起業家と投資家の軌跡―アメリカにおけるベンチャーファイナンスの200年
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- 今日までの約200年にわたり、アメリカ東海岸やシリコンバレーにおいて、投資家がいかにして新興企業に資金を提供したのか、ベンチャーファイナンスの発展と構造変化を考察。
目次
起業家と投資家の軌跡
―アメリカにおけるベンチャーファイナンスの200年
目次
まえがき
第1章 本書の構成とねらい
1 本書の目的
2 本書の視点
3 ベンチャーキャピタルの構成要素
4 アプローチ
5 制 約
第2章 19世紀の新興企業とファイナンス
1 アメリカの工業化
2 第二次産業革命と新産業
3 株式会社制度の拡大
4 19世紀における企業の資金調達
5 小 括
第3章 起業家とアメリカニズムの形成
1 起業家の誕生
2 起業活動におけるアメリカニズム
3 小 括
第4章 20世紀前半の新興企業とファイナンス
1 第二次大戦前までのアメリカ
2 20世紀前半の起業家
3 20世紀前半の投資家
4 金融証券市場の制約
5 ベンチャー投資組織の設立機運
6 小 括
第5章 戦後における投資組織の形成
1 ファミリー投資の組織化
2 ARD:世界初のベンチャーキャピタル
3 ARDの制約と限界
4 小 括
第6章 政府のベンチャーファイナンス
1 株式市場とIPOの推移
2 SBIC制度の発展と問題
3 小 括
第7章 西海岸の勃興
1 18世紀までの西海岸
2 エレクトロニクス産業の萌芽
3 第二次大戦後の起業家と投資家
4 小 括
第8章 西海岸における投資組織の形成
1 半導体,コンピュータ産業の形成と投資家
2 リミテッド・パートナーシップ
3 小 括
第9章 ベンチャーキャピタル・ファンドの成立
1 外部環境の進展
2 ベンチャーキャピタルの組織化と機関化
3 小 括
第10章 1990年代の成長と変貌
1 1990年代の飛躍
2 ベンチャーキャピタルの巨大化
3 ネットバブル後の構造変化
4 小 括
第11章 ベンチャーキャピタルのパフォーマンス
1 ベンチャーキャピタル・ファンドの収益性
2 ファンド・パフォーマンスの要因
3 ベンチャーキャピタルの競争力
4 小 括
第12章 むすびにかえて
1 本書の到達点
2 ベンチャーキャピタルの構成要素
3 インプリケーション
4 今後の課題
■関連年表
■参考文献
■索 引
著者プロフィール
小野 正人(おの まさと)
1958年 高知県生まれ。
1982年 東京大学経済学部卒業。
新日本製鐵,日本生命保険等に勤務。
1995年 スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。
1999年 慶應義塾大学総合政策学部特別招聘助教授。
2011年 城西大学経営学部マネジメント総合学科教授。現在に至る。
専門分野:アントレプレナーシップ,コーポレート・ファイナンス。
[主な著書]
『ゼミナール これからの企業金融・財務戦略』(1992年,東洋経済新報社)
『ベンチャー 起業と投資の実際知識』(1997年,東洋経済新報社)