- 本の紹介
- 連結財務諸表の作成をコンパクトにレクチャー。また、金融商品、リース、退職給付、減損、税効果、外貨換算などの個別取引の観点から、連結上の処理との関わりを説明。
目次
連結会計の基礎<第3版>
目次
はじめに
第1章 連結財務諸表の作成
Ⅰ 連結財務諸表の意義と目的
Ⅱ 一般原則と一般基準
1 一般原則
2 一般基準 ……ほか
Ⅲ 連結貸借対照表の作成
1 基本原則
2 子会社の資産および負債の評価 ……ほか
Ⅳ 連結損益及び包括利益計算書の作成 20
1 基本原則
2 連結会社相互間の取引高の相殺消去 ……ほか
Ⅴ 持分法の適用
1 持分法の意義
2 関連会社の範囲 ……ほか
Ⅵ 連結株主資本等変動計算書の作成
1 連結株主資本等変動計算書の意義と目的
2 表示区分 ……ほか
Ⅶ 連結キャッシュ・フロー計算書の作成
1 連結キャッシュ・フロー計算書の意義と目的
2 資金の範囲 ……ほか
第2章 金融商品の会計
Ⅰ 金融商品の意義と範囲
Ⅱ 金融資産および金融負債の発生と消滅の認識
1 金融資産および金融負債の発生の認識
2 金融資産および金融負債の消滅の認識
Ⅲ 金融資産および金融負債の評価基準と評価差額の処理
Ⅳ 債 権
Ⅴ 有価証券
1 有価証券の分類
2 売買目的有価証券 ……ほか
Ⅵ デリバティブ取引
1 デリバティブ取引の意義と種類
2 デリバティブ取引の会計処理 ……ほか
第3章 リース取引の会計
Ⅰ リース取引の意義
Ⅱ リース取引の分類と判定基準
1 リース取引の分類
2 ファイナンス・リース取引の判定基準
Ⅲ ファイナンス・リース取引の会計処理
1 借手の会計処理
2 貸手の会計処理
Ⅳ 財務諸表の表示と注記
1 ファイナンス・リース取引の表示
2 ファイナンス・リース取引の注記 ……ほか
第4章 研究開発費・ソフトウェアの会計
Ⅰ 研究開発とソフトウェアの意義と範囲
Ⅱ 研究開発費の会計処理
Ⅲ ソフトウェアの会計処理
1 研究開発費に該当するソフトウェア
2 研究開発費に該当しないソフトウェア ……ほか
Ⅳ 財務諸表の注記
第5章 退職給付の会計
Ⅰ 退職給付の意義と制度
Ⅱ 退職給付債務の処理
1 退職給付債務の計上
2 退職給付債務の計算 ……ほか
Ⅲ 退職給付費用の処理
1 退職給付費用の計上
2 退職給付費用の計算
Ⅳ 財務諸表の表示と注記
第6章 減損の会計
Ⅰ 減損会計の意義と対象資産
Ⅱ 減損損失の認識と測定
1 減損の兆候・認識および減損損失の測定
2 将来キャッシュ・フロー ……ほか
Ⅲ 減損処理後の会計処理
Ⅳ 財務諸表の表示と注記
第7章 ストック・オプションの会計
Ⅰ ストック・オプションの意義と適用範囲
Ⅱ ストック・オプションの会計処理
1 権利確定日以前の会計処理
2 権利確定日後の会計処理
Ⅲ 条件変更の会計処理
1 ストック・オプションの公正な評価単価を変動させる条件変更1
2 ストック・オプション数を変動させる条件変更 ……ほか
Ⅳ 財貨・サービス取得の対価としての会計処理
1 財貨・サービス取得の対価として自社株式オプションを
付与する取引
2 財貨・サービス取得の対価として自社株式を交付する取引
Ⅴ 財務諸表の注記
第8章 税効果の会計
Ⅰ 税効果会計の意義と必要性
Ⅱ 税効果会計の方法
1 繰延法と資産負債法
2 一時差異の認識 ……ほか
Ⅲ 連結財務諸表における税効果会計
1 連結財務諸表固有の一時差異
2 一時差異の会計処理
Ⅳ 繰延税金資産・負債の表示方法と注記事項
1 表示方法
2 注記事項
第9章 外貨換算の会計
Ⅰ 外貨換算の意義と方法
1 外貨換算の意義
2 外貨換算の方法 ……ほか
Ⅱ 外貨建取引の換算
1 取引発生時の処理
2 決算時の処理 ……ほか
Ⅲ 在外支店の財務諸表項目の換算
Ⅳ 在外子会社等の財務諸表項目の換算
資料 会計基準の正式名称と略称
索 引
著者プロフィール
上野 清貴(うえの きよたか)
1950年 和歌山市に生まれる。
1973年 中央大学商学部卒業
1977年 中央大学大学院商学研究科博士前期課程修了
1980年 神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得
九州産業大学経営学部専任講師
1986年 九州産業大学経営学部助教授
1988年 ユタ大学経営学部客員研究員(〜1990年)
1992年 九州産業大学経営学部教授
1994年 長崎大学経済学部教授
1995年 博士(経済学)(九州大学)
2001年 税理士試験委員(〜2003年)
2008年 中央大学商学部教授
(主要著書)
『スターリング 企業利益測定論』(訳,同文舘,1990年),
『会計利益測定の理論』(同文舘,1991年),
『会計利益測定の構造』(同文舘,1993年(日本公認会計士協会学術賞受賞)),
『会計利益概念論』(同文舘,1995年),
『会計の論理構造』(税務経理協会,1998年),
『キャッシュ・フロー会計論』(創成社,2001年),
『公正価値会計と評価・測定』(中央経済社,2005年),
『会計利益計算の構造と論理』(編著,創成社,2006年),
『公正価値会計の構想』(中央経済社,2006年),
『現代会計基準論』(中央経済社,2007年),
『企業簿記の基礎〈第2版〉』(中央経済社,2012年),
『財務会計の基礎〈第3版〉』(中央経済社,2012年),
『簿記のススメ』(監修,創成社,2012年(日本簿記学会学会賞受賞)),
『現代会計の論理と展望』(創成社,2012年),
『会計測定の思想史と論理』(中央経済社,2014年)