「職能・役割」を重視する人事制度―人を育て活かす人事制度の構想と勘どころ
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- ポスト成果主義の人事制度のあり方を見出せないでいるわが国企業に対して、人材育成、組織の活性化を通じて業績の向上に寄与できる新たな人事制度の構築について解説する。
目次
「職能・役割」を重視する人事制度
■人を育て活かす人事制度の構想と勘どころ
目次
まえがき
第1章 人の側面から見た企業再生への課題
1 株主価値の向上がすべてか
2 いま必要とされる人の面での改革課題
(1) リストラによる業績回復とその後遺症
(2) 人的側面の具体的改革課題
3 これからは日本型能力・成果主義の時代
(1) 人事制度のパラダイム
(2) 日本型能力・成果主義
第2章 高付加価値経営の基盤となる人事制度とは
1 人事基本理念の重要性が高まる
(1) 人事基本理念とは
(2) 重点課題の設定
2 職能・職務・成果のいずれで処遇するのがよいか
(1) 人事処遇決定の主要素
(2) 職能,職務,成果の関連
(3) 職能等級と職務等級のバランス
3 経営戦略と連動する人事制度が求められている
(1) 経営戦略と人事制度
(2) 経営戦略連動型人事制度のモデル
(3) 職務・役割の異同と職能・能力の違い
第3章 現行人事制度の内容・運用面の改革ポイント
1 職能資格制度は人事制度の中核として今後も機能するか
(1) 職能資格制度への批判が高まったわけ
(2) 脱職能資格制度化の現状と課題
(3) 職能資格制度改革のポイント
2 人事制度の成否を決める実質的ポイントは人事考課
(1) 人事考課は人事制度の要
(2) 人事考課制度の現状と課題
(3) 人事考課制度改革のポイント
3 賃金には制度(仕組み)と水準(高さ)の2本柱がある
(1) 賃金をめぐるトピックス
(2) 賃金制度の現状と課題
(3) 賃金の納得性を高める要因
4 人材育成のベースは仕事の場の提供とOJT
(1) 企業経営と人材育成
(2) 人材育成の考え方・進め方
(3) 能力向上のプロセス
5 社員の関心事である異動配置にもっと目を向けよ
(1) 異同配置に関する社員の意識
(2) 異同配置の目的
(3) 異同配置制度の企業事例
第4章 定年65歳時代の賃金管理のあり方
1 やがて定年65歳の時代が到来する
(1) 平均寿命の伸長
(2) 少子化の進展
(3) 公的年金財政の悪化
2 高齢化社会に適合する賃金モデルとは
(1) 高齢化時代の賃金管理
(2) 高齢化時代の賃金モデル――その1
(3) 高齢化時代の賃金モデル――その2
3 適正人員の把握がいっそう重要になる
(1) 適正人員とは/125
(2) 適正人員算出の方法――その1
(3) 適正人員算出の方法――その2
第5章 役員人事制度の構築も待ったなし
1 役員人事制度の現状と課題
(1) これまでの役員人事制度の問題点
(2) これからの役員人事制度の構想
2 役員の評価
(1) 業績評価
(2) 能力評価
(3) 人物評価
3 役員の給与
(1) 給与方針
(2) 役員報酬
(3) 役員賞与
(4) 役員退職金
第6章 人事制度設計の進め方と留意点
1 人事制度設計の手順・日程と体制
(1) 予備診断の実施
(2) 制度設計の手順・日程
(3) 制度設計の体制
2 人事制度設計上留意を要する点
(1) 制度設計上の留意点
(2) プロジェクト活動の留意点
著者プロフィール
竹内 裕(たけうち ゆたか)
1939年 兵庫県生まれ
1963年 神戸商科大学卒業
1972年 財団法人日本生産性本部経営コンサルタント指導者養成講座修了。
その後同本部経営コンサルタントとして,人事・賃金制度の設計,中長期経営計画策定のコンサルティングおよび管理者の教育研修に従事
1985年 同本部より独立
現 在 株式会社ヒューマンウェア研究所 代表取締役パートナーコンサルタント
専 門 企業経営を踏まえた人事・賃金制度の設計・導入・フォローアップのコンサルティング。
ほかに官公庁,専門機関,企業,学校法人等で人材マネジメントに関する各種講座を担当
著 書
『中堅・中小企業の能力・成果主義人事制度』(中央経済社),
『パートタイマーのトータル人事制度』(共著・中央経済社),
『デフレ経済下の人事制度改革の進め方』(りそな総合研究所),
『賃金カットの実務』(中経出版),
『能力主義人事制度設計の実務』(生産性出版),
『能力主義人事の手引』(日経文庫)ほか
連絡先 株式会社ヒューマンウェア研究所
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