XR・メタバースの知財法務

関 真也

定価(紙 版):3,630円(税込)

発行日:2022/09/01
A5判 / 284頁
ISBN:978-4-502-43571-3

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本の紹介
VR・AR・MRを包含するXRに係るビジネス参入時に検討すべき論点を既存の実務や判例を踏まえて検討。「メタバース」「Vtuber」など最近の注目テーマに係る法務にも言及。

著者紹介

関 真也(せき まさや)
[プロフィール]
関真也法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士
バーチャルリアリティ学会認定上級VR技術者
漫画,アニメ,映画,ゲーム,音楽等のコンテンツやファッションに加え,XR(VR/AR/MR),メタバース,VTuber/アバター,NFT,eSports等の分野を中心に,知的財産問題,契約書作成,紛争対応,事業の適法性審査等を多く取り扱う。
XR分野では,一般社団法人XRコンソーシアムにて社会的課題ワーキンググループ座長,同メタバースワーキンググループ共同座長を務めるとともに,経済産業省「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミー研究会」委員に就任するなど,XRと法に関する調査・研究,政策提言等を行っている。

【略歴】
2007年3月 東京都立大学法学部法律学科卒業
2008年9月 弁護士登録(第一東京弁護士会)(現在に至る)
2008年9月 TMI総合法律事務所で弁護士として勤務(~2019年8月)
2015年5月 南カリフォルニア大学ロースクール卒業(LL.M. Entertainment Law Certificate, the Honor Society of Phi Kappa Phi)
2015年8月 Kirkland & Ellis LLP (Chicago office)で客員弁護士として勤務(~2016年6月)
2016年6月 ニューヨーク州弁護士資格取得
2016年7月 株式会社KADOKAWA 経営企画局知財法務部 担当部長(~2017年12月)
2020年8月 東大データサイエンススクール 事業実務者コース 修了

【役職歴】
東海大学総合社会科学研究所 客員講師(2019年~)
東京工業大学 非常勤講師(2020年~)
日本女子大学 非常勤講師(2021年~2022年)
一般社団法人日本知財学会 事務局(2018年~),同コンテンツ・マネジメント分科会 幹事(2019年~),同ブランド経営分科会 幹事(2019年~)
ファッションビジネス学会ファッションロー研究部会 部会長(2019年~)
一般社団法人XRコンソーシアム 社会的課題ワーキンググループ座長(2021年~),同メタバースワーキンググループ共同座長(2022年~)
経済産業省「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミー研究会」委員(2022年~)

[主な著作]
【著書】
『ファッションロー』(勁草書房,2017年,共著)

【論文】
「バーチャルファッションと法(2)-バーチャルインフルエンサーに関わる知的財産権・肖像権・広告規制-」発明118巻12号38頁(2021年12月)
「バーチャルファッションと法-バーチャル試着とアバター接客に関わる知的財産権・肖像権・広告規制-」発明118巻10号46頁(2021年10月)
「XR(VR/AR/MR)ビジネス参入と知的財産法への対応」研究開発リーダー18巻6号69頁(2021年9月)
「点群データの作成及び利用と著作権-デジタルツイン/ARクラウドを活用した社会の発展に向けて-」パテント74巻8号(2021年8月)
「『触覚・味覚・嗅覚コンテンツ』の著作権保護をめぐる考察」ビジネス法務21巻6号48頁(2021年6月)
「AR広告をめぐる利益調整と法規制」ビジネス法務21巻6号60頁(2021年6月)
「バーチャルリアリティその他人同の能力等を拡張する技術と著作権」知財管理71巻2号167頁(2021年2月)
「著作権法による建築デザインの保護とバーチャルリアリティ空間その他コンテンツ内利用-米国法の議論を参考に-」日本知財学会誌17巻2号29頁(2020年11月)
「拡張現実(AR)を巡る著作権法上の問題に関する基礎的考察」日本知財学会誌15巻3号(2019年3月)
「AR領域における商標の利用-拡張現実技術を用いた新たな使用態様を巡る現行法上の課題-」日本知財学会誌14巻3号(2018年3月)
「いかなる場合にパブリシティ権は表現の自由に優越するか:米国における近時のビデオゲーム関連判決を参考に」パテント68巻7号(2015年7月)