- 本の紹介
- 過去の成績である決算書に向きがちな中小企業経営者の視線を、将来に向けての経営会計(管理会計)に向けさせたいとのする意欲作。社長と税理士の対話形式でわかりやすい。
目次
決算書は役に立たない! 経営計画会計入門
目次
第1 章 決算書は役に立たないこれだけの証拠
1 経営計画書を県に提出で相続税が無税に!
2 中小企業は決算書が作れない!
3 決算書は誰のために作る?
4 決算書は「過去」の成績を外部に報告するため
5 決算書は「経営」の立場からは間違いだらけ!
6 「経営」は掛け算,決算書は引き算
7 個数に比例する費用と,比例しない費用を区別
8 「経営」に役立つ会計で経営計画を作る
9 条件を変えて,シミュレーションする
10 「掛け算」の概念がない決算書では見えない
11 「決算書の読み方4 4 4 」は役に立つのか?
12 「決算書の読み方」の間違った方法を使うと…
13 決算書では絶対見えない経営上大切な損失
14 悪魔の「全部原価」でも適法な制度会計
15 会計年度という「決算書」の最大の欠陥
16 「会計」も道具 そして「道具」は2種類ある
17 ブースターの間違った使い方をすると……
18 バックミラー(過去)を見て運転をしてはダメ
19 まとめ……自由な「経営会計」での計画
納税猶予に加え補助金ももらえる!
裏話 事例は,実は県に提出する中小企業庁のHPに載っている
サンプルなんです
第2 章 経営会計でシミュレーション
1 「経営会計」は“経営のための会計”
2 「売上」は2要素で作られる
3 色々な要素をシミュレーション P⤵ダウンなら?
4 実務では複数の要素が関係する
5 デフレと少子化は何をもたらすか?
6 原価Vを10%値下げできたら……
7 数量Q⤴で原価V⤵ 複数要素の同時変化
8 固定費Fのダウンは効果的か?
9 「利益感度分析」……どの要素が利益に貢献するのか?
10 原価率が低い商品の場合⑴
11 原価率が低い商品の場合⑵
12 サービス業の場合⑴
13 サービス業の場合⑵
14 赤字企業の利益感度は?
15 「利益感度」低いからこそ使う ただし…
16 固定費Fの判断は普段の経営者の意思決定
17 戦略とは「何をやるか?」である
18 「利益感度」+複数要素で損益分岐点を目指す
19 「売上原価」や「経費」は安い方が良いか?
20 良いか? お客様の立場なら一目瞭然!⑴
21 良いか? お客様の立場なら一目瞭然!⑵
22 アイテム(商品)の数はいくつか?
23 この「損益分岐点」って使えます?
24 損益分岐点「数量」は何個(何人)?
25 損益分岐点「P」は値引き限度を示す
26 損益分岐点「V」は仕入の高騰の限度
27 今まで,決算書以外は何もしてこなかったなぁ~
28 まとめ+αの図解
29 利益は現場で作られる その受入体制は?
30 落とした「ザルそば」1枚の損失はいくら?
31 落とした「カレーパン」1個の損失はいくら?
32 様々な原価 外注費の見積原価?
33 またも落としました! しかも売れ残りました!
34 再びのまとめ……そして第3章へ
第3 章 付加価値 MQのアップ
1 経営は逆算である!
2 まずは実際に数値を入れてみる!⑴
3 まずは実際に数値を入れてみる!⑵
4 出た結果に対策をアレコレ・ジタバタ考えてみる
5 「となりのトトロ」(?)で「採算をデザインする」
6 やはり,避けて通れない「難関への挑戦!」
7 重要なのは「付加価値MQ」の最大化
8 中小企業の我が社ごときにできるのだろうか?
9 思い立って方向を決める だが見つからず
10 方向を決めた しかし継続は貴方任せ
11 好き嫌いは表裏 嫌いでも欲求があれば何時かは
12 「やるべきこと」と「やってはいけないこと」⑴
13 「やるべきこと」と「やってはいけないこと」⑵
14 「やるべきこと」と「やってはいけないこと」⑶
15 飛んでくる矢! 多くは事前に分かっている
16 伸びる事業と衰退する事業 この機を活かせ
17 重力で「やる気」がヘタってしまう
18 何をやるべきか? 付加価値アップのために
19 新製品・新サービス・新業態の研究開発
20 何を開発すべきか? 真似ればイイ!⑴
21 何を開発すべきか? 真似ればイイ!⑵
22 それでも閾値を超える努力が必要
23 付加価値アップへの更なる経営会計へ
24 購入頻度を増やすための適正な価格
25 単純に売単価Pを⤴すれば 数量Qは⤵か?
26 価格と価値の違い
27 固定費Fアップに気をつけろ!
28 開発は税額控除で大幅な特典を受けられる
第4 章 儲かっても“資金”で潰れる
1 損益の計画だけでは実は動かない経営計画
2 貸借対照表も決算書だから役立たない?
3 会社を0から作ってみる
4 商品を現金で仕入れました
5 商品を現金で販売しました
6 給料を支払い1月を締切りました
7 同じような取引をするのに資金が変わる!
8 2月も同様な取引が始まります…
9 掛け売りをしました! 波乱の幕開け!
10 給料を支払い2月を締切りました
11 3月になり売掛金を集金しました
12 3月の残りは1月と同じ取引をして締めた
13 在庫の発生で極端に複雑になる会計
14 在庫は売れ残りだから来月の資産にする
15 在庫があれば仕入れずに売る… また妙なことに⑴
16 在庫があれば仕入れずに売る… また妙なことに⑵
裏話 この本の作り方の仕掛け
17 売上原価のつかみ方
18 棚卸の仕方 現場の社員に理解させないと!
19 買掛金の登場でまたまたズレるが…初めは楽
20 1月~5月と同じ取引をして6月の月次決算
21 先月の買掛金の支払いをする
22 6月までと同じ取引を現金でして7月月次決算
23 パソコンを導入(自己資金で設備投資)
24 減価償却をする(初めての赤字!)
25 減価償却費はなぜあるのか?
26 黒字化めざして売上アップ さぁ~どうなる
27 資金不足で買掛金復活して売上アップへ!
28 それでも支払日はやって来る買掛金
29 この調子ならイイぞ!
30 軌道に乗って来たぞ! 順風満帆
31 銀行に融資相談に行く
32 高級車購入のため1,000万円借り入れた!
33 翌月,念願の高級車を購入しました!
―社長が帰った「その後の物語」
著者プロフィール
牧口 晴一
昭和28年生まれ 慶應義塾大学卒業。昭和59年税理士試験₅科目
合格。名古屋大学大学院法学研究科 博士課程(前期課程)修了 修
士(法学)。税理士,行政書士,牧口会計事務所所長,株式会社マネジメントプラン 代表取締役社長。
<事務所>〒501−0118 岐阜市大菅北₄−31
TEL 058−252−6255 FAX 058−252−6512
http://www.makigutikaikei.com/
齋藤 孝一
昭和24年生まれ 早稲田大学卒業。平成₂年税理士試験₅科目合格。名古屋大学大学院法学研究科 博士課程(後期課程)単位取得。
名古屋商科大学大学院教授,法学博士,税理士,中小企業診断士,
CFP,日本公認会計士協会準会員,ミッドランド税理士法人 理事長,
株式会社マックコンサルタンツ代表取締役 社長兼会長。
<事務所>〒450−6421 愛知県名古屋市中村区名駅₃−28−12 大
名古屋ビルヂング21F
TEL 052−261−6815 FAX 052−433−1308
http://www.mac-g.co.jp
著書の共著紹介
『イラストでわかる中小企業経営者のための新会社法』2006年3月
経済法令
『逐条解説 中小企業・大企業子会社のためのモデル定款』
2006年7月 第一法規
『イラスト&図解 中小企業経営に活かす税制改正と会社法』2007年10月 経済法令
『事業承継に活かす従業員持株会の法務・税務(第₃版)』2015年10月 中央経済社
『事業承継に活かす持分会社・一般社団法人・信託の法務・税務』2015年12月 中央経済社
『非公開株式譲渡の法務・税務(第₅版)』2017年6月 中央経済社
『組織再編・資本等取引をめぐる税務の基礎(第₃版)』
2017年10月 中央経済社
『図解&イラスト 中小企業の事業承継(十訂版)』2019年5月 清文社
『事業承継に活かす納税猶予・免除の実務(第3版)』
2019年7月 中央経済社