企業永続論―永続発展する会社の条件
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- 会社の目的である「永続発展」を遂げるための条件は何か。本書は、創業200年超企業を事例として取りあげ、永続企業に共通する経営理念や経営手法のエッセンスを紹介する。
目次
企業永続論
■永続発展する会社の条件
目次
まえがき
第1章 強かった20世紀の日本企業
1 戦後日本のライフサイクル
2 「創業期・成長期」時代への原点回帰
(1)「創業期・成長期」時代のキーワードと特徴
(2 「成熟期」のキーワードと特徴
(3)「衰退期」のキーワードと特徴
3 永続発展の法則
4 経営者と物欲者の区別
5 経営者としての原理原則を貫く
(1)額に汗して働く
(2)心を許して遊ばない
(3)常に学び続ける ……ほか
6 幹部・管理者としての原理原則を貫く
(1)素晴らしいチームワークを形成
(2)味のある人間
第2章 競争力を弱めたバブル時代
1 会社の目的を失い、規模の拡大に走った経営者
2 東京は相手にしない、見向きもしない
3 福岡が大阪を超える日
4 「個人の尊重」の弊害
5 公の精神に欠けた経営者の末路
6 経営理念で失敗した「旧第一勧業銀行」と「ヤオハンジャパン」
(1)旧第一勧業銀行の経営理念
(2)ヤオハンジャパンの社是と四つの理想
第3章 永続発展を目指す経営者の心得
1 自然に考え、自然に生きる
2 人格を陶冶する
3 嘘はつかない、約束は破らない、不正はしない
4 古典から学べば200年後は描ける
(1)身を正す
(2)油断しない
(3)幹部を六正・六邪で分別し、諫言を受け入れる
5 会社とは何か
(1)会社の目的と役割
(2)社長の思いと方針を忠実に具現化する社員で構成される
(3)社長の人生観・価値観を共有する ……ほか
第4章 先哲を訪ねて
1 謙譲の人 中江藤樹(1608〜1648年)
(1)中江藤樹の代表的な教え
(2)修身教科書に多く登場
(3)中江藤樹の教えが日本の学校教育の原点 ……ほか
2 晩成の人 貝原益軒(1630〜1714年)
(1)価値ある長寿
(2)空や無を旨としない
(3)考えれば悟れる ……ほか
3 忍耐の人 二宮尊徳(1787〜1856年)
(1)宿泊施設を備えた尊徳記念館
(2)二宮尊徳の原点は「大学」
(3)二宮尊徳の経営観 ……ほか
4 慈愛の人 山田方谷(1805〜1877年)
(1)安岡正篤が称える近世の偉人
(2)父の遺戒を守った「神童」
(3)陽明学への傾倒 ……ほか
第5章 賞賛に値する創業200年超の会社
1 キッコーマン株式会社
(1)野田でしょうゆを造り続けて300年超
(2)茂木友三郎のメッセージ
(3)アメリカで60%近い「家庭用しょうゆ」のシェア ……ほか
2 国分株式会社
(1)本社は日本橋1丁目1番地1号
(2)頑なに守り続けた社是の「信用」
(3)見かけ商いはしない ……ほか
3 武田薬品工業株式会社
(1)社是の「規」の制定と継承
(2)創業200年超のための教訓
(3)武田國男の偉業と美学
第6章 200年後も通用する「社是」「経営理念」
1 セコム株式会社
(1)未知の世界を走り続けた45年
(2)経営理念で決まる会社の成長と発展
(3)判断基準は「正しいかどうか」と「公正であるかどうか」
2 伊藤忠商事株式会社
(1)創業者伊藤忠兵衛の先見性
(2)創業者伊藤忠兵衛の哲学
(3)「清く・正しく・美しく」で伊藤忠を救う ……ほか
3 ワタミ株式会社
(1)格調高い「ワタミグループ憲章」
(2)ワタミのCSRは「ありがとうの総和」
(3)ワタミヘルプラインの設置 ……ほか
あとがき
著者プロフィール
佐々木 直(ささき ただし)
昭和21年 長崎市生まれ
昭和45年 長崎大学卒業後、日本オリベッティ株式会社、株式会社TKCを経て
平成9年 ハートランド総研を創立し、代表に就任
現 在 経営コンサルタント、社会教育家、として活躍中。古典経営研究所所長、経営理念研究所所長、活学塾塾長、古典をベースにしたビジネススクール「ハートフル・ビジネスカレッジ」理事長、全国組織である「古典学習陶とう冶や会」(古典を学び人格を形成し社会に広め伝えていく会)会長。
古典を柱にすえた経営理念の研究では日本の第一人者であり、経営理念を古典(先人・先哲の教えや言葉)に求める講義(特に「会社の永続発展・200年構想講座」等)には定評がある。
みらいコンサルティング(株)等数社の顧問を勤める。
また、上場会社をはじめ7,000社を超える中堅・中小企業の企業へ指導・幹部研修、講演を行っている。
著 書
『企業発展の礎となっている経営理念の研究』(産能大学出版部)
『古典』経営論―21世紀の帝王学(中央経済社)等がある。
事務所
〒100-6004 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビル4階
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