- 本の紹介
- 種々の高齢者ケア施設開設にあたり、そのポイントや設計・施工上の留意点及び開設資金の調達など、専門家・利用者双方の立場からの留意点を踏まえてまとめた実際的な開設マニュアル。
目次
高齢者ケア施設 開設ガイドライン
目次
第１章 高齢者ケア施設とは
１ 高齢者ケア施設の概要
２ いろいろな高齢者ケア施設
１ 特別養護老人ホーム
２ 痴呆性高齢者グループホ−ム
３ 介護老人保健施設
４ 療養病床等
５ 軽費老人ホーム
６ 養護老人ホーム
７ 有料老人ホームの概要
８ 高齢者向け優良賃貸住宅
９ 高齢者専用賃貸住宅と適合高齢者専用賃貸住宅
10 高齢者向け分譲マンション
３ 開設主体別の高齢者ケア施設
１ 社会福祉法人における高齢者ケア施設
２ 医療法人における高齢者ケア施設
３ その他の法人における高齢者ケア施設
第２章 情報収集と開設のポイント
１ 高齢者ケア施設の理解
２ 高齢者ケア施設のニーズ
１ 高齢者の多様なニーズ
２ 高齢者のニーズの把握
３ 高齢者ケア施設を取り巻く政策
１ 高齢者ケア施設を取り巻く政策の理解
２ 高齢者ケア施設の量的規制
３ 所轄庁との事前協議
４ 高齢者ケア施設の開設のための情報収集
１ 高齢者ケア施設の情報源
２ 高齢者ケア施設の開設のための情報収集
３ 開設する施設の“魅力”と利用者，職員の募集
４ 情報の発信
５ 有料老人ホ−ムの開設
１ 有料老人ホ−ムの開設までの流れ
２ 事前協議
３ 有料老人ホームの解説のポイント
６ 高齢者向け優良賃貸住宅の開設
１ 高齢者向け優良賃貸住宅の開設までの流れ
２ 事前協議と供給計画の認定
３ 高齢者向け優良賃貸住宅の開設のポイント
７ ケアハウスの開設
１ ケアハウスの開設までの流れ
２ ケアハウスの事前協議と審査
３ 社会福祉法人以外の法人による開設
４ ケアハウスの開設のポイント
８ 介護老人保健施設の開設
１ 介護老人保健施設の開設までの流れ
２ 介護老人保健施設の事前協議と審査
３ 社会福祉法人による開設
４ 介護老人保健施設の開設のポイント
９ 特別養護老人ホームの開設
１ 特別養護老人ホームの開設までの流れ
２ 特別養護老人ホームの事前協議と審査
３ 特別養護老人ホームの開設のポイント
第３章 施設の設計・施工――専門家の視点
１ 老いとは
２ 高齢者の特徴
３ 「収容」から「生活」重視へ
１ 生活環境を変えずに
２ 高齢者問題は住宅問題
３ 必要な個別の対応
４ 高齢者の生活に対応した環境づくり
１ 定性的要素
２ 部位別，個別の要素
５ 建設事業計画
１ 建設事業推進
２ 設 計
３ 発 注
４ 施 工
第４章 施設の設計――経営者の視点
１ 経営者の視点のポイント
２ 既存施設の課題
３ 施設開設時の状況
４ 高齢者総合ケアセンターへの道
１ 短期入所生活介護
２ 訪問介護
３ 通所介護
４ 訪問看護
５ 配食サービス
５ サポートセンター構想
１ コンビニ型サポートセンター
２ ネットワーク型サポートセンター
３ コラボレート型サポートセンター
６ 災害時の高齢者施設
７ 施設を運営する社会福祉法人の役割
８ 高齢者施設の実際とポイント
１ 特別養護老人ホーム
２ 短期入所生活介護
３ サテライト型居住施設
４ 小規模多機能型居宅介護
５ グループホーム
６ バリアフリー住宅
７ ケアハウス
９ 利用者のための施設
第５章 資金調達――専門家の視点
１ 開設に必要な資金
１ 用地費
２ 建物建築費関係
３ 設備備品購入費
４ 開設前諸経費
５ 開設後運転資金
２ 資金計画の考え方
１ 自己資金
２ 補助金・交付金
３ 借入金
４ 医療ファンド
３ 補助金等に関する基礎知識
１ 地域介護・福祉空間整備等交付金および地域介護・
福祉空間推進
２ 高齢者向け優良賃貸住宅補助金
３ 補助金を受けた場合の注意点
４ （独）福祉医療機構の融資制度
１ 融資の対象となる施設等と融資を受けられる個人・法人
２ 融資限度額
３ 融資の条件
４ 相談窓口
５ 借入れに関する基礎知識
１ 保証人・担保
２ 金 利
３ 返済方法
６ 収支予測の考え方
１ 収支予測の考え方
２ 収入の考え方
３ 支出の考え方
４ 決算分析
第６章 資金計画――経営者の視点
１ 施設整備の資金計画
１ 総事業費
２ 建築費
３ 備品整備費
４ 土地取得費
５ 諸経費
６ 運転資金
２ 収支計画・収支予測・収入
１ 施設の規模の設定
２ 稼働数の予測
３ 単価の設定
４ 支 出
３ 資金計画の作成
１ 介護報酬の入金
２ 利用者負担金等の入金
３ 経費の支払い
４ 資金計画の修正
５ 年間の資金計画（資金繰り表の作成）
６ 資金調達
《参考資料》
第７章 労務管理とサービス
１ 人的資源管理（人事・研修・教育・定着）
１ 雇用の問題
２ 処遇問題
３ 人事異動
４ 雇用の形態
５ 労働環境の整備
６ 組織の総合性の確立
７ 専門性の確立
８ 研 修
９ 伝 統
10 理想的な人的資源管理
２ 施設の複合的経営
１ 連続性の確保
２ 総合性の確保
３ 利用者の信頼と安心
４ スケールメリット
５ 相互連帯，協働における問題点
６ 老人の囲い込み
７ 複合型施設のあるべき姿
３ ケアハウスの経営と管理について
１ 経営の基本
著者プロフィール
【編集者紹介】
長 隆（おさ たかし）
早稲田大学卒業。
公認会計士・税理士。
東日本税理士法人代表社員。
総務省 公立病院改革懇談会座長，総務省 地方公営企業経営アドバイザー（平成７年〜平成18年），東京都中野区江古田の森保健施設の整備・運営事業協議会委員など。
著書
「Q＆A医療法人の経営と税務」中央経済社 他多数
岩堀 幸司（いわほり こうじ）
（株）日建設計理事。
設計部門副代表（技術担当），医業経営コンサルタント
1973年 千葉大学大学院工学科（建築）修了，日建設計入社。
1993年 設計部長就任，
2002年より理事。
その間主に医療福祉施設，研究所の設計に従事。
【作品】
聖路加国際病院 大田区立特別擁護老人ホームたまがわ 岩手県立二戸病院 万有製薬つくば研究所ほか
