人事労務DXデータによる働き方改革2.0

立岩 優征

定価(紙 版):2,970円(税込)

発行日:2022/03/28
A5判 / 212頁
ISBN:978-4-502-34451-0

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本の紹介
生産性向上や働き方改革の進展に不可欠な人事労務のデジタル・トランスフォーメーションの対応を、全国社会保険労務士会連合会で長らくDX担当を務めた著者が具体的に解説。

目次

はじめに

1 AX:アーキテクチャ・トランスフォーメーション「物事の構造化・力学モデル化」
 1・1 ITからDX:平成初頭日本の世界No・1IT企業
 1・2 Windows95 後のインターネットとiPhone 後のモバイル
 1・3 転換点:API実装による「データ流通」
 1・4 ヒトが地を這うABCD問題
 1・5 やはり縦割:Aアーキテクチャ問題
 1・6 紙のほうが早い業務:B業務プロセス問題
 1・7 ヒトはアナログで:Cカルチャー問題
 1・8 システム連携;Dデータ問題
 1・9 デジタル・ガバメントのアーキテクチャ
 1・10 IPO:情報を処理する「働き」
 1・11 IPOと働き
 1・12 IPOD頭脳( P) を借りる割り切り特化型
 1・13 I/O変革IoT森羅万象のIPアドレス付番
 1・14 P変革1IPODモデルを使ったAIの基礎解説
 1・15 P変革2ディープラーニング
 1・16 P変革3Dなしで学習する強化学習へ
 1・17 AIによる将来予想と現実の深堀
     本章のまとめ

2 BX:ビジネスプロセス・トランスフォーメーション
 2・1 意外と頑張った「年金システム刷新」
 2・2 業務プロセス変革後:韓国のマネジメント
 2・3 マネジメントシステムとしてのデジタル庁
 2・4 マネジメント範囲が広大なデジタル庁
 2・5 「2000個問題」と地方自治の独立
 2・6 コロナ禍のテレワーク問題と生産性
 2・7 50年間最低生産性アーキテクチャのモデル化
 2・8 職業別のXn:労働者数
 2・9 日米職業別Xn労働者数の比較
 2・10 Xj労働時間「3×3生産モデル」での傾向把握
 2・11 事務従事者のテレワーク効果検証
 2・12 テレワーク議論をモデル化して「働き」深める
 2・13 コマツのABCDX挑戦
 2・14 ヒトの心技体の変化
 2・15 能力開発とIPOD活動
 2・16 テレワークの情報×移動・変形・変化
 2・17 弊社労士法人の働き:n×n×n型労働と半農半IT
     本章のまとめ

3 CX:カルチャー・トランスフォーメーション
 3・1 直感の力〉合理的思考
 3・2 タテを大事にした上でのヨコ移動
 3・3 組織のDNAとは?Y染色体とそれ以外
 3・4 「わが社」化の習慣化
 3・5 儀礼論と労務管理
 3・6 儀礼論と欲求5段階説
 3・7 臭覚・味覚・触覚の儀礼化
 3・8 自分で決める・他人にゆだねる時間
     本章のまとめ

4 DX:データ・トランスフォーメーション
 4・1 デジタル無形固定資産で武装化
 4・2 DXの人事アーキテクチャ
 4・3 DXと円運動の意味
 4・4 8×3=24人事業務と組織運営結果
 4・5 外部専門家とのn×n×n型の無形固定資産共有
 4・6 業務を網羅し、その手順と根拠を共有する
 4・7 マスタ・データの5成果と内外の役割分担
 4・8 準IT従事者化:正規化とRPA・ノーコードの思考法
 4・9 基本アーキテクチャとCXの役割

5 国のDXとしてのマイナンバー制度
 5・1 マイナンバー制度の誤解1:最高裁判決と制度設計
 5・2 マイナンバーの誤解2:マイナンバーとマイナンバーカード
 5・3 「表と裏+内の顔
 5・4 マイナンバーカードのこれから
 5・5 最後に「標準化、ベース・レジストリと国家百年の計」

第4章・第5章のまとめ

著者紹介

立岩 優征(たていわ まさゆき)
[プロフィール]
ワークウェア社会保険労務士法人 代表・社会保険労務士
1989年名古屋市立大学経済学部卒業 日本電気株式会社(NEC) 入社後主にパーソナルコンピュータの販売促進を行う。1996年立岩経営労務事務所設立後,賃金シミュレーションソフト開発・販売等のデジタル化対応を中心として中堅・中小企業の人事労務管理支援を行い(1999年愛知県社会保険労務士会登録。2007年法人化),2008年より業界で初めて本格的な海外事業展開。健康保険海外療養費請求の全世界展開を行い,現在に至る。
公務として, 2001年より愛知県社会保険労務士会電子化委員として業界のデジタル化対応を行い,2021年全国社会保険労務士会連合会デジタル化担当常任理事退任に至るまで,政府のデジタル化関係の複数の協議会・委員会等に参画。