税務調査の完全回避を実現したい税理士のためのゼロから始める「書面添付制度」活用術
- 本の紹介
- 税務調査の省略につながる書面添付制度(税理士が作成した税務申告書について意見を述べる書面)の活用。本書は、実際の添付書面の記載例を、事例を掲げて詳解します。
目次
第1章 書面添付制度の現状
1 書面添付制度の現状と私の想い
2 書面添付制度は税務署・経営者・税理士「三方良し」の制度 税務調査の必要のない25%の企業を先ず救いたい
3 添付率約9.8%、書面添付制度がなかなか普及しない理由(書き方がわからない、時間がない)
4 普及していないときこそチャンス
5 現状でも書面添付されていると99.5%税務調査されない(意見聴取1.0%、調査移行53.5%)
6 「税務調査が来なくなる」と説明して法外な報酬を得るといった悪用はダメ
7 協力なしで良い添付書類は書けない(これまでの顧問契約先以外の会社の場合)
8 未来を変える。社長と税理士の協力度合いと企業の成長度合いは比例する
第2章 書面添付制度の活用に向けて社内で準備するもの
1 ミライ財務着眼点シートの下書きは「整理整頓」
2 原始記録は捨てない(例えば、棚卸の役割分担表、メモ)
3 書き損じも残す
4 データも破棄しない
5 案件ごとにファイルする
6 税理士が言いにくいところを伝える
7 個人預金などプライベートのことも伝える
8 最大25枚の写真やエビデンスを提供
第3章 経営者のための書面添付制度活用のポイント-添付書面記入の実際(税理士法第33条の2第1項)-
1 隠しごとはなし
2 国税目線で監査を受ける
3 見たいポイントは取引のきっかけから
4 何でも見せて協力すること
5 プライベートもオープンにすることで家計のビジョン実現に繋がる
第4章 業種別国税調査官が注目するポイント
1 税務調査で見るところは決まっている
2 先回りの書面添付を実践しよう
3 月次監査に国税目線を取り入れよう
4 業種別の不正の目的を想定しよう
5 私ならここを見る! 添削指導事例〔建設業〕 ゼネコン一次下請け
6 私ならここを見る! 添削指導事例〔不動産業〕 不動産売買仲介業
7 私ならここを見る! 添削指導事例〔飲食業〕 ステーキ屋
8 私ならここを見る! 添削指導事例〔美容業〕 美容院
9 私ならここを見る! 添削指導事例〔小売業〕 コンビニエンスストア
10 私ならここを見る! 添削指導事例〔サービス業〕 経営コンサルタント
11 私ならここを見る! 添削指導事例〔勘定科目別〕チェックリスト66 勘定科目一覧表の見直し
第5章 税務調査の実態<傾向と対策>
1 税務調査の現状-私の経験から
2 調査選定されやすいタイミング
3 税務調査の傾向を踏まえた対策
4 調査中の対応
第6章 税務調査の流れを理解する-申告書提出、調査選定、意見聴取から調査終結まで-
1 税務調査対象の決まり方
2 意見聴取の実態(流れ)
3 税務調査終結
第7章 書面添付制度を活用して自社の体質改善に繋げる
1 社内不正(横領)を防止する体質
2 無駄な経費の事業仕分けフローチャート
3 期末の損益を適正に把握し社員に還元する体質
4 資金繰り表を作成し金融機関との融資条件交渉に活用、透明性を担保
5 自社の体質、社長家計の体質改善にも繋がる
6 効果的なエビデンス活用術
7 セルフケア チェックリスト
8 会計事務所の所員さんでもできる書面添付制度
9 添付書面のその他欄に記載する事項
資料 参考法令(国税庁ホームページ)書面添付制度について