初めての人のための契約書の実務〈第4版〉―読み方・作り方・交渉の考え方
- 本の紹介
- 契約書の基本的な役割から説き起こす基本書。特有の表現や条項の文例の意味などを実例を用いて丁寧に解説する。第4版では、契約実務におけるデジタル化の進展に対応する。
目次
はしがき
序 契約書の実務を学ぶにあたって
第1章 契約書の基本を効果的に学ぶ
1 契約書の作成の効果的な学び方
2 契約書作成・締結の目的とは
3 契約を有効に成立させる要件
4 契約と法律の関係
5 契約書の2つのパターン
6 契約書の条項の読み方
7 契約書の分類
8 契約書と印紙税法―課税文書と非課税文書
9 書面による契約書の締結の形式上の留意点
10 PDF や電子データにより締結された契約書の法的効力
第2章 重要な表現・用語と一般条項
1 具体的な慣用表現と例文
2 知っておくと便利! 一般条項の文例と解説
3 紛争解決の契約知識
第3章 ビジネスに対応した契約書のポイント
1 交渉に活きる契約書の見方
2 契約交渉のプロセスで取り交わす
レター・オブ・インテント(覚書)
3 代理人を指名する委任状
第4章 現場で役立つ契約書の実務知識
1 ひな型の活用・管理
2 管理者のための10分間チェックポイント
3 交渉上不利な当事者へのアドバイス
4 プロとしての契約交渉のための基本的姿勢
5 交渉の極意―23のポイント
第5章 契約書に関する素朴な Q&A
Q 発効日は遡及できるか
Q 契約書の署名者
Q 契約書に記載がない場合の考え方
Q 一般条項の意義
Q 基本契約書と個別契約書の関係
Q ひな型の利用とその限界
Q 法律事務所でのレビュー
Q 契約書による合意の意味
Q ドラフトの提示
Q 役に立つひな型集の探し方
Q 役に立つ解説書の探し方
Q 印紙税の対象となる契約書
Q 落とし穴から身を守るコツ
Q 民法(債権法)改正による賠償額の予定の効果
Q 個人情報をめぐる近時の動向