研究開発技術者の人事管理

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福谷 正信

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2007/11/02
A5判 / 300頁
ISBN:978-4-502-39480-5

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本の紹介
知識・情報社会における研究開発技術者のマネジメントを論究。詳細な調査データの分析に基づき、中長期的視点から研究開発技術者の育成、活用、評価を検討し、技術経営人事のあり方を示す。

目次


研究開発技術者の人事管理
目次

第1章 戦略転換と日本型経営の変容
 1 日本型経営の形成
  (1)制度形成と再編
  (2)日本型経営の特性
 2 戦略転換と技術経営
  (1)「キャッチ・アップ型」技術経営
  (2)「フロント・ランナー型」技術経営
 3 グローバル・ネットワーク
  (1)国際分業
  (2)工程分業とネットワーク ……ほか

第2章 競争優位性確保と研究開発
 1 経営管理と研究開発の統合
  (1)企業経営研究における研究開発問題
  (2)研究開発推進と経営戦略 ……ほか
 2 事業戦略の展開と技術開発のシナジー
  (1)事業戦略の変遷
  (2)経営構想 ……ほか
 3 製品開発とCTOの役割
  (1)製品開発略史
  (2)事業開発とCTO ……ほか

第3章 研究開発組織の行動科学的分析
 1 行動科学論の系譜
 2 先行研究
 3 モチベーション
  (1)自律性と透明性
  (2)組織内同形化

第4章 研究開発技術者の人事管理
 1 キャリア・能力開発・処遇
  (1)科学技術と経済の会
  (2)日本生産性本部 ……ほか
 2 研究能力の限界年齢意識
  (1)研究能力の限界年齢意識
  (2)研究環境と能力限界年齢 ……ほか
 3 技術開発戦略と人事政策課題
  (1)研究効率とキャリア形成
  (2)技術者人事システムの再構築

第5章 次世代の中核研究・技術者像
 1 独創技術開発
  (1)未踏分野の探究
  (2)「個性」の発揮とその支援
 2 研究開発過程と役割期待
  (1)研究と開発
  (2)管理職と専門職
 3 研究開発技術者像の類型化
  (1)活動領域と専門能力の適性マトリックス
  (2)職業生涯と職務特性
 4 「構想立案型」人材像
  (1)開発戦略転換と中核人材の役割期待
  (2)「構想立案型」人材像

第6章 評価制度の変遷と課題
 1 職能資格制度と人事評価
  (1)職能資格制度の特徴
  (2)評価制度の曖昧性 ……ほか
 2 人事評価制度の形骸化
  (1)評価基準
  (2)能力・成果主義化と評価の公正性
 3 研究開発技術者の評価・報奨
  (1)業績評価と処遇
  (2)給与およびボーナス ……ほか
 4 専門職評価の新次元

第7章 評価システムとその運用
 1 基本的枠組
  (1)評価の目的
  (2)評価システムの要件
 2 制度設計
  (1)研究開発部門の評価
  (2)評価基準
 3 評価のプロセス
  (1)評価者
  (2)適性多面観察法 ……ほか
 4 目標管理と人材評価
  (1)目標管理システム
  (2)研究業績評価

第8章 人材育成
 1 企業内人材育成
  (1)人材育成の背景
  (2)企業内教育 ……ほか
 2 「構想立案型」人材の育成
  (1)育成の必然性
  (2)有効な育成方法 ……ほか

第9章 インセンティブ
 1 プロフェッションとしての研究開発技術者
  (1)「個」の創造性発揮
  (2)研究開発組織の特性
 2 プロフェッショナリズム
  (1)プロフェッション化の特性160
  (2)プロフェッショナルの特徴 ……ほか
 3 活性化施策
  (1)モチベーション
  (2)インセンティブ
 4 職務発明報奨
  (1)発明者主義と職務発明制度
  (2)権利譲渡方式 ……ほか

第10章 マネージング・プロフェッショナル
 1 プロフェッショナル職掌の諸相
  (1)ゴールドカラー
  (2)シンボリック・アナリスト ……ほか
 2 専門性評価の葛藤
 3 人材マップ
  (1)人材の資産勘定
  (2)各社事例 ……ほか
 4 社内公募制
  (1)人材の発掘や適材適所
  (2)導入事例 ……ほか
 5 専門職制度の再編
  (1)専門職制度の運用実際
  (2)専門職制度のパターン ……ほか

第11章 人材マネジメントの新次元
 1 伝統的人事管理の基本枠組
  (1)人事管理機能
  (2)伝統的人事制度の特質とその変容
 2 技術経営環境の変化
  (1)ブレーク・スルー型イノベーション
  (2)世界最適生産基地化 ……ほか
 3 人材活用の新視点
  (1)変容する「中核人材」
  (2)創造性の発揮 ……ほか
 4 結  語

補 章 研究開発と知識生産性
 序
 1 知識情報化と生産性向上
  (1)知識情報革命
  (2)知識生産性の分析
 2 知識生産性の概念
  (1)生産性概念
  (2)知識生産性のフレームワーク ……ほか
 3 知識生産性測定のモデル化
  (1)研究開発活動と事業活動のメカニズム
  (2)知識生産性の測定 ……ほか
 4 特許出願件数と研究開発費
 5 知識生産性指標
  (1)特許出願弾力性指数
  (2)事業開発弾力性指数 ……ほか

 参考資料
「技術者のキャリアと能力開発に関する国際比較」
(日本生産性本部,1988〜1990年)〜調査集計結果〜
「革新的研究開発のための目標創設力や構想提案力に関する調査」
(研究・技術計画学会,1998年)〜「研究開発中核人材」に関するアンケート〜

 参考文献

 索  引

著者プロフィール 福谷 正信(ふくたに まさのぶ)
1948年生まれ。
1971年 東京理科大学工学部卒業
1973年 慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了
1973年 社会経済生産性本部(旧日本生産性本部)勤務
2001年 立命館アジア太平洋大学アジア太平洋マネジメント学部教授,現在に至る。
〔専攻〕
人的資源管理,労使関係,経営組織

主要著書
『こういう組織が技術者を活かす』(共著,日本実業出版社,1991年)
『R & D人材マネジメント』(泉文堂,2001年)
『グローバル化時代の賃金制度』(共編著,社会経済生産性本部,2002年)
『21世紀の評価制度』(共編著,社会経済生産性本部,2003年)

























著者紹介

福谷 正信(ふくたに まさのぶ)