日本の国際化企業―国際化と経営パフォーマンスの関係性

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小林 規威

定価(紙 版):2,750円(税込)

発行日:2007/05/22
A5判 / 192頁
ISBN:978-4-502-39200-9

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本の紹介
国際化とは経営の規模と成長性を測る一つの要素であり目的ではない。利益性、安定性、創造性の総和である経営パフォーマンスにおいて国際化はどう位置付けられるか。権威者による新たな視点。

目次


日本の国際化企業
目次

第1章 問題の提起――国際経営研究の残された課題

第2章 国際化と経営パフォーマンスの関係性研究対象の選択
 1 基礎資料入手の困難性
 2 調査対象企業の選択

第3章 経営国際化進捗度判定の規準

第4章 経営パフォーマンス評価の規準

第5章 業種別にみた海外売上高比率と経営パフォーマンスとの
      関係性

 1 売上高規模
 2 海外売上高比率
 3 売上高純利益率(利益性)
 4 総資産純利益率(利益性)
 5 株主持分比率(安定性)
 6 有利子負債比率(安定性)
 7 研究開発費の売上高に対する割合(創造性)
 8 1株当たり利益
 9 業種別経営パフォーマンス評価
 10 業種別にみた海外売上高比率と経営パフォーマンス評価の
    関係性

第6章 66社の経営パフォーマンス
 1 自動車メーカー
 2 自動車部品メーカー
 3 建設機械メーカー
 4 総合電機メーカー
 5 電子部品,IC製造装置そして電子機器メーカー
 6 精密機械メーカー
 7 ガラス・土石メーカー
 8 医薬品メーカー
 9 化学その他のメーカー
  補  足

第7章 66社にみる国際化と経営パフォーマンス評価値との
     関係性のまとめ

 1 売上高
 2 海外売上高比率
 3 経営パフォーマンスの総合評価値

第8章 選択された10企業にみる国際化と経営パフォーマンス
      展開の沿革

   序  論
 1 花王(国際化の初期段階を上手に乗りこなす)
 2 武田薬品(国際化の王道を行く)
 3 エーザイ(武田の強力なチャレンジャー)
 4 HOYA
    (変動の激しい市場に対応したハイテク・ガラスメーカーの国際化)
 5 ローム(ハイテク電子企業の不安定な経営)
 6 ファナック(流動的な内・外売上高比率の調整)
 7 キヤノン(超優良国際化企業)
 8 リコー(キヤノンのチャレンジャー)
 9 トヨタ(日本を代表する国際化超大企業)
 10 ホンダ(クリティカルマスを突破したトヨタのチャレンジャー)

第9章 選択した10社にみる国際化と経営パフォーマンスの
      問題点

 1 国際化や経営パフォーマンス評価の節目とサイクル
 2 経営パフォーマンス・ファクターと海外売上高比率の継続した改善
    努力の必要性
 3 より高いレベルの国際化のためには十分な準備が必要

第10章 まとめに代えて

著者プロフィール 小林規威(こばやしのりたけ)
1953年 ハーバード大学国際法・国際関係学科卒業
1954年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
1973年 慶應義塾大学ビジネス・スクール教授,商学博士
1980年〜1983年 1987年〜1991年 慶應義塾大学ビジネス・スクール校長
1987年〜1991年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科委員長
1996年 慶應義塾大学名誉教授
1996年〜2000年 淑徳大学国際コミュニケーション学部長
2000年〜2002年 淑徳大学大学院国際経営文化研究科長
この他大学関連では,財団法人貿易研修センター理事(2005年〜),Academy of International Business(国際経営学会)Fellow(現在),
多国籍企業研究会会長(2003年まで,現在は名誉会長),
ブラウン大学Trustee(現在はTrustee Emeritus),
大乗淑徳学園理事(1996年〜2005年),
ビジネス関連では,マツダ取締役(1980年〜1996年),
ボッシュ取締役(1996年〜2006年),
富士ゼロックス取締役・常勤監査役(1999年〜2004年)などを歴任。

著書:
『日本の合弁会社』(1967年,東洋経済新報社)
『国際取引ハンドブック』(共編・1973年,中央経済社)
『日本の多国籍企業』(1980年,中央経済社)他多数。


























著者紹介

小林 規威(こばやし のりたけ)