

データ分析で読み解く日本のコーポレート・ガバナンス史
- 本の紹介
- データ分析の視点で日本のコーポレート・ガバナンス史を捉えた新機軸のテキスト。企業行動の歴史分析をデータ分析で行うための基本的な考え方、分析結果の解釈方法等も解説。
- 著者から
- コーポレート・ガバナンスの歴史とEBPM(証拠に基づく政策立案)への高い関心。これらを掛け合わせて学ぼうというのが本書の趣旨である。
前者は,戦前期におけるガバナンスの形成過程,メリット,デメリットの解説に重点を置きつつも,戦時期から今日にいたるガバナンスの特徴,変容,改革の内容に関しても扱っている。
後者については,データ分析を用いた研究成果を読みこなせるよう,データ分析の結果を解釈するうえでの基本的なトピックを説明するとともに,各章で分析結果を紹介する際に,着目点を図示して表すなどの配慮をしている。
本書を通読することで,日本のガバナンスの歴史を一望するとともに,実務,研究,政策の現場で用いられているデータ分析を理解するノウハウを獲得することが可能となろう。