- 本の紹介
- 経営という概念は企業に深く関わり、研究領域も広がる一方、定義や教育の質について議論は不十分だ。本書はそのような危機意識のもと開催してきたシンポジウム等をまとめた。
目次
新しい経営学の創造
目次
刊行に寄せて
第1章 日本の企業経営のゆくえ
第1節 ガバナンス経営のあり方─企業,市場,市民社会:基調講演
第2節 「開かれた経営とは何か」:パネラー報告⑴
第3節 「経営とディスクロージャー」:パネラー報告⑵
第4節 「企業の美学と『多占』」:パネラー報告⑶
第5節 パネリストとのディスカッション
第6節 総 括
第2章 経営学の明日を創る
第1節 科学技術の成果を生かす日本の経営:基調講演
第2節 ディスカッションのために
第3節 経営とは「管理」と「戦略」の両面から「人的資源」と「他の経
営資源」との組み合わせで推進:問題提起⑴
第4節 経済・経営の一機能,一領域である物流は行政と一体化した
運営が必要:問題提起⑵
第5節 経営は「テクノロジー」「エンジニアリング」に「マネジメント」を
加えた三位一体化が必要:問題提起⑶
第6節 経営では「事業の運営・永続」「環境負荷の低減」「社会的責
任」を追求:問題提起⑷
第7節 パネルディスカッション,質疑応答
第8節 総 括
第3章 経営学教育の質保証
第1節 大学教育の分野別質保証のあり方について
─日本学術会議の検討:基調講演
第2節 「データから読み取る力」と「現場主義」の重視:問題提起⑴
第3節 「理論」に基づく「現実問題への応用能力」の育成:
問題提起⑵
第4節 「経営学教育の質保証」の実践例:問題提起⑶
第5節 「経営情報活用能力」をはぐくむ教育:問題提起⑷
第6節 論点の整理
第7節 経営学とは「社会のあり方を知る学問」:
パネリストとのディスカッション
第4章 経営教育の高大連携
第1節 大阪市立「新商業高校」の構想と「経営リテラシー」:
基調報告
第2節 大阪市の商業高校再編・統合とその基本設計:問題提起⑴
第3節 高等学校における商業教育と高大連携への期待:
問題提起⑵
第4節 神奈川大学の高大連携協議会の取り組みについて:
問題提起⑶
第5節 高大連携のための教科書の改善:問題提起⑷
第5章 学術誌を巡る最近の動向と課題
第1節 学術誌を巡る最近の動向と課題:基調講演
第2節 基調講演にかかわる質疑応答
第3節 付記「講演時からの変化について」
第6章 経営関連学会協議会の歩みと課題
第1節 経営関連学会協議会の設立:その経緯,目的,活動
第2節 経営関連学会協議会の課題と取り組み
第3節 経営関連学会構成学会と評議員・理事会メンバー
資 料 日本学術会議「経営学分野の参照基準」報告書
1 はじめに
2 経営学の定義
3 経営学固有の特性
4 経営学を学ぶすべての学生が身に付けることを目指すべき
基本的な素養
5 学修方法および学修成果の評価方法に関する基本的な考え方
6 市民性の涵養をめぐる専門教育と教養教育との関わり
7 経営学と企業家精神の育成
著者プロフィール
経営関連学会協議会