- 本の紹介
- 大好評のIFRS会計学基本テキストの姉妹書。基本論点は簡単な解説にとどめ、実務に必要な応用論点を中心に解説。項目ごとに難易度・重要度を示しIFRSスキルを高める練習問題を付す。
目次
IFRS会計学実践テキスト
目次
第1章 国際財務報告基準(IFRS)の実践知識
第1節 国際財務報告基準(IFRS)の各基準の基本構成
1 基本ポイントの復習
2 IFRSの個別基準の基本構成―IFRS3を例として
3 IFRICの個別解釈指針の基本構成―IFRIC12を例として
第2節 概念フレームワークとIFRSの関係
1 基本ポイントの復習
2 IFRSの結論の根拠と概念フレームワークの関係
3 概念フレームワークとIFRSの関係の具体例 ……ほか
第2章 国際財務報告基準(IFRS)適用上の論点
第1節 収 益
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 複合取引における収益認識要素の分割
実践ポイント2 総額計上か純額計上かの判断
実践ポイント3 物品販売におけるリスクと経済価値の移転の
検討 ……ほか
第2節 棚卸資産
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 製造業における製造間接費の配賦計算
実践ポイント2 売価還元法の取扱い
実践ポイント3 原材料・仕掛品の正味実現可能価額の算定方法
第3節 有形固定資産
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 資産除去債務の取扱い
実践ポイント2 借入費用の資産化額の計算方法
実践ポイント3 減価償却単位の決定方法
(コンポーネント・アプローチ) ……ほか
第4節 無形資産
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 開発費の資産認識要件の判定
実践ポイント2 自己創設無形資産の取得原価の範囲
実践ポイント3 「耐用年数を確定できない」ことの意義 ……ほか
第5節 減 損
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 資金生成単位の識別
実践ポイント2 資産(または資金生成単位)の
使用価値の算定方法・
実践ポイント3 減損損失の戻入れ ……ほか
第6節 売却目的で保有する非流動資産
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 売却目的保有に分類するための要件
第7節 リース
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 特定の契約がリースに該当するかどうかの判定
実践ポイント2 契約の実質に基づくリースの分類
実践ポイント3 リース契約後に状況変化が生じた場合の取扱い
第8節 引当金,偶発負債および偶発資産
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 引当金の認識の要件を満たすかどうかの判断
実践ポイント2 引当金の測定における最善の見積り
第9節 従業員給付およびストック・オプション
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 さまざまな形態の集合的退職給付制度の取扱い
実践ポイント2 キャッシュ・バランス・プランの会計処理
実践ポイント3 確定給付制度における制度資産の範囲
……ほか
第10節 金融商品
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 組込デリバティブの分離要件を満たすかどうかの
判断
実践ポイント2 初日(“Day 1”)損益の取扱い
実践ポイント3 非上場株式の公正価値測定の要否の判断
……ほか
第11節 法人所得税
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 法人所得税の範囲
実践ポイント2 子会社,支店および関連会社の未分配利益等に
対する繰延税金負債の認識
実践ポイント3 企業結合に際して取得したのれんに係る繰延税金
……ほか
第12節 企業結合
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 取得者の識別
実践ポイント2 取得対価の範囲と測定
実践ポイント3 無形資産の識別と公正価値評価
第13節 連結・持分法
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 連結の範囲の決定における潜在的議決権の考慮
実践ポイント2 特別目的事業体(SPE)の連結の要否の判断
実践ポイント3 子会社・関連会社の決算日の差異の取扱い
……ほか
第14節 外貨換算
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 機能通貨の決定
実践ポイント2 売却可能金融資産に分類される外貨建貨幣性
金融資産の換算差額
実践ポイント3 組替調整(リサイクル)/非支配持分への振替を
生じさせる取引・事象
第15節 IFRSの初度適用
1 基本ポイントの復習
2 実践ポイントの検討
実践ポイント1 IFRS1の対象となる初度適用に該当するかどうか
の区別
実践ポイント2 遡及適用の原則
実践ポイント3 遡及適用が禁止される項目 ……ほか
解答・解説
索 引
著者プロフィール
橋本 尚(はしもと たかし)
青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授。
金融庁企業会計審議会臨時委員,公認会計士試験委員(財務会計論),国際会計研究学会理事,日本経済学会連合監事。
早稲田大学商学部卒業。
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。
著書
『IFRS会計学基本テキスト』(中央経済社),
『図解・イラストによるIFRS国際会計基準入門』(銀行研修社),
『2009年国際会計基準の衝撃』(日本経済新聞出版社),
『財務会計理論』(同文舘出版)ほか多数。
山田 善隆(やまだ よしたか)
公認会計士(日本・米国),公認不正検査士(CFE),
米国公認管理会計士(CMA),公認内部監査人(CIA)。
京都大学経済学部卒業。
米国イリノイ大学大学院会計学修士課程修了(会計学修士)。
1994年中央監査法人入所。
2007年より京都監査法人パートナー。
著書
『IFRS会計学基本テキスト』(中央経済社),
『図解・イラストによるIFRS国際会計基準入門』(銀行研修社)など。
ほか論稿多数。