- 本の紹介
- 初級~中級の内容を説明した教科書。学習した理論を実務に役立てられるように、理論と実務の橋渡しを意識して解説し、また実務にヒントを得た問題を多数収録している。
目次
第1章 原価計算とは
第2章 原価の分類
第3章 工業簿記の特徴と勘定記入
第4章 工業簿記の体系
第5章 材料費の計算
第6章 労務費と経費の計算
第7章 製造間接費の配賦計算
第8章 個別原価計算
第9章 製造間接費の部門別計算
第10章 単純総合原価計算
第11章 工程別総合原価計算,組別総合原価計算,等級別総合原価計算
第12章 連産品,副産物,作業屑,仕損品,減損の計算
第13章 標準原価計算
第14章 直接原価計算
- 担当編集者コメント
- ≪本書の趣旨≫
本書は,原価計算と工業簿記の初級と中級の内容を説明した入門的な教科書であり,この分野を初めて体系的に学習する学生と社会人の両者を,読者の対象として考えています。本書では,理論を説明するだけではなく,学習した理論を実務に役立てられるように,理論と実務の橋渡しを意識した補足的な説明を行い,また実務にヒントを得た問題を作成しました。
本書の主要な読者は,授業でこのテキストを使っている大学生になりますが,単に理論や計算を学習することで満足するのではなく,卒業後の仕事での利用を意識しつつ,本書を学習していただきたいと思います。また,自社で行っている原価計算の手順は知っていても,原価計算の体系を学習したことがない実務家にとっても,自分の仕事を見直すきっかけとして本書を役立てることができます。
本書では,読者の学習効果を高めるために,以下に示す4つの工夫をしています。
①書籍の大きさを見やすいようにB5判にしました。
②平易な文章にして,イラストをつけました。
③One Point,Key Word,コラム(Focus)を設けて、読者が興味を持てるように工夫をしました。
④章末の練習問題の量を充実し,知識の定着を図れるようにしました。
学部学生、ビジネスパーソンが基本を学習するテキストとして最適です!
なお,原価計算は管理会計と密接に関連していますので,姉妹書『プラクティカル管理会計』もあわせてご活用ください。