- 本の紹介
- 情報技術(IT)の発達に伴い、電子帳簿保存法、電子申告、個人情報保護法など新しい法律・制度が次々と制定されている。これらの法律などが会計へ与える影響や課題を示す。
目次
情報社会の会計課題
目次
第1章 総論―電子行政体構想と会計電子化
1 はじめに
2 電子行政体構想の行方
3 情報セキュリティ体制確立の喫緊性
4 会計電子化の諸側面
5 おわりに
第2章 電子帳簿保存法と会計
1 はじめに
2 電子帳簿保存法の概要
3 電子データ保存の要件
4 スキャナ保存と電子認証
5 むすび
第3章 電子申告
1 電子申告とは
2 電子申告などを行うための電子政府の立上げ
3 電子申告等申請・届出等手続のオンライン化に必要な法律の整備
4 電子政府の実現と政府認証基盤の整備
5 電子申告が行われるまでの経緯
6 電子申告の手順
7 インターネットセキュリティと電子証明書
8 電子申告の問題点
第4章 EDINETなどの電子媒体と会計
1 証券取引法上のディスクロージャー制度と会社法(旧商法)上の
ディスクロージャー制度
2 EDINETおよびTDnetの概要
3 EDINETの発展過程
4 EDINETの意義と会計に対する影響
第5章 電子公告ならびにe−文書法と会計
1 電子公告
2 e −文書法
第6章 個人情報保護法と会計
1 はじめに
2 個人情報保護法における用語上の定義
3 個人情報取扱事業者の義務
4 個人データの第三者利用
5 保有個人データの取扱い
6 主務大臣からの報告の徴収,助言,勧告,命令または緊急命令
7 罰則規定
8 個人情報保護法の会計への影響
9 むすび
第7章 データベース会計
1 情報システムの進歩と会計情報システム
2 事象アプローチとデータベース会計の発展過程
3 REA会計モデルの実例
4 おわりに
第8章 ナレッジ・マネジメントと会計
1 はじめに
2 ナレッジ・マネジメントの理論
3 ナレッジ・システムの構築
4 ナレッジ・マネジメントと会計
5 まとめ
第9章 コンテンツビジネスと会計
1 はじめに
2 情報社会の現状と著作権
3 コンテンツビジネスと会計
4 おわりに
第10章 電子マネーと会計
1 電子マネーは新しい「貨幣」となるか?
2 電子マネーと経済活動
3 電子マネーの可能性
索 引
著者プロフィール
<編著者紹介>
山本 誠(やまもと まこと)
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程修了。
現 在 大阪商業大学総合経営学部教授
《著書》
『マルチメディア社会におけるコンピュータ会計入門』[編著]
『現代企業会計概論』[共著](以上,中央経済社),他。