- 本の紹介
- CSRとしての環境活動の進展は、攻めと守りの戦略を実施しなければ持続可能な発展は望めない。本書は「環境責任」に関する基本的な動向を踏まえて将来のあり方を解析する。
目次
環境責任
―CSRの取り組みと視点
目次
はじめに
第1章 環境経営の視点
1 環境活動の基本的考え方
⑴ 企業活動による環境汚染,環境破壊はコストである
⑵ 環境性能は,商品性能の一部である
⑶ 環境配慮商品・事業の競争力は,
自然の変化の速度で格差を生じさせる
⑷ 研究開発の評価項目に環境配慮は不可欠である
⑸ CSRとしての環境活動は,企業経営にとって,
守りと攻めの両面をもっている ……ほか
2 注意すべき点
⑴ 環境対策の遅延による環境コストが増大
⑵ 政府,自治体が実施する経済的誘導策への対応
⑶ 消費者における経済性の視点と環境性能との乖離
3 目標の設定
⑴ 経済目標と環境目標の相違
⑵ 事業所内の環境保全活動
⑶ 環境商品の性能
第2章 国内外の動向
1 持続可能な開発のための目標
⑴ 持続可能な開発概念の誕生
⑵ 「持続可能な開発」に関する国際会議
⑶ リオ+20
⑷ SDGs
2 CSRの視点
⑴ 環境保全の社会科学的議論
⑵ 企業憲章
⑶ 国際規格
⑷ レポート作成のガイドライン
第3章 信頼性の確保
1 環境負荷発生の改善と予防
⑴ 日本のCSR
⑵ NGO
⑶ エネルギー利用
⑷ 人材育成
2 国際条約
⑴ 生物多様性
⑵ 気候変動
⑶ 有害物質管理
第4章 環境活動評価の項目
⑴ 事業所管理とステークホルダー
⑵ 環境項目の点検
⑶ 新たな技術,新たな事業の事前評価
おわりに
参考文献
索 引
著者プロフィール
勝田 悟