- 本の紹介
- 美術や芸術の活動には、美術品という経済財の制作・流通の側面や美術館などの組織運営の側面などの経済・経営的な問題がある。本書は会計学の視点からこれらの解明を行う。
- 担当編集者コメント
- 美術や芸術は、その性質上数値分析にはなじまないようにも感じられます。
しかし、美術・芸術作品はほとんど有償で流通し、また収集・展示する美術館等も継続するには、効率的な維持・運営が不可欠です。
そこで、本書では美術・芸術品、さらには美術館等の経済的側面に焦点をあてて、会計学の視点から伏在する問題点を解明しています。
<目次>
序 章 本書の目的と構成
第1章 美術品の取引過程
第2章 美術市場の性格
第3章 美術品の評価と鑑定の困難性
第4章 美術品と税
第5章 美術館における経営上の課題
第6章 美術館と命名権
第7章 企業と文化活動
第8章 芸術活動とメセナ
第9章 メセナ支出の会計的管理
終 章 今後の課題
美術について、経営的な視点の研究等は目にしたことがありますが、会計の視点からのものは(まとまったものとしては)本書が初めてではないかと思われます。
ぜひ、ご覧ください!