英国の新会計制度―在英日系企業におけるIFRSベースの決算実務
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- 在英日系企業を主な対象として、2015年より導入される英国の新しい会計制度について解説します。決算書作成や新基準導入のためのプロジェクトなど、実務上の対応も詳解。
目次
英国の新会計制度
在英日系企業におけるIFRSベースの決算実務
目次
はじめに
序章 英国会計の基礎
Ⅰ 日系企業にとっての英国
Ⅱ 英国決算制度の概要
Ⅲ 本書の対象と構成
Ⅳ 本書における用語等の取扱い
第1章 英国会計制度の概要
Ⅰ 市場報告規則と会社法の会計制度
⑴ 欧州連合(EU)の会計規制
⑵ 英国市場の会計規制
⑶ 英国会社法の決算制度
Ⅱ 英国会計の基本理念と英国会計基準
⑴ 「真実かつ公正な概観」
⑵ 会計基準の設定主体
⑶ 英国会計基準
Ⅲ 関連規制の紹介
⑴ 法人税制(課税所得計算)
⑵ 配当規制
第2章 会社法決算書の作成と法定監査
Ⅰ 本章の目的
Ⅱ 法定決算書の作成
⑴ 会社法における会社規模分類
⑵ 会社の決算期
⑶ 法定決算書の作成
⑷ 財務報告フレームワーク
⑸ 決算書の提出期限と罰則
⑹ カンパニーズハウス(英国の会社登記所)について
Ⅲ 連結財務諸表の作成と免除
⑴ 連結財務諸表の作成義務
⑵ 連結財務諸表作成の免除
⑶ 在英日系企業における連結財務諸表の作成状況
Ⅳ 英国の法定監査制度
⑴ 制度の概要
⑵ 会計監査人の選任と退任
⑶ 法定監査の免除
⑷ 英国監査の一巡
⑸ 英国監査の特徴
第3章 新しい英国会計制度
Ⅰ 本章の目的
Ⅱ 改正の経緯と新基準の狙い
⑴ 改正経緯
⑵ 新基準制定の目的
Ⅲ 3つの新しい会計基準
Ⅳ 英国企業が適用する会計基準(FRS 100)
Ⅴ 開示減免規定(FRS 101/FRS 102)
⑴ 適用要件及び減免内容
⑵ 適用上の留意点
Ⅵ FRS102
⑴ FRS102の概要
⑵ 日英会計制度の新旧比較
Ⅶ 適用基準選択のデシジョンツリ
Ⅷ 会社法における財務報告フレームワークと「首尾一貫性ルール」
⑴ 財務報告フレームワーク
⑵ 首尾一貫性ルール
Ⅸ 新基準の適用時期
Ⅹ 新会計基準の初度適用
⑴ 開始財政状態計算書の作成開示
⑵ 経過措置の内容
⑶ IFRS適用会社がFRS101を適用する場合
Ⅺ FRS101に対するIFRSからの修正
⑴ 概 要
⑵ IFRSからの修正内容
第4章 適用会計基準の選択実務(IFRS/FRS101/FRS102)
Ⅰ 本章の目的
Ⅱ 主要な会計基準差異(新旧基準比較)
⑴ 金融商品・外貨換算
⑵ リース
⑶ 従業員給付
⑷ 法人所得税
⑸ 企業結合
⑹ のれん
⑺ 投資不動産
⑻ その他
Ⅲ FRS102/IFRS選択上のポイント
Ⅳ 英国グループ企業における適用基準の選択実務
⑴ はじめに
⑵ 設 例
⑶ 適用基準の選択肢
⑷ 実務上の論点と解決策
第5章 新基準導入プロジェクト
Ⅰ 本章の目的
Ⅱ 新基準導入プロジェクトにおける検討事項
⑴ はじめに
⑵ 決定事項1:プロジェクトの期間
⑶ 決定事項2:プロジェクトの規模
⑷ 決定事項3:プロジェクトの範囲
⑸ 決定事項4:新英国会計制度下における特有の決定事項
Ⅲ 新基準導入プロジェクトの作業フェーズ
Ⅳ インパクトアセスメントとプロジェクト計画の策定
(第1段階─計画フェーズ)
⑴ 新基準導入の影響
⑵ インパクトアセスメントの必要性と内容
⑶ インパクトアセスメントの実施対象と実施時期
⑷ プロジェクト計画策定上の留意点
Ⅴ 新基準導入プロジェクトの展開
(第2段階─設計フェーズ/第3段階─導入フェーズ)
⑴ プロジェクトの工程概要
⑵ 第2段階─設計フェーズ
⑶ 第3段階─導入フェーズ
⑷ 移行プロジェクト成功のポイント
Ⅵ 日本親会社のIFRSプロジェクトとの連携
⑴ はじめに
⑵ 日英間の重点協議事項
⑶ 英国会社におけるプロジェクト実施上の留意点
⑷ 英国会社のプロジェクト先行型(逆展開)
第6章 在英日系企業の決算上の留意点
Ⅰ 本章の目的
⑴ はじめに
⑵ 親会社向けグループ・レポーティングと法定決算
Ⅱ 決算の効率性向上
⑴ はじめに
⑵ グループ・レポーティングと法定決算の手法の再検討
⑶ 英国法定決算会社数の削減
⑷ 法定決算の実施時期
Ⅲ 決算の品質管理
⑴ はじめに
⑵ 決算手続及び会計処理ルールの再確認
⑶ 評価手続が必要となる事項の事前検討
⑷ 通例でない複雑な処理の文書化
⑸ 財務報告プロセスの見直し
⑹ 決算業務における協力体制の確立
付録1 実務に有用なWEBリンク
付録2 新旧UK GAAPの一覧
付録3 EU版IFRSの基準書一覧
主要参考文献
索 引
著者プロフィール
◆編者紹介◆
KPMG
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