対話で読み解くサステナビリティ・ESGの法務

関本 正樹

定価(紙 版):2,750円(税込)

発行日:2022/03/10
A5判 / 180頁
ISBN:978-4-502-41401-5

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本の紹介
実務に詳しい弁護士が、コーポレート・ガバナンス、サステナブルファイナンス、独占禁止法等のトピックスをもとに、サステナビリティ・ESGと法務のつながりを対話形式で解説!

目次

はしがき

第1章 サステナビリティ・ESG法務の全体像
1 サステナビリティとは何か  
  コーポレートガバナンス・コード
  機関投資家とESG
  ESGとCSR
  スチュワードシップ・コード
  資本コスト
  株主との建設的な対話
  まとめ
2 サステナビリティ・ESGに関する法的論点  
  ソフトローとハードロー

第2章 サステナビリティ・ESGとコーポレート・ガバナンス
1 サステナビリティ・ESGと取締役の善管注意義務 
  取締役の善管注意義務
2 株主との対話 
  株主提案
  米国における株主提案の除外事由
  Say-on-Climate
  会社法における株主提案
  ダノンの事例
  column ESGアクティビズムとエクソン・モービル
  機関投資家との対話
  マテリアリティ
  スキル・マトリックス
3 情報開示  
  気候関連リスクとは
  TCFD提言
  TCFD提言の枠組みに基づく開示
  サステナビリティに関する情報開示基準の統一化
  コーポレート・ガバナンスに関する報告書の記載
  シングルマテリアリティとダブルマテリアリティ
  コーポレート・ガバナンスに関する報告書の提出タイミング
  人的資本に関する情報開示
  法定開示におけるサステナビリティ
  法定開示と任意開示
  機関投資家によるESG評価
  サステナビリティに関する情報開示を行う際の留意点
4 サステナビリティ委員会  
  サステナビリティ委員会の設置
  サステナビリティガバナンス
5 サプライチェーン  
  人権デュー・ディリジェンス
  人権デュー・ディリジェンス関連法制
  ABAモデル条項
  M&Aにおける人権デュー・ディリジェンス
  人権デュー・ディリジェンスと表明保証

第3章 サステナブルファイナンス
1 サステナブルファイナンスとは何か  
2 ESG債  
  グリーンボンド
  グリーンボンドの発行事例
  グリーンボンドを発行する際に必要な開示
  ソーシャルボンド
  ソーシャルボンドの発行事例
  ソーシャルボンドを発行する際に必要な開示
  サステナビリティ・リンク・ボンド
  サステナビリティ・リンク・ボンドの発行事例
  サステナビリティ・リンク・ボンドを発行する際に必要な開示
  「投資家のジレンマ」の解消方法
  トランジション・ファイナンス
  トランジションの4要素
  トランジション・ファイナンスを行う際に必要な開示

第4章 サステナビリティ・ESGと独占禁止法
1 サステナビリティ・ESGとカルテル  
  レジ袋利用抑制のための有料化の取組み事例
  レジ袋有料化に伴う事業者団体による単価統一の取組み事例
  「正当な目的」とは
  競合する輸送機械メーカーによる商品のレンタルサービスの共同実施の事例
  共同研究開発
  競合するメーカーによる共同研究の事例
  産業用機械メーカーによる基礎技術に係る共同研究の事例
  輸送機械メーカー5社による共同研究の事例
  共同研究開発における「正当な目的」
  技術開発カルテルが問題となった事例
  column 欧州におけるSustainability Agreement
2 サステナビリティ・ESGとM&A  
  サステナビリティ・ESGと企業結合審査

著者紹介

関本 正樹(せきもと まさき)
[プロフィール]
2007年 東京大学法学部卒業
2008年 弁護士登録(第一東京弁護士会)
2008年 長島・大野・常松法律事務所(~2020年)
2014年 Columbia Law School修了(LL.M., Harlan Fiske Stone Scholar)
2014年 長島・大野・常松法律事務所ニューヨーク・オフィス(~2016年)
2015年 ニューヨーク州弁護士登録
2018年 株式会社東京証券取引所上場部企画グループ出向(~2020年)
2020年 東京国際法律事務所(~2021年6月)
2021年 三浦法律事務所(~現在)