コーポレートガバナンス・マニュアル〈第2版〉―21世紀日本企業の条件
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- 実効性のあるガバナンス・システム構築のための具体的な手引きである「コーポレートガバナンス・マニュアル」を会社法、金融商品取引法をフォローアップした新版。
目次
コーポレートガバナンス・マニュアル〈第2版〉
―21世紀日本企業の条件
目次
第1部 現代コーポレートガバナンス論
? コーポレートガバナンスの意味と意義
1.なぜコーポレートガバナンスか
2.資本主義経済と株式会社制度
3.株式会社と株主のガバナンス
4.現代のガバナンス・システム
―ガバナンスとマネジメントの分離―
? コーポレートガバナンスと経営自由度
1.「伝統型ガバナンス」の成立過程と今日の問題点
2.「革新型ガバナンス・システム」に対する誤解
3.ガバナンスが目指す「事業の繁栄」と「経営自由度」
4.委員会設置会社によるスキームが持つ機能
5.監査役会設置会社スキームによる改革の方向性
6.ガバナンスと「経営自由度」の考え方(まとめ)
第2部 JCGR ガバナンス原則とJCGIndex 調査
? JCGR のコーポレートガバナンス原則
1.前文
2.企業の業績目標と経営者の責任体制
3.取締役会の構成と経営監督機能
4.最高経営責任者CEO の経営執行体制
5.アカウンタビリティと透明性の確保
6.JCGR の基本的な姿勢
? JCGR のコーポレートガバナンス調査
1.本調査(JCGIndex)について
2.回答企業の特性
3.JCGIndex と企業財務の関係
4.まとめ
[参考.1] コーポレートガバナンスに関する調査(項目)
[参考.2] JCGIndex 上位52社
? JCGR 調査に見るガバナンス実態
1.わが国経営トップの業績責任と株主重視度
2.わが国企業のガバナンス意識と取り組み
3.わが国企業における取締役会改革の進展
4.わが国企業における経営執行体制の実態
5.わが国企業における業績評価と報奨体系
6.わが国の株主総会およびIR 活動の実態
第3部 JCGIndex の優良企業の事例研究
? 事例研究における基本的な考え方
? 事例研究の対象企業について
? コニカミノルタホールディングス株式会社
1.現在のガバナンス体制に至った経緯
2.ガバナンス改革の目的・成果
3.業績評価と責任体制
4.現体制の詳細
5.評価コメント
? 株式会社パルコ
1.現在のガバナンス体制に至った経緯
2.ガバナンス改革の目的・成果
3.業績目標と責任体制
4.現体制の詳細
5.評価コメント
? オムロン株式会社
1.現在のガバナンス体制に至った経緯
2.ガバナンス改革の目的・成果
3.業績評価と責任体制
4.現体制の詳細
5.評価コメント
? 帝人株式会社
1.現在の体制に至った経緯
2.ガバナンス改革の目的・成果
3.業績評価と責任体制
4.現体制の詳細
5.評価コメント
第4部 コーポレートガバナンス・マニュアル
コーポレートガバナンス・マニュアル全文
? コーポレートガバナンスと経営者の責任体制
? 取締役会の機能と構成
? 最高経営責任者(CEO)の経営執行体制
? 株主とのコミュニケーションと透明性
参考文献・参考論文
索引
著者プロフィール
<監修者紹介>
若杉敬明(わかすぎたかあき) 全体監修,第1部・第4部執筆
東京大学経済学部経済学科卒業。
東京大学経済学部教授,同大学院経済学研究科教授を経て,
東京経済大学経営学部教授(現任)。
東京大学名誉教授。
専門分野は企業金融,資本市場。
郵政行政審議会,社会保障審議会,財政制度等審議会委員。
ミシガン大学ビジネススクール・ミツイライフ金融研究所所長。
日本コーポレート・ガバナンス研究所(JCGR)理事長・所長。
2003年より,大和総研経営戦略研究所客員研究員。
主な著書
「企業財務」(東京大学出版会,1988),
「経営財務」(共著,有斐閣,1998),
「グッドガバナンス・グッドカンパニー」(共編著,中央経済社,2000),
「入門ファイナンス」(中央経済社,2004),など。
<編者紹介>
大和総研経営戦略研究所
これからの企業経営に関する羅針盤を提供すべく,研究所内研究所として大和総研が2003年に設立。
経営戦略に関する具体的かつ実践的な提言や情報発信,企業経営
に携わる人材を対象とした経営戦略分野の研修,証券投資分野における産学連携の促進などの機能を持つ。
特に経営戦略の分野では,企業の経営者向けに実践的かつ長期的ビジョンに立った調査・分析を行うべく,外部からアドバイザーとして,経
営戦略論やコーポレート・ガバナンス,リスクマネジメント,行財政構造の分析等,トップクラスの学者・実務経験者を招聘して研究を進めている。