経営者自己統治論―社会に信頼される企業の形成

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平田 光弘

定価(紙 版):5,500円(税込)

発行日:2008/05/26
A5判 / 426頁
ISBN:978-4-502-39890-2

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本の紹介
広義の企業統治と企業の社会的責任を組織的に編成して行動規範のうちに摂取・総合化し、経営者自身による自己統治の実践を通じて社会的使命を果たすことが信頼される企業形成への道である。

目次


経営者自己統治論
目次

第?部 序  論
 第1章 本書の問題意識と課題
  1 本書の目的と問題意識
  2 本書の構成と各章の狙い

 第2章 企業の社会的役割と社会的責任
  1 はじめに
  2 社会における企業の存在意義と役割の変化
  3 日本における企業不祥事の頻発と企業の社会的責任
  4 新しい企業の社会的責任への推移をめぐる内外の動向
  5 おわりに

第?部 企業の統治と社会的責任に関する基礎研究
 第3章 企業統治研究の課題
  1 はじめに
  2 企業統治の意味・問題と目的・構成
  3 企業統治問題の発端と議論
  4 企業統治問題の領域
  5 企業統治問題の検討課題
  6 おわりに

 第4章 企業統治の役割・意義・機能
  1 はじめに
  2 企業統治に期待される役割
  3 企業統治の実践的意義
  4 企業統治の機能
  5 企業不祥事と企業統治
  6 おわりに

 第5章 法令遵守経営の必要性と実効性
  1 はじめに
  2 コンプライアンスの意味と核心
  3 法令遵守経営の背景と必要性
  4 日本企業による法令遵守経営への取り組み
  5 法令遵守経営の実効性
  6 おわりに

第?部 日本企業の統治に関する研究
 第6章 日本における企業統治改革
  1 はじめに
  2 日本における企業統治問題の背景
  3 1990年代の日本における企業統治改革の制度的基盤作り
  4 1990年代の日本における企業統治改革の提言
  5 西暦2000年の日本における企業統治改革の実践
  6 21世紀初頭の日本における企業統治改革の実践
  7 日本における企業統治改革の今後
  8 おわりに

 第7章 日本企業における取締役会改革
  1 はじめに
  2 日本企業の統治・経営制度
  3 日本企業における取締役会の現状と問題点
  4 新たな基盤作りと各種機関による取締役会改革の提言
  5 企業による自主的な取締役会改革の動き
  6 商法改正に伴う大会社等の取締役会改革の動き
  7 会社法の施行と大会社等の対応
  8 おわりに

 第8章 日米企業の不祥事と企業統治
  1 はじめに
  2 企業統治の機能
  3 日本企業の不祥事:3つのケース
  4 米国企業の不祥事:2つのケース
  5 日米企業の不祥事と企業統治
  6 おわりに

第?部 日本企業の社会的責任に関する研究
 第9章 企業の社会的責任時代と松下幸之助
  1 はじめに
  2 松下幸之助の企業の社会的責任観
  3 松下電器が継承する創業者の経営理念
  4 日本企業による企業の社会的責任への取り組み
  5 企業の社会的責任時代と松下幸之助
  6 おわりに

 第10章 日本企業における社会的責任経営の実践
        ―オムロン・京セラの事例―
  1 はじめに
  2 オムロングループにおける社会的責任経営の実践
  3 京セラグループにおける社会的責任経営の実践
  4 おわりに

 第11章 日本企業における社会的責任活動と人材教育
        ―オムロン・京セラ・松下の事例―
  1 はじめに
  2 オムロングループの企業理念と社会的責任活動と人材教育
  3 京セラグループの経営の原点と社会的責任活動と人財教育
  4 松下グループの経営理念と社会的責任活動と人材教育
  5 おわりに

 第12章 企業の再生と統治・社会的責任
        ―三井物産・雪印乳業の事例―
  1 はじめに
  2 三井物産の経営再生への道
  3 雪印乳業の経営再生への道
  4 おわりに

第?部 結  論
 第13章 社会に信頼される企業の形成と経営者の課題
  1 はじめに
  2 日本の経営と経営者とに対する海外の評価
  3 経営者とその経営力
  4 企業不祥事に揺らぐ日本の企業社会と企業統治
  5 「社会に信頼される企業」とは
  6 「社会に信頼される企業」の形成に向けた経営者の課題
  7 おわりに

 第14章 社会に信頼される企業の条件
  1 はじめに
  2 「社会に信頼される企業」形成の実践的条件
  3 「社会に信頼される企業」形成の前提条件:
    企業統治と企業の社会的責任
  4 おわりに

 本書関連の著者の著作一覧

 主要参考文献抄録

 索  引



著者プロフィール ■著者紹介
平田 光弘(ひらた みつひろ)
1934年福岡県に生まれる。
1958年横浜国立大学経済学部卒業,
1963年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。
明治学院大学助教授,一橋大学教授,東洋大学教授を経て,
現在,星城大学経営学部教授,一橋大学名誉教授。
博士(経営学)[東洋大学]。
日本経営教育学会副会長。日本経営学会理事。
経営行動研究学会理事。

主要著書:
『グーテンベルクの経営経済学』(森山書店),
『わが国株式会社の支配』(千倉書房),
『企業活動の理論と歴史』共編著(千倉書房),
『企業統治の国際比較』共編著(文眞堂),
『企業の責任・統治・再生─国際比較の視点─』共編著(文眞堂),
『現代経営学の基本課題』共著(文眞堂),
『コーポレート・ガバナンスとCSR』共著(中央経済社)。
[訳書]W.コルデス編・M.クルークほか著『シュマーレンバッハ 炎の生涯』共訳(有斐閣)ほか。



























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平田 光弘(ひらた みつひろ)