- 本の紹介
- 金商業コンプライアンスの考え方や態勢整備に必要な事項を規範の趣旨をふまえて丁寧に整理。ルールの理解を「点」から「面」に昇華させ、自律的・能動的なコンプライアンスへ。
目次
第1章 金融商品取引業のコンプライアンスの構成要素
1 コンプライアンスの意義
⑴ コンプライアンスと法令遵守
⑵ コンプライアンスとリスク管理
⑶ 社会規範と法規範
⑷ 金融商品取引業者のコンプライアンス
2 法 令
⑴ 法令の種類
⑵ 法令の目的
⑶ 法令の解釈
⑷ 法令の分類─私法と公法─
3 行政機関の方針・指針等
⑴ 概 要
⑵ 金 融 庁
⑶ 証券取引等監視委員会
4 自主規制機関のルール
⑴ 概 要
⑵ 金融商品取引業協会
⑶ 金融商品取引所
5 社内規則
⑴ 社内規則の目的と内容
⑵ 社内規則とプリンシプルベース・アプローチ
⑶ 社内規則の見直しの必要性
⑷ 社内規則へのアクセスの確保とその理解の促進
第2章 コンプライアンス・リスク管理態勢
1 概 要
⑴ コンプライアンス・リスク管理の必要性とその視点
⑵ 金融商品取引業者のコンプライアンス・リスク管理態勢の整備に関する諸規範
2 内部統制と取締役の義務
⑴ 概 要
⑵ 大和銀行株主代表訴訟事件判決
⑶ 分 析
3 内部統制に関する基本的考え方
⑴ 概 要
⑵ 内部統制の目的と構成要素
⑶ 統制環境
⑷ リスク評価
⑸ 統制活動
⑹ 情報と伝達
⑺ モニタリング活動
4 監督指針とコンプライアンス・リスク管理
⑴ 概 要
⑵ 経営管理
⑶ 法令等遵守態勢
5 コンプライアンス・リスク管理基本方針
⑴ 概 要
⑵ 経営の骨幹をなすものであることに関する着眼点
⑶ リスク管理の枠組みに関する着眼点
6 自主規制規則と内部管理体制の整備
第3章 投資者保護と市場の公正性
1 金商法の目的と構造
⑴ 金商法の目的
⑵ 金商法の全体像と開示規制・不公正取引規制
⑶ 金商法の基本構造と基本概念
2 金融商品取引業の業規制
⑴ 概 要
⑵ 開業規制
⑶ 主要株主規制
⑷ 業務範囲規制
⑸ 第一種少額電子募集取扱業務等に関する特例
3 金融商品取引業者の行為規制
⑴ 概 要
⑵ 金融商品取引業に共通する行為規制
⑶ 投資助言業務に関する行為規制の特則
⑷ 投資運用業に関する行為規制の特則
⑸ 有価証券等管理業務に関する行為規制の特則
⑹ 電子募集取扱業務に関する行為規制の特則
⑺ 暗号資産関連業務に関する行為規制の特則
⑻ 弊害防止措置等
⑼ 特定投資家制度
4 金融商品取引業者に対する金商法のその他の規制
⑴ 概 要
⑵ 経理に関する規制
⑶ 一定の事項の届出
⑷ 外務員制度
第4章 マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与リスクの管理
1 犯収法の目的と方策
⑴ マネー・ローンダリングとは
⑵ 犯収法の目的
2 犯収法に基づく特定事業者の義務
⑴ 犯収法が定める制度の全体像
⑵ 特定事業者の義務の種類と適用範囲
⑶ 顧客等の取引時確認
⑷ 確認記録の作成・保存
⑸ 取引記録の作成・保存
⑹ 疑わしい取引の届出
⑺ 取引時確認等を的確に行うための措置
3 マネロン・テロ資金供与リスク管理態勢の整備
⑴ 概 要
⑵ リスクベース・アプローチ
⑶ 管理態勢とその有効性の検証・見直し