- 本の紹介
- 人事労務と労働法の基本を1冊で解説。人事部配属1年生と人事一筋35年の専任部長との会話のみによる解説方式をとっており、すらすらと内容が理解できる恰好の入門書。
目次
会話でマスター人事の仕事と法律
目次
はしがき
本書の使い方
[人事労務編]
第1講 イントロダクション ―人事労務の目指すもの
第2講 募集・採用 ―正社員の場合
第3講 異動・配置 ―適材適所?
第4講 人事考課 ―その不可解なるもの
第5講 教育・訓練 ―企業は「学校」?
第6講 昇進・昇格 ―誰が決めるのか
第7講 定年・退職・解雇 ―次のキャリアに向けて
第8講 懲 戒 ―クライシスマネジメント
第9講 賃金の形態と決定 ―職務給・職能給…
第10講 賞与と退職金 ―日本独特の思想
第11講 福利厚生 ―法定福利と独自福利
第12講 労働時間 ―その原則
第13講 労働時間の例外 ―複雑な体系
第14講 労働組合の必要性
―誰が経営者のストッパーになりうるのか
第15講 労働組合の結成と活動 ―「団結」の力の発揮
第16講 団体交渉 ―誠実団交
第17講 労働協約 ―労働条件の決定
第18講 争議行為 ―使用者とのバトル
第19講 争議行為の終了 ―労働委員会
第20講 今日の労働組合の状況 ―組織率
[法律編]
第21講 労働法の体系 ―「労働法」という法律はない
第22講 労働基準法① ―賃金
第23講 労働基準法② ―労働時間
第24講 労働契約法 ―「働くこと」の基本
第25講 厚生労働省内の機構と役割 ―労働関係の相談窓口
第26講 労働組合法① ―利益代表者等
第27講 労働組合法② ―不当労働行為
第28講 労働関係調整法・労働争訟法・労働市場法
―労働関係の問題処理
第29講 雇用機会均等法・育介法 ―女性だけではない育児・介護
第30講 その他諸法令・残された課題
―今後の人事労務はどうなるのか
補 講 近時のトピック―わが社は「ブラック」なのか
著者プロフィール
廣石 忠司(ひろいし ただし)
1956年横浜生まれ
1979年一橋大学法学部卒業
日経連事務局,長銀総合研究所,慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程を経て,1996年専修大学経営学部助教授
2001年専修大学経営学部教授経営学部長,大学院経営学研究科長を歴任,現在に至る。
単著「ゼミナール人事労務」(八千代出版),同補訂版
監修書:中央職業能力開発協会編「ビジネス・キャリア検定試験 標準テキスト『労務管理3級』」,同じく『労務管理2級』共著,論文多数