- 本の紹介
- 知的財産法の研究・教育・立法に貢献の大きい土肥一史先生の古稀を祝賀する献呈論文を収録。裁判官・研究者・実務家（弁護士・弁理士等）による30本の論文で構成される。
目次
知的財産法のモルゲンロート
目次
第1編 市場の秩序維持法
―不正競争防止法・商標法・種苗法をめぐる法的諸問題―
使用による識別力を獲得した商標 髙部 眞規子
商標の類否判断にかかる基礎的考察 辻田 芳幸
商標法の『市場創造法』としての側面に関する一考察
吉澤 和希子
フランスにおける原産地称呼および地理的表示保護
―2014年のHamon 法をふまえて― 今西 頼太
商標の使用による識別力 大西 育子
商標法4条1項15号にいう「混同を生ずるおそれがある商標」
安田 和史
わが国商標制度における位置商標の役割 外川 英明
スローガンからなる標章の商標権による保護 加藤 暁子
商標法38条3項における損害概念 宮脇 正晴
種苗法における登録品種と育成者権の権利範囲との関係に関する
一考察 高松 孝行
IoT 時代の情報財（営業秘密を含む）の利用に関する課題と対応
林 いづみ
人工知能における学習成果の営業秘密としての保護
奥邨 弘司
第2編 産業上の創作保護法
―特許法をめぐる法的諸問題―
特許を受ける権利 神山 公男
パイオニア発明の保護
―知財高判（大合議）平成28年3月25日を契機として― 辻居 幸一
発明者名誉権の検討 ―ドイツ法との比較を通じて― 茶園 成樹
発明の成立性（記載欄を設けた紙葉の発明成立性）について
岡本 岳
均等侵害第?要件再考試論
―マキサカルシトール事件を受けて― 根岸 裕一
特許製品の部品の販売と特許権の行使について
―消尽論および黙示の許諾論に基づく検討― 横山 久芳
審査基準に関する一考察―明確性要件などを題材として
淺見 節子
第3編 学術文化的な創作保護法
―著作権法をめぐる法的諸問題―
土肥一史先生と著作権法改正 末吉 亙
サルの自撮り写真をめぐる著作権法を中心とした法的諸問題
―サルとAI の比較― 大本 康志
建築設計図と著作権の潮流
―建築設計図の著作物性をめぐる問題を中心に― 小坂 準記
応用美術の創作性判断にかかる非区別説 鈴木 香織
近代欧州における著作権法制の発展
―1851年英仏条約の研究― 加納 昌彦
著作権法における行政法的規制と公私協働
―不明権利者の裁定制度・拡大集中管理の法的基礎づけ― 龍村全
出版権規定の形成過程
―出版権法案と昭和9年改正を中心に― 金子 敏哉
著作権法裁判例における「規範的主体論」 藤田 晶子
リーチサイトと著作権の間接侵害 角田 政芳
時事の事件の報道―著作権法４１ 条をめぐる現代的課題
上野 達弘
応用美術に関する裁判例について
―｢TRIPP TRAPP 事件｣以降の裁判例を中心として― 清水 節
土肥一史先生略歴および業績一覧
「感謝」―あとがきに代えて
編集後記
著者プロフィール
執筆者一覧 （執筆順。＊は編集委員）
判事（知的財産高等裁判所） 髙 部 眞規子
名古屋経済大学法学部教授 辻 田 芳 幸
弁理士（ビーエルエム弁理士事務所） 吉 澤 和希子
尚美学園大学総合政策学部講師 今 西 頼 太
弁理士（オリナス特許事務所）・博士（経営法） 大 西 育 子
東京理科大学非常勤講師（㈱スズキアンドアソシエイツ取締役）
安 田 和 史
弁理士（外川特許事務所） 外 川 英 明＊
日本大学大学院知的財産研究科（専門職）准教授 加 藤 暁 子＊
立命館大学法学部教授 宮 脇 正 晴
弁理士（ブランシェ国際知的財産事務所） 高 松 孝 行＊
中央大学法科大学院客員教授・弁護士（桜坂法律事務所）
林 いづみ
慶應義塾大学大学院法務研究科教授 奥 邨 弘 司
弁理士（特許業務法人YKI 国際特許事務所） 神 山 公 男
中央大学大学院法務研究科客員教授・弁護士 辻 居 幸 一
大阪大学大学院高等司法研究科教授 茶 園 成 樹
判事（甲府地方・家庭裁判所長） 岡 本 岳
弁理士（NTT アドバンステクノロジ株式会社） 根 岸 裕 一
学習院大学法学部教授 横 山 久 芳
東京理科大学専門職大学院イノベーション研究科教授
淺 見 節 子
弁護士（潮見坂綜合法律事務所） 末 吉 亙
弁護士（大本総合法律事務所） 大 本 康 志
弁護士（TMI 総合法律事務所） 小 坂 準 記
東京理科大学非常勤講師（㈱スズキアンドアソシエイツ代表取締役社長） 鈴 木 香 織
一橋大学大学院国際企業戦略研究科博士後期課程 加 納 昌 彦
弁護士（龍村法律事務所） 龍 村 全
明治大学法学部准教授 金 子 敏 哉
日本大学大学院知的財産研究科准教授・弁護士 藤 田 晶 子＊
東海大学法科大学院教授 角 田 政 芳
早稲田大学法学学術院教授 上 野 達 弘
判事（知的財産高等裁判所長） 清 水 節
