- 本の紹介
- 統計・ファイナンス・ゲーム理論等をとり入れた新しい会計学のテキスト。第2版では、冒頭に本書の全体像を示すとともに、各手法の解説を充実させて、論文の書き方まで言及。
目次
序 章 本書の全体像
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第1部 実証的アプローチ
第1章 実証的アプローチに必要なツール(その1):統計学
第2章 実証的アプローチに必要なツール(その2):ファイナンス理論
第3章 会計情報にたいする証券市場の反応
第4章 会計情報と利益マネジメント
第5章 非財務情報の開示と効果
第2部 分析的アプローチ
第6章 分析的アプローチに必要なツール:ゲーム理論と契約理論
第7章 企業会計にかんする規制
第8章 経営者による利益操作
第9章 経営者にたいする報酬
第3部 実験的アプローチ
第10章 実験的アプローチに必要なツール:実験の意味と手法
第11章 会計実験の具体例
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補 章 学術論文の手法
- 担当編集者コメント
- ≪本書のねらい≫
「科学としての会計学」を学ぶ!
「会計学に実証・分析・実験というアプローチがある」ということは、会計学の研究者を除くと、これまで、ほとんど知られていなかったように思います。
「会計といっても、簿記や会計基準の学習だけでなく、いろいろあって、結構楽しいでしょ!」と読者にうったえることが、本書の最大のねらいです。
本書をきっかけに、多くの方が「会計学の実証研究(あるいは分析研究・実験研究)は面白そうだから、ゼミや卒業研究で、自分でもやってみよう」と考えてくださることを期待しています。
第2版では、冒頭で新たな研究手法の全体像を示すとともに、各手法の解説を充実させて、最終ゴールである学術論文の書き方まで詳述しました。
さぁ、エキサイティングな会計学の扉を開いてみましょう!
≪オススメします!≫
➊会計学を勉強している大学生の方々
❷企業の経理・財務部門の担当者、公認会計士・税理士などの実務家で、会計学の新しい手法に関心のある方々
❸規範論・国際制度比較・歴史研究など、本書とは異なるアプローチにもとづく会計研究を行っている大学院生や研究者で、会計学の新しい手法について最低限のことを知っておきたいと考える方々
余談ですが、本書はコラムが大変充実しています。
本文の内容を補足するものなどですが、一部研究者にも参考になるような重要な御指摘もありますね。
ぜひこの点にも注目してお読みください!