デジタル戦略の教科書
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- 本の紹介
- 今や待ったなしのDX(デジタル・トランスフォーメーション)について、知っておくべき考え方や知識を整理。DXによる産業構造やビジネスモデルの変化をわかりやすく解説。
目次
はじめに
第0部 デジタル化総論
第1章 デジタル・トランスフォーメーション(DX)の意味と重要性
1.デジタル化とは何か:デジタル・トランスフォーメーションの定義
2.なぜ今デジタル化が重要なのか
3.デジタル・ビジネスの成功要因
第1部 デジタルによる戦略の変容
第2章 提供価値のデジタル化
1.製品のデジタル化
2.サービスのデジタル化
3.顧客へのマネジメントの提供
第3章 デジタルによる顧客との関係構築とUsage Management Platform(UMPF)
1.デジタル・マーケティング
2.UMPFの出現と顧客との継続的関係構築
3.デバイス近接性による競争優位
第4章 バリューチェーン高度化
1.バリューチェーン高度化の考え方
2.顧客接点の統合的運用-ネットとリアルを結ぶ-
3.バリューチェーン機能の自動化
4.製品フィードバックのバリューチェーン機能への反映-製品と自社バリューチェーンを結ぶ-
5.サイバー・フィジカルシステム-仮想空間と現実空間を結ぶ-
6.設計・生産データ統合、サプライチェーンデータ統合-バリューチェーン機能間を結ぶ-
7.設備保全デジタル化とEAM接続-IoT・制御情報とエンタープライズシステムを結ぶ-
8.最適な設計:ジェネレイティブ・デザイン-圧倒的な計算力にものを言わせる-
9.研究開発のデジタル化:マテリアルズ・インフォマティクス-過去の蓄積データを活用する-
10.バリューチェーン高度化とUMPFとの関係
第5章 資源とそのシェアリング
1.資源シェアリング
2.人的資源管理のデジタルによる変貌
3.資源としてのデータ
第6章 プライシング
1.バリューベーストプライシングとその擬制
2.サブスクリプション(固定額課金)
3.ダイナミック・プライシング
4.フリーとマネタイズパターン
第2部 デジタルによる競争ダイナミズムの変化
第7章 プラットフォームとそのダイナミズム
1.プラットフォームの意味と効果
2.プラットフォームが持つその他の特徴
3.プラットフォーム戦略内部での選択肢
4.既存プラットフォームへの対抗戦略
5.プラットフォームの市場間拡張
6.無償化、オープンソース化、パブリックドメイン化
第8章 モジュール化とエコシステム
1.モジュール化とカプセル化、その意味と効用
2.レイヤー化
3.提供価値のモジュール化・レイヤー化と戦略
4.エコシステム
5.バリューチェーンのモジュール化とエコシステム
6.ピーター・ウェイルのデジタル・ビジネスモデル
第9章 大きなインパクトを持つデジタル化領域
1.各産業や機能分野におけるデジタル化
2.FinTech
3.MobilityTech
4.EnergyTech
第10章 デジタル技術のビジネスインパクト
1.経営戦略における技術の考え方
2.ブロックチェーンと技術ライフサイクル
3.5Gとエコシステムの競争ダイナミズム
4.ソーシャル技術のビジネスポテンシャル
5.その他の技術のビジネスインパクト
第3部 デジタル化の実現とその阻害要因の克服
第11章 DXの実現に向けて
1.イノベーションにおける心理的バイアスとイノベーションのジレンマ
2.デジタル化におけるRBVの危険性
3.ルール形成能力の獲得
4.トップによるコミットメント
5.自社内でのITシステム開発の必要性
6.漸進的アプローチとMVP
7.アジャイル組織
8.イノベーションの制度化・プロセス化
第12章 DXを阻害する要因とその克服
1.既存システムに関する「2025年の崖」?
2.日本のITサービス産業の問題
3.企業のイノベーション意識の決定的低さ
おわりに