世界標準の交渉戦略―ウォール街・ハリウッドで実践されるフレームワーク
- 本の紹介
- リアル・オンラインで海外取引するには交渉戦略のグローバルスタンダードを学ぶことが大前提!ハリウッド・ウォール街を両方経験した日本ディズニー元取締役が指南。
目次
はじめに
Chapter 0 交渉戦略の重要性
0-1 なぜ交渉戦略を学ぶ必要があるのか
0-2 交渉戦略は「ビジョン」を実現するゲームプラン
0-3 交渉の目的(Goal)
0-4 交渉の5つのフェーズ
―フェーズ1―
Chapter 1 分析・検討
Case 1 ゲーム企画会社における大手取引会社との契約更新
1-1 交渉力分析の5つの要素
1-2 【要素①】商品力
1-3 【要素②】競争環境(BATNA)
1-4 【要素③】新規参入者
1-5 【要素④】代 替 品
1-6 【要素⑤】最終消費者の人気
1-7 交渉力のスコアリング(Scoring)
1-8 スコア別の交渉戦略の検討
1-9 交渉相手のインタレスト(Interest)
1-10 ハードアプローチとソフトアプローチ
1-11 レイヤーごとのインタレスト
Tips! 担当者のスタンドプレーを防止する
1-12 インタレストの量・質を確保する
―フェーズ2―
Chapter 2 交渉戦略の立案/提案内容の決定
Case 2 日本酒製造会社の海外輸出における価格交渉
2-1 さまざまな交渉変数
2-2 【交渉変数】プライス(Price)
2-3 因数分解したプライスのロジック(Logic)
2-4 避けるべきプライスにおけるロジックエラー
2-5 プライスの最終防衛ライン(Walk-Away Line)
2-6 プライスを死守するアンカリング手法(Anchoring)
2-7 【交渉変数】ボリューム(Volume)
2-8 【交渉変数】契約期間(Term)
2-9 【交渉変数】その他
―フェーズ3―
Chapter 3 提案・交渉
Case 3 M & A におけるフィーで海外取引先が激怒
3-1 交渉におけるキーパーソン
3-2 交渉と根回し
3-3 「頭出し」と提案内容の微修正
3-4 交渉の事前準備
3-5 ボールを持ち帰るか否か
Tips! 外国人相手の交渉では Sorry と言うべからず
優しい警官(Good cop)を信用しない
日本語の「はい・いいえ」と「Yes・No」は違う
―フェーズ4―
Chapter 4 判 断
Case 4 映画版権交渉における使用料の決定
4-1 合意すべきかどうかは BATNA と比較して判断
4-2 BATNA を作る
4-3 日米で違うディールブレイクに対する意識
Tips! No deal is better than bad deal.
実感したディールブレイクをおそれない米国カルチャー
4-4 最終カードの切り方(Take it or leave it.)
4-5 デッドライン(Deadline)の魔力
―フェーズ5―
Chapter 5 合意・決裂(ディールブレイク)
5-1 3つの類型とデシジョンツリー(Decision Tree)
5-2 【類型①】交渉力が強い
5-3 【類型②】交渉力が中程度
5-4 【類型③】交渉力が弱い
Tips! オンライン直営店を用いて BATNA を作る
Chapter 6 交渉ツール・ロケーション
6-1 メール・電話・対面・オンライン
6-2 オンライン交渉が上手くいくポイント
6-3 相手を怒らせてしまったら
Tips! 日本人が苦手な「No」を告げる
6-4 ロケーション(Location)
6-5 後腐れがない「お断り」の儀式
Chapter 7 交渉でビジョンを実現する
7-1 果実(パイ)の面積を広げる
7-2 交渉人としての真価を高める
あとがき