- 本の紹介
- ケニアを東からの、コートジボワールを西からの窓口と位置づけ、進出面における法制度などを解説。弁護士・経営者が各々の立場から、ビジネスを行う上での留意点に言及。
目次
アフリカ・ビジネスと法務
ケニア・コートジボワールを中心に
目次
第1章 アフリカで必要な新しい発想の法務
1 日本人の法律のマインドセットは廃棄すべき
2 アフリカとはパートナーシップをとっていくべき
3 パブリック・アフェアーズ戦略と必要とされる戦略
4 裁判所もあてにならないときがある
5 日本人の弁護士が必要な理由
6 法律は外国人への攻撃材料
7 どのようにして自分の身を守るか
8 生態系を作る必要性
第2章 アフリカビジネスについてのモノローグ♪─ 金城拓真
1 アフリカビジネスと思考方法
2 ビジネスにおける落とし所
3 日本人の認識のズレとその修正
4 ビジネスの浮き沈みと安定化
5 自分たちのビジネスを守る
第3章 アフリカ進出の法務
1 援助の視点とビジネスの視点
2 進出先の選定
3 リスクの回避方法
4 情報の入手方法
5 政府や他団体,他企業との連携
6 CSRと子会社管理
第4章 撤退を視野に入れた進出と現地マネジメント
1 撤退から考える進出
2 海外子会社管理のあり方
3 まとめ
第5章 東アフリカへの進出~ケニアを例として~
1 はじめに
2 投資インセンティブについて
3 生産拠点としてのケニア
4 汚職についての注意喚起
5 会社設立等の流れについて
6 裁判制度について
7 労働法について
8 ケニア会社法について(機関およびコーポレートガバナンス)
9 ケニア訪問記
10 ケニアにおける知的財産
第6章 西アフリカへの進出~コートジボワールを例として~
1 アフリカ商事法調和化機構(OHADA)における統一商事会社法
2 西アフリカのゲートウェイについて
3 コートジボワール投資促進センター(CEPICI)による
ワンストップサービス
4 有限会社と株式会社の設立について
5 コートジボワール訪問記
6 コートジボワール大使館におけるビジネスビザ取得方法
7 統一商事会社法の改正と代表事務所および連絡事務所
8 労務上の問題
9 コートジボワールにおける汚職
10 裁判制度について
11 コートジボワールの特許および商標について
終 章 結 語
謝 辞
著者プロフィール
角田 進二(すみだ しんじ)
1975年,東京都生まれ。弁護士。
赤坂国際法律会計事務所所長。
クロスボーダーを含む企業法務専門。
2003年よりアフリカ関係の法律業務に従事する。
2011年にパリ弁護士会若手外国人弁護士研修に参加し,富裕層のアフリカ人が多くいる現実を目の当たりにする。
現在日本企業のアフリカ進出支援及びアフリカ企業が日本企業と提携する際の補助,その他プロモーション活動に従事。
日本・コートジボワール友好協会監事。
金城 拓真(きんじょう たくま)
1981年,沖縄県生まれ。
海外(アフリカ)起業家。アフリカ9ヶ国(タンザニア・ザンビア・マダガスカル・ベナン・ニジェール・ブルキナファソ・コートジボワール・カメルーン・トーゴ)で,50社以上の企業経営(金取引,農場経営,不動産,タクシー,運送業,金鉱山運営,ホテル,中国製品の 卸売,土地開発など)に携わる。
20代にして「年商数百億円」を実現した。日本における「アフリカン・ビジネスの第一人者」のひとり。