多国籍企業の会計―グローバル財務報告と基準統合
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リー・H・ラデボー 著
シドニー・J・グレイ 著
アーヴィン・L・ブラック 著
小津 稚加子 監訳
発行日:2007/08/28
A5判 / 560頁
ISBN:978-4-502-27690-3
- 本の紹介
- International Accounting and Multinational Enterprises,6ed.の邦訳。国際的に事業展開する企業の財務諸表分析や実例により、会計の国際統合にかかわる諸問題を読み解く国際会計テキスト。
目次
多国籍企業の会計―グローバル財務報告と基準統合
目次
日本語版への序文
はしがき
第1章 国際会計と国際ビジネス
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.会計学の国際的な発展
2.各国会計システムの相違
3.国際ビジネスの進展と意義
4.国際的な関わりの形態
5.環境の会計への影響
6.重要な発展要因
7.会計責任と多国籍企業
8.国際ビジネスの会計的側面
9.国際会計領域
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:Toyota のグローバル展開
[参考文献]
第2章 国際会計の類型,文化,発展
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.会計システムの国際的分類の目的
2.会計および報告システムの分類
3.文化の会計システムへの影響
4.文化,社会的価値,会計
5.会計の変化に対する国際的圧力
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:General Motors と日本の統合化 対 中国の統合化
[参考文献]
第3章 財務会計の国際比較?
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1. アングロ・アメリカ諸国の会計
2.北欧諸国の会計
3.ゲルマン諸国の会計
4.ラテン諸国の会計
5.アジア諸国の会計
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:会計報告基準と税制
[参考文献]
第4章 財務会計の国際比較?
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.アングロ・アメリカ会計
2.ラテン・アメリカ
3.アジア
4.東 欧
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:発展途上国の会計基準
[参考文献]
第5章 財務諸表の国際比較分析
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.会計の国際的相違と財務諸表分析
2.諸外国の会計原則における主要な差異
3.アメリカおよびイギリスの会計上の相違の影響:定量分析
4.利益測定の観点からみた世界各国
5.国際比較分析
6.国際的な相違と証券市場
7.測定上の相違に影響する要因
8.世界的な会計の統合
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:Hanson と ICI(イギリス)の財務諸表分析
[参考文献]
第6章 透明性と情報開示
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.透明性の意味
2.企業報告書における情報開示
3.国際的な情報開示規制
4.企業報告の傾向
5.企業の概要に関する情報
6.経営の概要
7.財務の概要
8.報告の頻度と適時性
9.透明性に対する要求の高まり
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:Stora Enso とVersel プロジェクト―持続可能性のモデル
[参考文献]
第7章 会計基準の国際的統合化
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.政 府
2.労働組合および従業員
3.投資家
4.銀行と与信者
5.会計士と監査人
6.国際的調和化および開示に関する議論
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:ヨーロッパのIFRS 採用
[参考文献]
第8章 企業結合,のれんおよび無形資産
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.連結財務諸表
2.資金計算書ないしはキャッシュ・フロー計算書
3.ジョイント・ベンチャーの会計
4.のれんと無形資産
5.のれん
6.ブランド,商標,パテントおよび類似無形資産
7.研究開発費
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:Vodafone の経営展開
[参考文献]
第9章 セグメント報告
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.セグメント情報の利用者と使用目的
2.セグメント報告のベネフィット
3.セグメント報告のコスト
4.国際財務報告基準
5.世界のセグメント会計規制
6.セグメント報告の諸問題
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:BMW
[参考文献]
第10章 外貨の会計
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.外国為替の基礎
2.外貨建取引
3.外貨建財務諸表の換算
4.換算方法の概要
5.国際会計基準
6.アメリカにおける歴史的発展
7.統合化
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:Coca-Cola(アメリカ)
[参考文献]
第11章 コーポレート・ガバナンスとグローバル経営
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.グローバル戦略上の問題
2.非公式で複雑なメカニズム
3.組織構造
4.コーポレート・ガバナンス
5.コーポレート・ガバナンスの国際的な重要性
6.国際的なコーポレート・ガバナンス実務に関する研究
7.コーポレート・ガバナンスの国別相違
8.内部統制
9.多国籍企業における情報技術の役割
10. 企業戦略,組織構造および会計の機能
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:Royal Dutch/Shell の不祥事
[参考文献]
第12章 国際監査における諸問題
□本章の目的
□学習のポイント
はじめに
1.会計および監査の職業専門家
2.グローバルな監査サービスおよび国際監査の課題
3.監査の課題:地域特有のビジネス実務および習慣
4.監査の課題:通貨,言語,および法律
5.監査の課題:地理的隔たりと監査サービスを提供する際の組織化
6.監査の課題:監査人に関する国際的多様性,有用性,
7.グローバルな会計事務所
8.監査基準
要 約
□議 論
□研究問題
□事例:Lucas International ―― MNE監査の調整
[参考文献]
訳者あとがき
索 引
著者プロフィール
<著者紹介>
リー・H・ラデボー
シドニー・J・グレイ
アーヴィン・L・ブラック
<監訳者紹介>
小津稚加子