RPA導入ガイド―仕組み・推進・リスク管理

KPMGコンサルティング株式会社

定価(紙 版):2,750円(税込)

発行日:2019/04/16
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-30371-5

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本の紹介
生産性向上や働き方改革などの面から注目を浴びるRPA。仕組みや適用領域、情報システム部門の関わり方、内部統制など、導入・運用に際しての課題と解決策を具体的に示す。

目次


RPA導入ガイド
仕組み・推進・リスク管理

目次

第Ⅰ部 RPA導入・運用のルートマップ
第1章 デジタルレイバーとしてのRPA

第1節 いまさら聞けない「RPAとは」
 ⑴ RPAの「待ったなし」感
 ⑵ RPAが従来得意としてきた領域,苦手とする領域
 ⑶ RPAの効果
第2節 RPA適用領域の拡大
 ⑴ RPAの発展方向
 ⑵ 定型から非定型へ
 ⑶ AIの自動化適用
第3節 デジタルレイバー
 ⑴ ロボットと働くということ
 ⑵ RPAAIがある世界での業務の構築
 ⑶ 骨太なデジタルレイバーとは
第4節 デジタルレイバーは誰のもの?

第2章 働き方改革の実践例~RPA導入実態
第1節 概  要
 ⑴ 背  景
 ⑵ 事例・実績内容
第2節 RPA導入の実態
 ⑴ RPA検討・導入の目的
 ⑵ RPA導入アプローチ
 ⑶ PoC実施体制や実施後の課題
 ⑷ RPAガバナンス構築体制
 ⑸ 本番開発,運用・保守
 ⑹ 効  果
 ⑺ 成功のポイントと教訓

第3章 企画推進者としてのRPA推進のポイント
第1節 PoC? パイロット? 問題はそれから
 ⑴ 最終形をイメージできないPoCは失敗する
 ⑵ 大規模展開を見据えた作戦づくり
 ⑶ 明確な意思のこもった「でき姿」とマイルストーン
第2節 骨太な導入の進め方
 ⑴ 骨太な構想とは~視座は高く,視野は広く
 ⑵ 骨太な導入に必要な導入プロセス・組織体
 ⑶  たくさん作ればいいというものではない~開発の優先順位づけ
第3節 骨太な開発の進め方
 ⑴ 作り手を見極める
 ⑵ 外製か内製か
 ⑶ 標準化か部品化か
第4節 骨太なロボット運用と保守
 ⑴ RPA運用保守を強力にドライブする中枢組織
 ⑵ RMOは運用保守のコントロールタワー
 ⑶ さらに広がるRMOの業務内容

第4章 業務ユーザーの関わり方
第1節 RPAを「ユーザーのモノ」にしてもらうために
 ⑴ ユーザーと企画推進者の役割分担
 ⑵ ユーザーを「お客様」にするな
 ⑶ ユーザーを「その気」にさせるために
第2節 ユーザーと考える「ロボットとともに働く姿」
 ⑴ ロボットとの共存とは~気持ちのよい朝の始まり
 ⑵ 私もロボット化したいです……
 ⑶ 案件発掘のコツ~まずロボットを理解しろと言われても
 ⑷ 進め方の手引き
 ⑸ 発掘された案件をどう管理するか
第3節 ユーザーでもロボット開発できる?
 ⑴  ユーザー部門でのロボット開発~とある1コマ
 ⑵ ユーザー部門で開発するメリット
 ⑶ ユーザー部門は何でも作っていいのか?
 ⑷ CoEがフォローすべきこと
 ⑸ ロボットが止まった時の対処を考えておく
第4節  ロボットができてからがPDCAの本丸(運用保守
 ⑴ 次から次へ生まれる「改善」のサイクルを創る
 ⑵ 「業務」を忘れるな

第5章  情報システム部門が備えるべき視点
第1節  情報システム部門への期待~PoCから本格導入への遷移
第2節 RPAサポート体制
 ⑴ サポート体制
 ⑵ インシデント対応の優先度
 ⑶ 技術者教育体制
第3節 ライセンス管理
 ⑴ アジャイル開発の実際
 ⑵ ライセンスの発行・更新
第4節 アカウント管理
 ⑴ ロボットに与える権限
 ⑵ アカウント設計方針
第5節 統合管理
 ⑴ 統合管理サーバーの価値
 ⑵ RPAツールの管理限界
 ⑶ 気をつけるべき非機能要件とは
 ⑷ 野良ロボットの防止
 ⑸ メタ情報の管理
 ⑹ インフラの全体像の絵を描くべし
 ⑺ システム変更対応
第6節 RPAモニタリング
 ⑴ 情報システムからユーザーヘ情報を提供
 ⑵ システムログの価値とは
 ⑶ 資産稼働率の提供
 ⑷ そのロボット,生きていますか?
 ⑸ ロボットの生産性とは
 ⑹ 開発・運用の生産性情報
 ⑺ 障害管理から「生涯」管理へ

第Ⅱ部 RPAのリスク管理
第1章 RPAとリスク

第1節 RPAのリスクが軽視されがちな理由
第2節 RPAに関わるリスクと関連する業務の例
 ⑴ RPAの品質と機能に関わるリスク
 ⑵ システム連携に関わるリスク
 ⑶ RPAで処理するデータのセキュリティに関わるリスク
 ⑷ 業務の中断に関わるリスク
 ⑸ RPAの管理に関わるリスク
第3節 RPAリスク管理の重要な領域
 ⑴ 内部統制報告制度に関連する業務
 ⑵ 個人情報を取り扱う業務
 ⑶ 中断の許容時間が短い業務

第2章 RPAリスク管理の実務
第1節 RPAリスク管理の全社的な取り組み
 ⑴ 文書化
 ⑵ 役割と責任の明確化
第2節 内部統制報告制度への対応
 ⑴ 内部統制報告制度に関わるリスク管理の要件
 ⑵ 内部統制報告制度への対応のポイント
第3節 個人情報の保護に関わる対応
 ⑴ 個人情報を取り扱う業務におけるリスク管理の要件
 ⑵ RPA導入における不正アクセスリスクの要因と影響
 ⑶ 情報保護対策見直しの手順
 ⑷ 論理的な情報保護対策
 ⑸ 物理的な情報保護対策
第4節 中断の許容時間が短い業務における対応
 ⑴ 業務継続管理の基本
 ⑵ RPA停止の要因と影響
 ⑶ RPAに関わる業務継続管理のポイント
第5節 RPAリスク管理の高度化と効率化


著者プロフィール
KPMGコンサルティング株式会社
KPMGコンサルティングは,KPMGインターナショナルのメンバーファームとして,ビジネストランスフォーメーション(事業変革),テクノロジー,リスク&コンプライアンスの3分野でサービスを提供するコンサルティングファームです。戦略,BPR,人事・組織,PMO,アウトソーシング,ガバナンス・リスク・コンプライアンス,ITなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し,金融,保険,製造,自動車,製薬・ヘルスケア,エネルギー,情報通信・メディア,サービス,パブリックセクター等のインダストリーに対し,幅広いコンサルティングサービスを提供しています。


著者紹介

KPMGコンサルティング株式会社(けーぴーえむじーこんさるてぃんぐかぶしきがいしゃ)