- 本の紹介
- 企業、事業部、個別製品と3つのレベルの戦略をリンクさせ、ケースを交えながら企業のマーケティングを体系的に解説。計画・立案された戦略の実行と評価方法にもふれている。
目次
企業価値向上のマーケティング戦略
目次
序
第1章 マーケティング戦略のフレームワーク
第1節 マーケティング戦略とは
第2節 マーケティング戦略のプロセス
1 マーケティング戦略の階層性
2 マーケティング戦略のプロセス
第2章 企業理念と企業目標
第1節企業理念の設定
1 企業理念の意義とその重要性
2 企業理念の作成と見直し
3 事業領域の定義
第2節企業目標の選定
1 企業目標の種類? 〜測定基準の観点から〜
2 企業目標の種類? 〜ステークホルダーとの関連から〜
第3章 環境分析
第1節 外部的要因の分析
1 マクロ要因の分析
2 市場要因の分析
第2節 内部的要因の分析
1 財務能力の分析
2 研究開発能力の分析
3 生産能力の分析
4 人材能力の分析
第4章 企業戦略・事業戦略の策定
第1節 ライフサイクル分析と戦略
1 ライフサイクル分析の前提
2 ライフサイクルの各期の特徴
3 ライフサイクルの形状と延命策
第2節 アンゾフの成長戦略
1 市場浸透戦略
2 製品開発戦略
3 市場開発戦略
4 多角化戦略
第3節 事業評価マトリクスによる分析
1 事業評価マトリクスの計算方法
2 事業評価マトリクスによる戦略策定
第4節 競争上の地位と企業戦略・事業戦略の策定
1 マーケット・リーダーの戦略
2 マーケット・チャレンジャーの戦略
3 マーケット・フォロワーの戦略
4 マーケット・ニッチャーの戦略
第5節 企業目標の確定
1 損益分岐点を利用した目標売上高の設定
2 資本利益率を利用した目標売上高の設定
第5章 マーケティング戦略の立案
第1節 標的市場の選定
1 市場へのアプローチ方法
2 市場のセグメンテーション
3 標的市場の選定
第2節 ポジショニング
1 ポジショニングの意義
2 ポジショニングの手法
3 ポジショニングにおける留意点と限界
第6章 マーケティング目標の設定
第1節 販売予測
1 市場指標法
2 連鎖比率法
第2節 販売分析
1 過去の売上実績を基にした販売分析
2 回帰分析
第3節 販売高計画
第4節 販売割当
第7章 マーケティング・ミックスの展開
第1節 製品戦略
1 消費財と製品戦略
2 産業財と製品戦略
第2節 価格戦略
1 価格戦略の重要性
2 価格の設定方法
3 価格の調整戦略
第3節 流通経路戦略
1 流通経路の機能
2 流通経路に関する意思決定
第4節 コミュニケーションとプロモーション
1 コミュニケーション戦略とプロモーション戦略の役割
2 マーケティング戦略におけるコミュニケーションとプロモーション
3 コミュニケーション,プロモーションの種類と戦略
第8章 マーケティング戦略の実行と監査
1 マーケティング戦略の実行
2 マーケティング監査とフィードバック
参考文献
索引
著者プロフィール
有吉秀樹(ありよしひでき)
獨協大学経済学部専任講師。
1973年,神奈川県生まれ。
開成高校,早稲田大学法学部を卒業後,大手都市銀行にて融資・外国為替業務を担当。
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士・博士後期課程を経て,
2006年4月から現職。学術博士(Ph.D)。
大学院在学中から,複数の早大発ベンチャー企業の創業・運営に参画。現在も獨協大学にて教鞭をとるかたわら,墨田区内の中小企業の経営支援コンサルティングを実施し,アカデミックとビジネスのシナジーを目指して活動している。
専門はマーケティング戦略,ブランド戦略。
主な著書
『現代マーケティングの革新と課題』(共著,2005年,東海大学出版会)