顧問税理士も知っておきたい相続手続・書類収集の実務マニュアル〈第3版〉
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- 相続税額の計算や申告以外に、相続に必要な書類収集や手続一般など顧問先に有用な税理士が知っておきたい知識を解説。第3版では、配偶者居住権等の相続法改正をフォロー。
目次
顧問税理士も知っておきたい
相続手続・書類収集の実務マニュアル(第3版)
目次
第1章 相続税申告の依頼が来たら
1 相続と業務の流れ
2 最初の説明と契約
3 書類集めの依頼と相続人の確定
4 相続税額の試算と遺産分割方針の決定
5 申告書提出までの流れ
6 相続に関連して出てくる専門用語
第2章 相続人の行事と書類集め
1 相続人の行事と手続
2 相続は,なにより手続がたいへん
3 相続の書類集めのポイント
4 必要書類一覧表を作ろう
5 死亡診断書
6 相続人・被相続人の戸籍謄本
7 原戸籍謄本,除籍謄本と戸籍謄本
8 法定相続情報一覧図の写し
9 相続人の印鑑証明書
10 マイナンバーカード
第3章 手続をするための方法
1 市区町村役場での手続の一覧表
2 死亡届と戸籍・住民票関係,世帯主変更届(市区町村その1)
3 年金・保険関係(市区町村その2)
4 市区町村その他(市区町村その3)
5 遺言書の検認
6 健康保険や年金関連の届出(健康保険・厚生年金)
7 埋葬料,埋葬費の受給手続(社会保険)
8 遺族厚生年金の請求
9 運転免許証の返却
10 故人の不動産契約関係の整理
11 生命保険の請求
12 損害保険・自賠責保険の請求
13 電気,ガス,水道,電話,クレジットカード,インターネット
その他の契約の名義変更,解約
14 預貯金の解約と住宅ローン
15 証券会社の口座の解約や名義変更
16 自動車・オートバイの名義変更(移転登録申請書)
17 固定資産課税台帳登録証明書(名寄帳)と固定資産評価証明書
18 不動産の名義変更(登記申請書)
19 準確定申告
第4章 遺産分割の手続
1 遺言書と遺産分割協議書
2 遺留分減殺請求
3 相続の放棄,限定承認
4 特別受益・寄与分・特別の寄与
5 配偶者居住権
6 相続人に認知症の人がいるとき
7 相続財産の寄附
第5章 相続税計算上のポイント
1 相続税の計算の概略
2 これくらいの財産で相続税がかかる
(基礎控除,生命保険金控除,退職金控除)
3 かならずチェック,小規模宅地等の評価減
4 配偶者の税額控除
5 二次相続のことまで考えよう
6 相次相続控除
7 数値例による相続税額のシミュレーション
8 税理士も悩む微妙なところ
第6章 相続の手続を楽にするために(事前の準備)
1 大事な書類等の保管場所を限定し,子供たちに伝えておく
2 訃報の連絡先一覧の作成・準備
(連絡してほしくない相手がいればそれも)
3 遺言書を書く
4 エンディングノート
5 相続財産の把握・相続税額の概算額の把握と納税対策
6 生前贈与(贈与税と相続時精算課税)
7 賃貸住宅の建築
第7章 改正民法(相続法)で何が変わるのか
1 配偶者の居住権
2 持ち戻し免除の意思表示の推定
3 仮払い制度等の創設・明確化
4 遺言制度に関する見直し
5 遺留分制度に関する見直し
6 相続人以外の者の貢献の考慮策
著者プロフィール
佐久間 裕幸(さくま ひろゆき)
1961年東京都生まれ。
1984年慶應義塾大学商学部卒業,1986年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了。同年公認会計士二次試験合格,監査法人中央会計事務所(中央青山監査法人)に入所し,株式公開準備企業の監査等に従事。1990年公認会計士,税理士登録。監査法人退職後,佐久間税務会計事務所を開設し,父の税理士事務所も引き継ぎ,所長に。
中小・中堅企業の会計・税務の業務のほか,成長企業の公開準備支援などを実施。顧問先からの新興市場への上場2社,上場企業へのバイアウト2社。2006年から2008年まで南山大学大学院(南山ビジネススクール)教授を務める。
著書に『実践 税務書類のスマホ・スキャナ保存』(ぎょうせい),
『ゼロからはじめる原価計算 総合原価計算編』,『ゼロからはじめる
原価計算 個別原価計算編』(以上,中央経済社)などがある。