インテグリティ―コンプライアンスを超える組織論

  • 書籍品切れ中

中山 達樹

定価(紙 版):2,200円(税込)

発行日:2021/12/23
A5判 / 144頁
ISBN:978-4-502-40951-6

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
不祥事が後を絶たず、コンプライアンスの機能不全に陥っている多くの日本企業が導入すべき最強の組織論「インテグリティ」を豊富な具体例とともに分かりやすく解説する1冊。

目次

はじめに 
第1章 コンプライアンスの限界
  1 コンプライアンスの機能不全 
  2 コンプライアンスの拡大解釈の限界 
  3 手垢が付いたコンプライアンス ―悪用された歴史 
  4 コンプライアンス違反の2類型 
  5 コンプライアンス対策は「○○するな」ではなく「○○しよう」 
  6 カビ型不正のコンプライアンス対策 
  7 コンプライアンスは企業文化 
  8 コンプライアンスとはコミュニケーション 
  9 Withコロナのコンプライアンス 

第2章 インテグリティの意味
  1 インテグリティの意味 
  2 個人のインテグリティ 
  3 組織のインテグリティ 
  4 インテグリティの具体例 
  5 インテグリティと文化・宗教・教育との関係 
  6 インテグリティが再評価されている理由 
  7 インテグリティを掲げる企業 
  8 インテグリティの構成要素 

第3章 コンプライアンスとインテグリティの違い
  1 コンプライアンスとインテグリティは表裏一体 
  2 コンプライアンスとの機能的な違い 
  3 北風(コンプライアンス)と太陽(インテグリティ) 
  4 インテグリティはコンプライアンスの防波堤 
  5 礼儀・マナーはインテグリティの防波堤 
  6 インテグリティには手垢が付いていない 
  7 インテグリティは会社理念となじむ 
  8 インテグリティは「戦うコンプライアンス」 

第4章 組織論としてのインテグリティ
  1 組織論としてのインテグリティ 
   ―One Team(良い組織)であるために 
  2 最もインテグリティのある組織とは? 
  3 倫理・道徳とは異なるインテグリティ 
  4 インテグリティによるコミュニケーション改善 
  5 違和感共有のメカニズム 
  6 リーチングアウト 
  7 インテグリティが「仕組み化」を導く 
  8 Four Eyes Principle(四つ目の原則) 
  9 インテグリティによるコンプライアンス再構築 

第5章 インテグリティ導入のメリット
  1 第1線ディフェンスの充実 
   ―当事者意識の向上と仕組み化 
  2 エンゲージメント向上 
   ―複雑化したコンプライアンスがシンプルに! 
  3 コミュニケーションの活発化 
  4 リーダーシップが育つ ―ポテンヒット防止 
  5 消極的マネージャーを積極的リーダーに 
  6 企業文化・組織風土の改善 
  7 コンプライアンスがクリエイティブに! 
  8 組織のパフォーマンスの向上 
 
第6章 インテグリティ導入のポイント
  1 まずは解凍(アンフリーズ)から 
  2 講義ではなくワークショップで 
  3 対話(ダイアログ)を 
  4 柔らかい言葉にする 
  5 シンプルに,しつこく 
  6 共感(エンパシー)に向けて情熱的に 
  7 コーチングスキルの導入 
  8 インテグリティを通じてCXを
   ―会社のOSを変える 
あとがき 

著者紹介

中山 達樹(なかやま たつき)
[プロフィール]
東京大学法学部卒,シンガポール国立大学ロースクール卒業。中山国際法律事務所の代表弁護士。環太平洋法曹協会(Inter-Pacific Bar Association)にて要職を歴任。
グローバル・ガバナンス・コンプライアンスが専門。退屈なコンプライアンスを明るく楽しく捉え直し,組織改革につながる「インテグリティ」を提唱。日本の閉塞感を打破すべく,インテグリティの普及に努めている。