勘定科目統一の実務
KPMG/あずさ監査法人アカウンティングアドバイザリーサービス 編
発行日:2019/07/17
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-28221-8
- 本の紹介
- 会計情報の質を向上させ、グループ経営管理を強化するためには、勘定科目の統一が必須の取組みとなる。システム対応や進め方のポイント、ケーススタディ等を具体的に解説。
目次
勘定科目統一の実務
目次
第1章 勘定科目統一が求められる背景
第1節 日本企業のグループ経営の現状と課題
⑴ 日本企業のグローバル化の進展
⑵ 日本企業のグループ経営の現状
⑶ グループ経営管理強化の必要性
⑷ 日本企業による海外M&Aの増加
第2節 課題解決に向けた取組み
⑴ グループ経営管理を支える会計情報の質の向上
⑵ グループ財務経理業務の効率化
Column ① 財務経理人材について
第2章 勘定科目統一の意義
第1節 勘定科目統一とは
⑴ 勘定科目とは
⑵ 勘定科目体系とは
⑶ 勘定科目の統一とは
第2節 会計情報の質の向上や財務経理業務の効率化と
勘定科目統一の関係
⑴ 勘定科目統一の位置付けと目的の明確化
⑵ グループ経理管理を支える会計情報の質の向上と
勘定科目統一
⑶ グループ財務経理業務の効率化と勘定科目統一
⑷ 制度連結決算の信頼性向上のための子会社からの
収集情報の統一
⑸ その他の勘定科目統一
⑹ 勘定科目統一を行う取組みのまとめ
⑺ 目的に照らした勘定科目統一の範囲のまとめ
⑻ 勘定科目の変換対応と各取組みとの関係
Column ② 内部監査へのD&A技法の活用
第3章 統一勘定科目体系の策定のポイント
第1節 統一勘定科目体系の検討時に考慮すべき事項
⑴ 統一勘定科目体系の検討にあたり考慮すべき事項
⑵ 連結会計と単体会計の関係
⑶ 事業・機能に関する考慮
⑷ 制度会計と管理会計の関係
⑸ その他
第2節 勘定科目コード設定
⑴ 勘定科目コード設定の意義
⑵ 勘定科目コード設定の考え方
⑶ 勘定科目コード設定に関し考慮すべき事項
第4章 勘定科目統一のシステム対応のポイント
第1節 勘定科目統一と情報システムの関係
第2節 勘定科目が統一された情報システム
⑴ 一般的なシステム構成
⑵ バラバラの単体会計システムと勘定科目統一
⑶ グループ標準会計システム導入のハードル
⑷ 勘定科目が要求する管理セグメント
⑸ 勘定科目統一における過去データの取扱い
⑹ 勘定科目マスターの管理
第3節 勘定科目のマッピングによる補完
⑴ 想定されるシステム構成
⑵ 個社科目から統一科目へのマッピングとコード変換処理
⑶ マッピング方式の制約と留意点
⑷ マッピング方式のソリューション動向
Column ④ BIの進化からみるシステム標準化の重要性
第5章 勘定科目統一の進め方のポイント
第1節 推進体制
⑴ 親会社側の関与部門
⑵ 子会社の関与
第2節 各ステップにおける進め方のポイント
⑴ 勘定科目統一のステップ
⑵ ステップ1:統一方針の策定
⑶ ステップ2:勘定科目体系の策定
⑷ ステップ3:業務・システムの整備
⑸ ステップ4:各社への展開・教育
第3節 システム導入プロジェクトとの連携
⑴ システム導入プロジェクトのステップと勘定科目統一の関係
第4節 親会社収集科目への変換で対応する場合のポイント
⑴ 推進体制
⑵ 進め方のポイント
Column ⑤ 関係者の要望をまとめるために求められる能力
第6章 勘定科目統一のケーススタディ
事例1 大手製造業A社における勘定科目統一
⑴ 会社の概要
⑵ 勘定科目統一の目的
⑶ 勘定科目統一のポイント
⑷ 業務・システムのポイント
⑸ 推進上のポイント
⑹ 勘定科目統一の効果
事例2 大手製造業B社における勘定科目統一
⑴ 会社の概要
⑵ 勘定科目統一の目的
⑶ 勘定科目統一のポイント
⑷ 業務・システムのポイント
⑸ 推進上のポイント
⑹ 勘定科目統一の効果
事例3 製造業C社における勘定科目統一
⑴ 会社の概要
⑵ 勘定科目統一の目的
⑶ 統一勘定科目体系のポイント
⑷ 勘定科目定義書の作成
⑸ グループ各社への説明
⑹ 取組みの効果
事例4 サービス業D社における勘定科目統一
⑴ 会社の概要
⑵ 勘定科目統一の目的
⑶ 統一勘定科目体系のポイント
⑷ 勘定科目統一の進め方
⑸ 勘定科目統一の効果
Column ⑥ 勘定科目の見直し例
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