- 本の紹介
- IFRSの考え方、国際化のプロセスなどの基本事項を整理し、2013年末現在のIFRS基準のうち主要な会計基準を、財政状態計算書などの財務書類の作成に関わらせて解説する。
目次
新版 IFRS財務会計入門
目次
新版への序
序文
第1章 IFRS会計とは何か
本章で学ぶこと
1 企業会計のビッグ・ウェーブ:ワン・ワールド ワン・ルール
2 会計の国際化の意味と類型化
3 IASB基準(IFRS)・FASB基準(SFAS)とのコンバージェンス
4 国際化に障害があるのか
5 IFRS適用の考え方――原則主義と規則主義
6 IFRS会計とは何か
第2章 IFRSのアカウンティング・マインドを学
本章で学ぶこと
1 アカウンティング・マインドとビジネスの国際言語:IFRS
2 アカウンティング・マインドの組み立て方
3 IFRS会計の見方と考え方
4 資産負債アプローチを重視するIFRS会計
第3章 IFRS財務諸表作成の考え方
本章で学ぶこと
1 財政状態計算書と包括利益計算書の関係
2 取引記録のルールと8要素
2-1 取引の8要素の意義
2-2 取引記録と勘定記録の法則
3 仕訳と転記
3-1 仕 訳
3-2 元帳への転記
4 財務諸表作成の考え方
4-1 連結財務諸表の作成の基礎概念―概念フレームワーク
4-2 財務諸表の表示
4-3 企業結合会計と連結財務諸表
第4章 財政状態計算書の構成要素
本章で学ぶこと
1 財政状態計算書と資産
2 資産の分類と基準
3 資産の評価基準
3-1 原価基準
3-2 時価基準
3-3 現在価値基準 ……ほか
4 財政状態計算書と負債・株主持分
5 財政状態計算書の役割
第5章 包括利益計算書の構成要素
本章で学ぶこと
1 包括利益計算書と収益・費用
2 包括利益計算書と収益・費用の認識
3 収益の測定
第6章 財政状態計算書と包括利益計算書の作成
本章で学ぶこと
1 財務諸表の作成の基礎概念
1-1 親会社と子会社
1-2 関連会社
1-3 非支配株主持分 ……ほか
2 財務諸表作成のプロセス
2-1 連結財務諸表作成のポイント
2-2 資本連結手続
2-3 全面時価評価法 ……ほか
3 包括利益計算書の作成
3-1 包括利益計算書作成のプロセス
3-2 開始仕訳
3-3 非支配株主損益 ……ほか
4 関連会社に対する投資の会計処理:持分法
4-1 持分法の意義
4-2 持分法は一行連結
4-3 持分法と連結の違い ……ほか
第7章 キャッシュ・フロー計算書の作成
本章で学ぶこと
1 キャッシュ・フロー計算書の意義
2 キャッシュ・フロー計算書の仕組み
3 営業活動によるキャッシュ・フロー
4 投資活動および資金調達活動によるキャッシュ・フロー
5 直接法によるキャッシュ・フロー計算書の作り方
6 間接法によるキャッシュ・フロー計算書の作り方
7 キャッシュ・フローを伴わない損益項目
8 キャッシュ・フロー計算書の作成
補 論 インターナショナル・スタンダーズのビッグプレイヤー
Ⅰ The One Rule in the World(ワン・ワールド ワン・ルール)への途
1 IASCの設立
2 救世主IOSCOの登場
3 IOSCOによるIASの承認
4 「2005年問題」と「同等性評価問題」
5 インターナショナル・アカウンティングのビッグプレイヤーの誕生:
IASB
6 インターナショナル・スタンダーズのもう一方のビッグプレイヤー:
FASB
7 ノーウォーク合意
Ⅱ IASBの仕組み
1 IASCの組織改革
2 IFRS財団の運営組織
2-1 評議員会(Trustees)
2-2 モニタリング・ボード(Monitoring Board)
2-3 国際会計基準審議会(IASB) ……ほか
3 国際財務報告基準(IFRS)を設定するためのデュー・プロセス
3-1 審議議題の決定
3-2 プロジェクトの計画
3-3 討議資料(DP)の公表 ……ほか
あとがき―インターナショナル・アカウンティングへの挑戦
索 引
著者プロフィール
広瀬 義州(ひろせ よしくに)
早稲田大学教授・商学博士(早稲田大学)
〔主要著書等〕
『会計基準論』(中央経済社・1995年,平成7年度日本会計研究学会・太田賞受賞)
『財務会計』(中央経済社・第1版1998年・第12版2014年)
『連結会計入門』(中央経済社・第1版1998年・第6版2013年・編著)
『コンメンタール国際会計基準Ⅰ~Ⅴ』(税務経理協会・1999-2000年・共編著)
『日本発ブランド価値評価モデル』(税務経理協会・2003年・共著)
『知的財産の証券化』(日本経済新聞社・2003年・編著)
『ビジネスアカウンティング』(東洋経済新報社・2004年)
『特許権価値評価モデル(PatVM)ハンドブック』(東洋経済新報社・2005年・編著)
『特許権価値評価モデル(PatVM)』(東洋経済新報社・2006年・編著)
『知的財産会計』(税務経理協会・2006年)
『英和和英 IFRS会計用語辞典』(中央経済社・2010年・共編著)
『財務報告の変革』(中央経済社・2011年・編著)
『IFRS 40基準のポイント解説』(中央経済社・2011年・編著)
『財務報告のフロンティア』(中央経済社・2012年・共編著)
『FASB財務会計の諸概念』(中央経済社・第1版1988年・増補版2002年・共訳)
“Revolution of Financial Reporting” (CHUOKEIZAISHA. INC.,=Amazon, 2013,
Editor and Author)
“Patent Valuation Model-Concepts and Methods of PatVMTM” (CHUOKEIZAISHA.
INC.,=Amazon, 2013)
他著書・共著・編著・論文等多数