図解「統合報告」の読み方・作り方
- 書籍品切れ中
- 本の紹介
- 2013年末「国際統合報告フレームワーク」が公表されから俄に注目される、日本の有価証券報告書の国際版「統合報告」のフレームワークからマネジメント手法までを図解。
目次
図解 「統合報告」の読み方・作り方
目次
はじめに
プロローグ
第1部 統合報告へのうねりをとらえる
第1章 企業報告が多様化している
1 鳥の目と魚の目を持とう
2 財務報告モデルの時代
3 企業報告多様化の時代
4 CSR報告書,サステナビリティ報告書・環境報告書
5 財務報告の非財務情報
第2章 統合報告に向けたイニシアチブ
1 企業報告の今日的課題
2 統合報告というソリューションに向けて
3 統合報告により期待される効果
4 統合報告に向けた企業報告体系の再構築
第2部 「国際統合報告フレームワーク」をベンチマーキングする
第3章 国際統合報告評議会の活動
1 虫の目で見てみよう
2 IIRCの使命と目的
3 IIRCの組織的特徴
4 IIRCの活動の経緯
5 パイロット・プログラム
6 成果物
7 「国際統合報告」は法制度化されるべきか
第4章 「国際統合報告フレームワーク」
1 「I〈IR〉フレームワーク」の構成
2 統合報告の特徴と「I〈IR〉フレームワーク」
3 「原則主義の要求事項」
4 キーワード
第5章 「I〈IR〉フレームワーク」1.フレームワークの利用
1 「フレームワークの利用」の構成
2 「統合報告書の定義」
3 「統合報告書の目的と利用者」
4 「報告書の形式及び他の情報との関係」
5 「統合報告書に対する責任」
6 「フレームワークの目的」
7 「フレームワークの適用」
8 「原則主義アプローチ」
第6章 「I〈IR〉フレームワーク」2.基礎概念
1 「基礎概念」の構成
2 「組織に対する価値創造と他者に対する価値創造」
3 「資 本」
4 「価値創造プロセス」
第7章 「I〈IR〉フレームワーク」3.指導原則
1 「指導原則」の構成
2 「戦略的焦点と将来志向」
3 「情報の結合性」
4 「ステークホルダーとの関係性」
5 「重要性」
6 「簡潔性」
7 「信頼性と完全性」
8 「首尾一貫性と比較可能性」
第8章 「I〈IR〉フレームワーク」4.内容要素
1 「内容要素」の構成
2 「組織概要と外部環境」
3 「ガバナンス」
4 「ビジネスモデル」
5 「リスクと機会」
6 「戦略と資源配分」
7 「実 績」
8 「見通し」
9 「作成と表示の基礎」と「一般報告ガイダンス」
第3部 統合マネジメントのレベルを上げる
第9章 統合マネジメントの成熟度を高める
1 統合報告の実践に向けて
2 情報の内部ギャップ
3 統合報告を支援するマネジメント・コンセプト
4 統合マネジメントの成熟度を高める
5 統合思考
6 ビジネスモデルと戦略の関係を押さえる
第10章 バランス・スコアカードを戦略マネジメントに活用する
1 統合報告と戦略マップ/BSC
2 バランス・スコアカードの基本を押さえる
3 BSCと非財務情報
4 戦略マップ
5 戦略マネジメント
6 BSCの普及状況と統合報告
第11章 ビジネスモデルをマネジメントする
1 統合報告とビジネスモデル
2 ビジネスモデルの基本を押さえる
3 ビジネスモデル・レポーティング
4 ビジネスモデルの見える化
5 ビジネスモデル・マップ
6 ビジネスモデルのマネジメント
第12章 S&OPでサプライチェーンを統合する
1 統合報告とS&OP
2 S&OPの基本を押さえる
3 VC/SCの7つの課題への処方せんS&OP
4 S&OPが情報の内部・外部ギャップの解消に貢献する
第13章 ICTを活用する
1 統合報告へのICTの活用
2 EPMとERPシステム
3 XBRLによるコミュニケーションの改革
エピローグ
参考文献
索 引
著者プロフィール
松原恭司郎(まつばら きょうしろう)
キュー・エム・コンサルティング取締役社長。
公認会計士,情報処理システム監査技術者。
現在,中央大学専門職大学院国際会計研究科特任教授(2008年より),東北福祉大学兼任講師(2009年より)も務めている。
国際会計事務所系コンサルティング会社などを経て1992年に独立。
バランス・スコアカードを活用した戦略マネジメントと業績管理,ビジネスモデル,そしてERP,S&OP 関連の研修,コンサルティング業務に従事。ERP
研究推進フォーラム設立10周年に当たる2007年に同フォーラムへの貢献に対して感謝状を受ける。
BSC フォーラムを2001年に設立し2010年まで会長を務める。
主な著書
『ビジネスモデル・マッピング教本』(2013),
『松原流:戦略マップ/ BSC 実践教本』( 2010),
『S&OP 入門』(2009)いずれも日刊工業新聞社,
『バランス・スコアカード経営:なるほどQ&A』編著(2002)中央経済社などがある。
- 担当編集者コメント
- 座談会形式の進め方になれると、ホント読みやすくなります。著者のオリジナル図表は、なかなかのセンスを感じます。
統合報告って何?というレベルの方向けの本。
- 著者から
- 本書は、統合報告、国際統合報告評議会が2013年12月に発行した「国際統合報告フレームワーク」に加えて、統合報告を支える統合マネジメントについて紹介する概説書です。
本書の特徴
①どうしても条項の抜粋や抄訳に陥りがちな「国際統合報告フレームワーク」の解説を登場人物達による「座談会」と豊富なオリジナル図表を用いてわかりやすく解説。
②有効な統合報告を支える「統合マネジメント」のコンセプトや技法について紹介していること。