「採算に乗る事業」の仕組みづくり―「誰に」「何を」「どうやって」、そして「いくら」
- 本の紹介
- せっかくのアイディアを事業として立ち上げてしっかり採算に乗せるためにどうすればよいか。事業承継、事業再生、新規事業の開拓等に使える検討枠組みをもとに丁寧に解説。
目次
「採算に乗る事業」の仕組みづくり
―「誰に」「何を」「どうやって」,そして「いくら」
目次
第0章 事業化と採算管理の重要性
第1節 期待される3つの場面
1 事業承継と磨き上げ
2 事業再生
3 新規事業と採算維持
第2節 事業化を後押しする環境
1 成長戦略による政府の後押し
2 資金供給などによる金融の後押し
第3節 事業化と採算管理の重要性
1 本書の構成
第1章 採算に乗る事業の検討枠組みと工夫
第1節 採算に乗る事業の検討枠組み
1 事業化構想の基本
2 4要素への集約
3 外部環境の分析
第2節 成功を保証する工夫
1 経営資源の総動員
2 保有機能の活用方法
3 戦略と財務の関連付け
第2章 経営資源を徹底活用する工夫
第1節 経営資源の洗い出し
1 無形経営資源への着目
2 無形経営資源のさまざまな捉え方
3 個人と知恵と組織の知恵
4 経営資源の洗い出し
第2節 機能連携の組立
1 経営資源の活用方法とは
2 機能連携組立の手順
3 機能連携組立の要件
第3節 戦略別の機能連携の組立例
1 製品差別化戦略
2 省力化戦略
3 内製化戦略
4 営業力強化戦略
5 外注化戦略
6 供給力強化戦略
第3章 財務採算の設計
第1節 採算設計の考え方
1 財務の概念的理解
2 採算の捉え方
3 採算設計の流れ
4 前提条件変化への対応
第2節 採算設計の手順
1 損益分岐点分析
2 財務目標の設定
3 取引諸条件の設定
4 計画財務諸表と採算見通し
第3節 戦略別の財務表現と採算見通し評価例
1 製品差別化戦略
2 省力化戦略
3 内製化戦略
4 営業力強化戦略
5 外注化戦略
6 供給力強化戦略
第4章 事業化後のリスク管理と採算維持
第1節 リスク管理
1 リスク管理の基本
2 流動性リスク
3 価格変動リスク
4 取引信用リスク
5 法務リスク
第2節 採算維持
1 実績差異分析
2 機能連携の強化
3 採算ギャップの売上高弾力性
4 1枚シートによる概括管理
第5章 ケーススタディ
第1節 新規事業の開始
1 事業の概要
2 「誰に」「何を」への展開
3 機能連携の組立
4 財務採算の設計
第2節 事業再生と事業承継
1 事業の概要
2 「誰に」「何を」への展開
3 機能連携の組立
4 財務採算の設計
第3節 海外新拠点の開設
1 事業の概要
2 「 誰に」「何を」への展開
3 機能連携の組立
4 財務採算の設計
著者プロフィール
《著者紹介》
金森 亨(かなもり とおる)
中小企業診断士,証券アナリスト
経営研究所代表
1954年 北海道生まれ
1978年 慶應義塾大学商学部卒業
1978年 協和銀行(現りそな銀行)入行。為替・資金ディーリング,海外拠点非日系企業・政府向け融資渉外,国際業務などを担当。春日井支店長,市ヶ谷支店長,旭日財務香港社長,国際業務室長を歴任して2005年同行を退職。
為替リスク管理,海外進出,経営企画,知的資産経営を専門領域とする。日本知的資産経営学会会員。
著書に『事業再生の現場プロセス』(共著),『為替リスク管理の教科書』(単著),『事業資金調達の教科書』(単著)(いずれも中央経済社)がある。