会計コミュニケーションの理論

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船本 修三

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2011/04/26
A5判 / 208頁
ISBN:978-4-502-43770-0

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本の紹介
企業とステークホルダーとのコミュニケーションの媒体としての会計について考えることにより、社会科学の一部としての会計の本質、機能および構造を見つめ直す意欲作。

目次


会計コミュニケーションの理論
目次

第1章 会計コミュニケーション理論の基礎
 第1節 会計情報の本質
  1 出力基準
  2 簿記システム
 第2節 会計情報利用者と信頼性
  1 集計結果としての財務諸表
  2 会計情報有用性の必要条件と十分条件
 第3節 会計情報の検証可能性
  1 検証力ある客観的証拠と資料準拠性
  2 検証可能性とアリバイ症候群
 第4節 会計情報の表現的忠実性
  1 会計情報の信頼性の確証
  2 会計情報の表現的忠実性の分析

第2章 会計目的
 第1節 会計の基本目的と応用目的
  1 2つの企業目的と企業の社会的責任(CSR)
  2 会計の基本目的
  3 会計の応用目的
 第2節 会計の主体と客体
  1 会計の主体
  2 会計の客体

第3章 会計上の認識と測定
 第1節 会計上の認識
  1 会計とプラグマティズム
  2 認識の意味
  3 会計上の認識の本質
 第2節 会計上の測定
  1 属性と測度
  2 レリバンス
  3 属性のレリバンスと測度のレリバンス

第4章 会計上の合理性と因果性
 第1節 会計上の合理性
  1 会計における対象の2段性
  2 会計とコミュニケーション的合理性
 第2節 会計上の因果性
  1 テレオロギーと因果性
  2 因果性の本質
  3 会計における因果性の展開
 第3節 複式簿記と多式簿記
  1 分類的複式簿記と因果的複式簿記
  2 複式簿記の多式簿記への拡張可能性

第5章 会計表現
 第1節 会計表現の本質
  1 操作的定義
  2 勘定による表現
 第2節 会計表現の機能
  1 分 類
  2 比 較
 第3節 会計表現の構造
  1 勘定科目
  2 勘定金額
 第4節 会計の抽象過程
  1 集約と抽象過程
  2 抽象過程の基本問題
  3 会計の抽象過程

第6章 会計記号
 第1節 記号論の3分野
  1 記号論
  2 構文論
  3 意味論
  4 語用論
 第2節 会計理論の3類型
  1 会計理論評価の3局面
  2 構文論的会計理論
  3 意味論的会計理論
  4 語用論的会計理論
 第3節 会計記号化の基礎構造
  1 複式簿記 
  2 因果的分類
  3 費用と収益との対応

第7章 会計情報化
 第1節 エディプス効果
  1 エディプス効果の意義
  2 エディプス効果と会計上の予測
 第2節 衣裳哲学
  1 衣裳哲学の意義
  2 衣裳哲学と会計
 第3節 トレード・オフ
  1 目的適合性と信頼性とのトレード・オフ
  2 トレード・オフの本質
  3 トレード・オフの事例

第8章 会計政治化
 第1節 会計基準と会計基準設定
  1 会計基準の本質と類型
  2 会計基準設定と公益の概念
  3 会計基準の選択基準
 第2節 会計基準の経済的インパクト
  1 会計基準の経済価値
  2 会計基準が企業に与える経済的インパクト
 第3節 わが国企業会計制度と会計基準設定主体
  1 トライアングル体制
  2 トライアングル体制と企業会計原則
  3 会計基準設定主体
 第4節 会計政治化の本質

 【参考文献】
 
 索  引



著者プロフィール 船本 修三(ふなもと しゅうぞう)  
博士(商学)
昭和45年3月 立教大学経済学部経済学科卒業
昭和47年3月 立教大学大学院経済学研究科修士課程修了
昭和50年3月 大阪学院大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学
昭和62年4月 大阪学院大学商学部教授
平成6年4月 大阪学院大学流通科学部教授
平成12年4月 大阪学院大学企業情報学部教授(現在に至る)

〔主要著書〕
『企業情報の基礎理論』中央経済社 平成19年
『会計基礎論』中央経済社 平成9年
『会計情報システムの基礎理論』中央経済社 平成8年
『簿記基礎論』法政出版 平成3年
『会計情報論の基礎』中央経済社 平成元年






















著者紹介

船本 修三(ふなもと しゅうぞう)