計数感覚スキル入門―投資家目線の会社数字に強くなる

玉木 昭宏

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2022/09/06
A5判 / 184頁
ISBN:978-4-502-44301-5

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本の紹介
会社数字と企業活動との関係を読み解く「計数感覚」を磨こう! これからの企業人材に必須となる計数感覚を学ぶために必要な会計&ファイナンスの基礎知識をやさしく解説。

目次

はじめに 

第1部 アカウンティングを学ぶ
第1章 ビジネスにおける収益性の分析と評価
 1 売上高の意味合い
 2 売上総利益とは?
 3 営業利益とは?
  【コラム:株主が営業利益を重要視する理由とは】
 4 損益分岐点分析の有効活用

第2章 ビジネス以外の収益・費用の分析と評価
 1 経常利益と営業外収益/費用
  【コラム:持分法による投資利益/損失とは】
 2 投資家が評価しない利益とは?
 3 最終利益は誰のもの? ~当期純利益~

第3章 バランスシートの評価・分析アプローチ⑴安全性分析
 1 バランスシートの構造〜全体像〜
 2 バランスシートを分析するアプローチ
 3 安全性を評価するアプローチ
 4 有利子負債とは?
 5 株主資本,自己資本,純資産

第4章 バランスシートの評価・分析アプローチ⑵効率性分析
 1 効率性分析とは? 〜回転率と回転期間〜
 2 効率性分析⑴運転資本とCCC
 3 固定資産の基礎知識
  【コラム:永久差異と一時差異】
 4 効率性分析⑵長期投資の活用度
  【コラム:リース会計の黒船“IFRS16号”】
 5 のれんとM&A

第5章 キャッシュフロー計算書
 1 キャッシュに含まれるもの
 2 キャッシュフロー計算書の役割
 3 キャッシュフロー計算書の構造
 4 キャッシュフロー計算書の分析的な読み解き方
 5 財務諸表分析のフレームワーク
  【コラム:有価証券報告書の読み方】

第2部 ファイナンスを学ぶ
第6章 株主価値,企業価値,フリー・キャッシュフロー

 1 アカウンティングとファイナンス,2つの分野
 2 企業価値と株主価値
 3 何年先までのフリーCFを取り込むか?
 4 現在価値と将来価値
 5 利回りとリスクの関係
 6 CAPM理論とは?
 7 資本コスト(WACC)とは?

第7章 投資案件を評価するアプローチ
 1 回収期間法
 2 正味現在価値(NPV)
 3 内部収益率(IRR)

第8章 企業の株価算定アプローチ ―バリュエーション―
 1 インカムアプローチ(DCF法)
  【コラム:地域や事業のリスク評価とバリュエーション】
 2 コストアプローチ(時価純資産法)
 3 マーケットアプローチ(マルチプル)
  【コラム:マルチプルと非流動性ディスカウント】

第9章 最適資本構成と株主還元
 1 最適資本構成とは?
 2 株主還元の評価指標⑴TSR
 3 株主還元の評価指標⑵配当性向
 4 株主還元の評価指標⑶DOE
  【コラム:自社株購入の効果とは】
 5 PERとPBR

第10章 代表的な経営管理指標の特徴と分析手法
 1 ROA(総資産利益率)
 2 ROE(自己資本利益率)
 3 ROIC(投下資本利益率)

あとがき 

著者紹介

玉木 昭宏(たまき あきひろ)
[プロフィール]
立教大学社会学部卒。米国にてMBA取得後,プライスウォーターハウス・ニューヨーク事務所に入所。日米大手企業の会計監査,コンサルティングに従事する。
その後,有限責任監査法人トーマツなどを経て,2006年,株式会社サイファを設立。
大手企業の幹部候補者や管理職を対象に,事業戦略立案,財務分析などをテーマにした企業研修およびコーチングを行う。エイベックス株式会社社外取締役監査等委員,立教大学大学院経済学研究科講師を兼任。米国公認会計士。

担当編集者コメント

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