見解の相違を解消するヒント―最新の裁決例が解き明かす5つの視点

北村 豊

定価(紙 版):2,530円(税込)

発行日:2022/11/30
四六判 / 224頁
ISBN:978-4-502-44761-7

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本の紹介
「見解の相違」を解消するために、その原因の大半である事実認定の問題に言及。フレームワークから繙き、最新裁決例20件から解き明かされた5つの視点ををもとに解説。

目次

第Ⅰ章 見解の当否は証拠の評価で決まる
1 見解の相違のほとんどは事実認定の問題です
2 4つのコンセプトを用いて事実を推理しよう
3 実際の裁決例に当てはめて考えてみよう
4 裁決例は証拠の評価に関するヒントの宝庫

第Ⅱ章 見解の相違を解消するヒント
1 契約書の判子が推理の出発点
2 相手方の話と合致しているか
3 客観的事実と符合しているか
4 納税者の自白は誤認の元となる
5 当を得た経験則は武器になる

第Ⅲ章 最新の裁決例が解き明かす勝負を決めた5つの視点
1 契約書の判子が推理の出発点
2 相手方の話と合致しているか
3 客観的事実と符合しているか
4 納税者の自白は誤認の元となる
5 当を得た経験則は武器になる

第Ⅳ章 見解の相違にお悩みの方へ

著者紹介

北村 豊(きたむら ゆたか)
[プロフィール]
DT弁護士法人
弁護士・税理士・ニューヨーク州弁護士。

税務調査の延長戦を通じて,税務をもっとフェアにすることを目指しています。
受任した多数の税務調査の延長戦で,納税者の見解が認められています。
納税者の見解が認められた最近の案件として,CFC税制に関する税務訴訟(2022年),みなし譲渡所得に関する審査請求(2022年),法人の受贈益に関する審査請求(2022年),組織再編成税制に関する審査請求(2021年)等があります。

長島・大野・常松法律事務所,金融庁金融税制室課長補佐,京都大学法科大学院税法事例演習講師,EY弁護士法人創設パートナー等を経て,現在は,DT弁護士法人で,再調査請求・審査請求・税務訴訟サービスの担当パートナーを務めています。
東京税理士会麹町支部研修部員,International Fiscal Association日本支部理事。東京大学(法学士・法学修士),ミシガン大学(LL.M.)、ニューヨーク大学(LL.M.in Taxation) 卒。

連絡先アドレス:yutaka.kitamura@tohmatsu.co.jp

[主な著作]
【連載】「見解の相違を解消するヒント」を『税務弘報』69巻1号(2021年)から

『争えば税務はもっとフェアになる』(2020年)