「社長」の本分―社会的価値を創出する思考力と実行力
- 本の紹介
- 目の前の雑務に精一杯で、思い描いた壮大な夢を忘れてしまっていないか――。社長が経営を行うために必要な能力・スキルを俯瞰し、あらためて夢の実現に向かうための1冊。
目次
第1章 経営環境の変化
1.環境変化に対応できないものは死ぬ
⑴ 努力すれば和式便器は売れるのか
⑵ ビジネス環境の大きな変化に関心を持っているか
⑶ 「会社の在り方」を変えなければ生き残れない
⑷ これから必要になるのは DX だけでなく,CX と PX
2.外部環境分析
第2章 ビジネスシナリオ
1.ビジネスシナリオ
⑴ ビジネスシナリオを作成する意義
⑵ ビジネスシナリオの構成・内容・作り方
1 「3つのこと」→「コンセプト」
2 「外部環境分析」→「求められること」
3 「コンセプト」→「すること」
4 「経営のテーマ」と「ビジョン・ミッション」
⑶ 内部環境分析
2.部門シナリオ
3.パーソナルシナリオ
4.ビジネスモデル
⑴ ビジネスモデルとは「儲けの仕組み」
⑵ ビジネスモデルの構成・内容・作り方
1 最終顧客,直接顧客は誰か?(顧客は誰か? 誰に売るのか?)
2 商品・サービスの価値は何か?(何を売るのか)
3 価値の提供方法は?(どうやって売るのか?)
4 コストと収益(儲かるのか?)
5.アクションプラン
第3章 マネジメント
1.マネジメントとは何か
2.マネジメントの8つの仕事
⑴ 方向性を示す
① ビジョン・ミッションを掲げる
② インボルブする
⑵ 組織を作る
③ 「チーム」を作る
④ 「仕組み」を作る
⑤ 仕事を任せる
⑶ 人を作る
⑥ 動機付けをする
⑦ 人を伸ばす
⑧ 公正に評価をする
第4章 財務分析と利益最大化
1.経営になぜ会計が必要なのか
⑴ 社長に必要な会計リテラシー
⑵ 社長が押さえておくべき「経営の原点」
2.経営の実態をリアルタイムで正しく把握し,利益を最大化させるための会計実務
⑴ タイムリーで正しい記帳
⑵ 月次決算と財務分析
① 財務分析とは,「今月の数字」と「過去の数字」の比較
② 財務分析の実践
⑶ 理詰めで利益を最大化させる
① 見えない経費の削減
② 原価管理(原価の管理)
③ 販売管理(売価の管理)
④ 適切な値決め
第5章 財務戦略と企業価値最大化
1.経理を変えれば会社は変わる!
⑴ 経理部は「経営の中枢部門」である
⑵ そもそも,経理部とは何をする部署なのか
⑶ 経理部の3段階の進化のプロセス
2.企業価値を高める
⑴ 企業価値とは何か
⑵ 企業価値を高めるための財務戦略
⑶ 企業価値を高めるための真の経理部の役割
⑷ 企業価値を高めるための成長ストーリーのディスクロージャー
第6章 マーケティング,イノベーション
1.売上を上げる方法
⑴ セールスの限界
① マーケティングをやらなさすぎ
② イノベーションを起こせなさすぎ
⑵ マーケティングの理想は,販売を不要にすること
⑶ イノベーションは,より大きな富を生みだす新しい能力をもたらすこと
2.マーケティング
⑴ 売上を上げるために必要な「マーケティング思考」
⑵ 売上を上げるためには,敵を知り,己を知ること
⑶ マーケティングとは,自分のことを知ってもらうための活動
3.イノベーション
⑴ イノベーションとは,Plan B を考えること
⑵ ビジネスモデルのイノベーション
① 最終顧客をズラす方法
② 商品・サービスの価値をズラす方法
第7章 経営哲学,リーダーシップ
1.いま渋沢栄一が注目される理由
⑴ 経営者は「利潤」と「道徳」を調和させよ
⑵ これから求められるサステナビリティ経営とは
2.経営理念
3.リーダーシップ
⑴ 自己変革(Self-Transformation)を起こす力
① 迅速な決断力
② 圧倒的な行動力
③ 継続する情熱
④ ポジティブ感情
⑤ 人を惹きつける人間力
⑵ 全従業員の Well-Being(幸福度)を高めていく力
⑥ すべてを引き受ける覚悟
⑦ 現場力
⑧ 自己犠牲の精神