アジアの官民連携とインフラ・ファイナンス―公的金融機関を活用したプロジェクトの組成と資金調達

  • 電子版あり

加賀 隆一 編・著
阿部 亮一
風岡 俊史

定価(紙 版):4,400円(税込)
価格(電子版):4,400円(税込)

発行日:2022/06/21
A5判 / 384頁
ISBN:978-4-502-42841-8

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【bookend版は、特に断り書きのない限り、固定レイアウト型です。】本書を読むためには、専用の電子書籍リーダー「bookend」アプリを入手する必要があります。下記サイトよりご利用の環境に合わせて各OS 対応のbookend をダウンロードしてください。
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本の紹介
官民の実務担当者、研究者等がアジアにおける官民連携とインフラ・ファイナンス市場への理解を深めつつ、公的金融機関から効率的な資金調達を実現する手法を解説する金融実務書。

目次

第Ⅰ章 官民連携と事業リスク
1 官民連携の定義・形態と制度
2 官民連携制度の課題
3 官民連携事業の主なリスク
4 官民連携事業の動向
5 公的金融機関の役割・機能

第Ⅱ章 インフラ・ファイナンスの形態と市場の課題
1 インフラ・ファイナンスの形態
2 プロジェクト・ファイナンス
3 インフラ・ファイナンス市場の推移
4 インフラ・ファイナンス市場の動向と課題

第Ⅲ章 アジア開発銀行の組織と機能
1 沿革
2 組織
3 戦略・方針
4 機能
5 手続き
6 事例研究
7 活用上の留意点

第Ⅳ章 アジアインフラ投資銀行と新開発銀行の組織と機能
1 アジアインフラ投資銀行
2 新開発銀行

第Ⅴ章 世界銀行グループの組織と機能
1 国際復興開発銀行(IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)
2 国際開発協会(IDA:International Development Association)
3 国際金融公社(IFC:International Finance Corporation)
4 多数国間投資保証機関(MIGA:Multilateral Investment Guarantee Agency)

第Ⅵ章 アジア主要国における公的金融機関の組織と機能
1 インドネシア
2 フィリピン
3 マレーシア
4 シンガポール
5 インド
6 バングラデシュ
付論 中国輸出入銀行と中国国家開発銀行

著者紹介

加賀 隆一(かが りゅういち)
[プロフィール]
1980年日本輸出入銀行(現、国際協力銀行)入行。プロジェクト・ファイナンス部長などを経て、アジア大洋州地域拠点長。2012年アジア開発銀行入行。上級顧問兼PPP部会議長を経て、官民連携部長。2018年からKing & Spalding外国法事務弁護士事務所にてシニアアドバイザー(プロジェクト・ファイナンス・プラクティス)。2020年よりPPPおよびプロジェクト・ファイナンスの独立系コンサルタント。慶應義塾大学経済学部卒。米エール大学大学院経済学修士課程修了。

阿部 亮一(あべ りょういち)
[プロフィール]
2002年国際協力銀行入行。インフラ・環境ファイナンス部門電力・新エネルギー第1部第2ユニット長などを経て、現在、同行シンガポール駐在員事務所首席駐在員。早稲田大学政治経済学部卒。スイスIMD経営学修士課程修了(MBA)。留学中にIFC(ロンドン)にインターンとして勤務。

風岡 俊史(かざおか としふみ)
[プロフィール]
2006年国際協力銀行入行。インフラ・環境ファイナンス部門電力・新エネルギー第1部第1ユニット長代理などを経て、2020年アジアインフラ投資銀行入行。現在、同行インフラ投資局で東南アジアにおけるプロジェクト・ファイナンス業務に従事。早稲田大学政治経済学部卒。香港HKUST Business School経営学修士課程修了(MBA)。