期」「分散」「グローバル」
地道な努力で勝ちパターンをつくる
黒字を出し続ける会社の株価は長期的には上昇する可能性が高い
……ほか
第Ⅲ章 投資のコツは?
1 株式投資:グローバル企業に注目すべし
株はどうやって買う?
海外市場に目を向けよう ……ほか
2 債券投資:安定投資には不可欠な投資先
国がお金を調達するのが国債,会社がお金を調達するのが社債
価格変動が少なく安定運用に最適 ……ほか
3 不動産投資:中心部のマンションや上場REITを活用する 77
個人投資家には都心のマンションやREIT投資がオススメ
投資用不動産は表面の利回りに惑わされないこと:
REITのネット収益は高い ……ほか
4 投資信託:ETFを中心に投資する―手数料にも注意
種類が多いので商品をよくみることが重要
ETFはファンド・マネージャーの力量に左右されず手数料が安い
5 外貨投資:将来の円安リスクをヘッジしながら着実に収益を上げる
FXは長期の安定投資に向かない
資産を外国通貨に分散しよう ……ほか
第Ⅳ章 運用額ごとにみる50歳からの「自分年金」づくり
運用例1■ 50歳の時点で運用する資金がゼロの例
積立型運用で1,350万円を目指す
運用例2■ 運用資金が300万円の安全運用例
積立型運用と300万円の運用で1,800万円を目指す
運用例3■ 運用資金が300万円の積極運用例
積立型運用と300万円の運用で2,100万円を目指す
運用例4■ 運用資金が600万円の安定運用例
積立型運用と600万円の運用で2,400万円を目指す
運用例5■ 運用資金が600万円の積極運用例
積立型運用と600万円の運用で2,900万円を目指す
運用例6■ 運用資金が1,000万円の安定運用例
積立型運用と1,000万円の運用で3,100万円を目指す
運用例7■ 運用資金が1,000万円の積極運用例
積立型運用と1,000万円の運用で4,000万円を目指す
運用例8■ 運用資金が1億円の安定運用例その1
じっくり運用で1億7,500万円を目指す
運用例9■ 運用資金が1億円の安定運用例その2
3%運用で毎年300万円の安定収入を得る
運用例10■ 運用資金が1億円の安定運用例その3
相続税対策をしながら毎年300万円の安定収入を目指す
著者プロフィール
野瀬一成(のせ・かずなり)
1961年 神奈川県横浜市生まれ
1984年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
住友銀行(現三井住友銀行),日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)を経て,その経験を活かして独立,数多くのM&A,企業再生,経営コンサルティング,投資ファンド運用事業などを手掛けた。
実務の中で培ったビジネス,法務,税務等のノウハウと,株式だけでなく債券,為替,不動産等の幅広い知識と経験をベースに,時代の流れを的確にとらえた運用方法を構築してきた。
現在,㈱KMマネジメント代表取締役として経営コンサルティング,M&Aなどの実務に携わる傍ら,青山学院大学大学院非常勤講師(法学研究科)として教鞭を執っている。
【主要著書】
『オーナー会社の勝ち残りM&A戦略』(2011年,中央経済社)