入門商業簿記テキスト〈第２版〉

本の紹介

本書は読み進めていくうちに自然と、そして理路整然と理解ができる簿記のテキストです。基本設例と試験レベル設例の２段階に分かれた設問で、わかりやすく解説しています。

入門　商業簿記テキスト＜第2版＞
目次

第１章　簿記の基本的前提と基本構造
　１　貸借対照表の基本概念と基本構造
　２　損益計算書の基本概念と基本構造
　３　純損益の計算と貸借対照表および損益計算書の関係

第２章　簿記取引と勘定記入
　１　勘定の意義と記入方法
　２　取引の意義
　３　簿記一巡の手続（流れ)
　　　　　
第３章　仕訳と転記の意義
　１　日常の取引と仕訳
　２　転　　記
　３　仕訳帳と総勘定元帳の記入方法
　　　　　
第４章　試算表と６桁精算表の作成手続
　１　試算表の意味と種類
　２　貸借平均の原理
　３　試算表の作成
　４　６桁精算表
　　　　　
第５章　決算（その１)
　１　決算の意義
　２　決算手続・
　３　収益・費用の諸勘定の集計と締切
　４　純損益の資本金勘定への振替・
　５　資産・負債・純資産(資本)の諸勘定の締切と繰越
　６　繰越試算表の作成
　７　仕訳帳とその他の帳簿の締切
　８　損益計算書と貸借対照表の作成
　　　　　
第６章　現金・小口現金
　１　現金勘定
　２　現金出納帳
　３　現金過不足
　４　小口現金
　　　　　
第７章　当座預金
　１　当座預金勘定
　２　当座借越
　３　当座預金出納帳
　　　　　
第８章　商　　品
　１　勘定処理と記帳の仕方（仕訳と転記)
　２　精算表による決算整理（決算修正)
　３　仕入原価と返品･値引･手付金(内金)，商品券
　　　　　
第９章　仕入帳・売上帳・商品有高帳
　１　仕 入 帳
　２　売 上 帳
　３　商品有高帳
　　　　　
第10章　手　　形
　１　手形に関する基礎知識
　２　手形取引の記帳処理
　３　手形の裏書譲渡と割引
　４　受取手形記入帳と支払手形記入帳
　５　手形借入金と手形貸付金
　　　　　
第11章　売掛金と買掛金
　１　売掛金と買掛金
　２　売掛金元帳と買掛金元帳
　　　　　
第12章　その他の債権と債務
　１　企業経営における債権・債務の全体像
　２　その他の債権・債務の記帳処理
　　　　　
第13章　貸倒れと貸倒引当金
　１　貸倒引当金の設定
　２　貸倒損失の処理
　　　　　
第14章　有価証券
　１　有価証券の取得と売却
　２　配当金や利息の受取
　３　売買目的有価証券の評価
　　　　　
第15章　固定資産
　１　固定資産とは何か
　２　固定資産を取得したときの処理
　３　固定資産を使用しているときの処理
　４　固定資産を処分するときの処理
　　　　　
第16章　資本金と引出金
　１　資本金とは
　２　資本金に関する処理
　　　　　
第17章　税　　金
　１　費用となる税金
　２　費用とならない税金
　　　　　
第18章　決算整理(見越･繰延･消耗品処理)
　１　決算手続の流れ
　２　決算整理仕訳と再振替仕訳
　３　費用の見越
　４　収益の見越
　５　費用の繰延
　６　収益の繰延
　７　消耗品の処理
　　　　　
第19章　８桁精算表と決算（その２)
　１　決算整理事項
　２　精算表の作成方法
　３　当期純利益（損失）の計算
　　　　　
第20章　伝票の記帳処理
　１　証　　憑
　２　伝　　票
　３　伝票の形式
　　　　　
第21章　日商簿記検定２級へのいざない

　索　　引




著者プロフィール 《編著者紹介》
伊藤　秀俊（いとう　ひでとし）
1977年　明治大学商学部卒
1983年　明治大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得
2004年　会計理論学会 理事（任期３年)
2006年　(商学) 博士
2007年　会計理論学会　常任理事（西日本代表）（任期３年）
2013年　会計理論学会　理事（任期３年）
現　在　名城大学経営学部教授及び名城大学大学院経営学研究科教授

[主要著書]
(単著)『フランス外貨換算会計――為替デリバティブ会計を含めて』，税務経理協会，1999年
『新財務会計学（第３版）』，創成社，2013年
(編著)『会計グローバリズムと国際政治会計学』，創成社，2007年
『国際会計テキスト』，創成社，2009年
上記の他に，多数の学術文献を公表してきている。

伊藤 秀俊（いとう ひでとし）

担当編集者コメント

本書は読者が読み進めていくうちに、自然にそして理路整然と簿記が理解できるように編集されたテキストです。各章ごとに「基本設例」と「試験レベル設例」が設けられていますので、どこまで理解ができているかを確認しながら学習することができます。大学生や検定試験受験者におすすめです。